「海辺の金魚」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

海辺の金魚の紹介:2021年6月25日公開の日本映画。『ビューティフルドリーマー』などに出演し、自主映画製作や文筆業など幅広く活動する小川紗良が監督を務めた人間ドラマ。小川監督が脚本と編集も担い、身寄りのない子供たちが過ごす施設にいる人々の葛藤や心の成長を描く。主人公を『脳天パラダイス』などの小川未祐、彼女と心を通わせていく少女をオーディションで選出された花田琉愛が演じ、『いのちスケッチ』などの芹澤興人、『放課後ソーダ日和』シリーズなどの福崎那由他、ドラマ「ワカコ酒」シリーズなどの山田キヌヲらが共演する。

あらすじ動画

海辺の金魚の主な出演者

瀬戸口花(小川未祐)、晴海(花田琉愛)、高山勉(芹澤興人)、大野貫太(福崎那由他)、瀬戸口京子(山田キヌヲ)

海辺の金魚のネタバレあらすじ

【起】– 海辺の金魚のあらすじ1

海辺の金魚のシーン1

画像引用元:YouTube / 海辺の金魚トレーラー映像

波打ち際で浅い波に足を濡らしながら、瀬戸口花が泣きじゃくっていました。花は嗚咽を洩らしながら海に入ると、そのまま波に膝をついて海に手を入れています…。(このシーンは映画終盤で出てきます)

鹿児島県阿久根市。夏。

小さな金魚鉢には、1匹だけ金魚がいました。その金魚に花が餌をやります。金魚にはポンプが設置されており、静かな居間にはポンプの音が響きます。その静寂を破ってドアチャイムが鳴りました。花は玄関へ移動します。

外は雨でした。にわか雨に濡れた施設長の高山勉が、入所したばかりの女児・晴海を招きます。「あがってあがって」と晴海に声をかけて家にあげていたので、花は「タオルを持ってくる」と声をかけます。

瀬戸口花がいるのは、『星の子の家』という児童養護施設です。そこには事情があって親と暮らせていない子どもたちが、大勢集まっています。花もそのひとりで、今年18歳になろうとしています。施設長は高山勉で、施設の子どもたちからは「タカ兄(にい)」と呼ばれて慕われています。施設の子たちは自分よりも年下の子どもを世話するのがしきたりで、施設で最年長の花は、みんなのまとめ役をしたり、高山を手伝って炊事をしたりしていました。

この日、児童養護施設に入所してきた晴海は、まだ8歳の女児でした。施設の玄関口に誰かのランドセルが置かれたままになっていたので、花はついでに片づけます。散らかった部屋を片付けながら花は晴海に声をかけました。「ここにいる人は怖くないよ」と言います。

晴海はやってきたばかりということもあり、施設にまだ打ち解けていませんでした。それを気にかけながら花は、他の子どもたちの世話をします。

その日の夕食の後、施設のみんなが花の誕生日を祝ってくれます。その日、花は18歳の誕生日を迎えました。抱負を聞かれた花はすぐに即答できずに沈黙し、考え込みます。晴海の歓迎会も兼ねると高山が言いますが、肝腎の晴海はそこにいませんでした。さっき空腹ではないかと他の施設の少年に言われた時に、晴海の腹が鳴りました。空腹に対しての問いに首を振って否定したのに腹が鳴ったので、晴海は席を立っていったのです。花は呼びに行こうとしますが、「そっとしとけ」と言われます。

高校を卒業すると、施設を出ていく予定です。高山に来年からのことを聞かれた花は、「働こうかと思って」と答えました。高山は意外そうな顔をしました。先日まで花が大学進学を視野に入れていたことを高山が指摘し、花は「奨学金の要綱を見ていたら、親のサインが必要だったから」と言います。高山は、それはどうとでもなるといい、それが理由で大学進学をあきらめることはないと答えました。

お風呂に入った花は、他の施設の子どもたちに絵本を読んであげます。その後、花もいつの間にか眠り込みました。

翌朝、起きた花は1階の居間で子どもたちが揉めていると知ります。おりていくと、部屋には晴海が肌身離さず肌持ち歩いているうさぎのぬいぐるみとフォーク、びりびりに破かれた朝刊が散らばっていました。顔を洗って花は子どもたちの話を聞きます。

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