映画:火天の城

「火天の城」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

映画「火天の城」の感想

ライターの感想

職人の頑固な生きざまが印象深い作品です。 「見せ場」は岡部又右衛門(西田俊行)の人柄にせまる部分。城の建築に用いる大木を、岡部みずからが木曽に出向きその目で探すくだりで、中でも大庄屋陣兵衛(緒方直人)と一匹の魚を二人で分け合う場面は、見る者を温かい気持ちにさせます。 尚、この映画の難解な部分は、腕のある建築家である岡部が、なにゆえ完成間近に崩れるような建造物を建てたのか?この話の伏線である石工頭の戸波清兵衛(夏八木勲)が守ろうとする大岩を撤去した関係上、周辺の地盤は崩壊。完成間近の城に基礎工事の不具合が生まれ、結果、大きな問題を誘発したと考えればシックリきます。豆知識は、かつて安土城は吹き抜け構造説が一般的でしたが、近年では、この映画にあるよう、大黒柱が存在したとの意見もあります。
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