「灼熱の肌」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

灼熱の肌(2011)の紹介:2011年制作。若い画家と女優の妻との関係が破綻していく様を描いている。フランスの名匠、フィリップ・ガレルが監督を務めた作品。彼の息子のルイ・ガレルと父モーリス・ガレルが出演し、ヒロインを務めるのはモニカ・ベルッチ。

予告動画

灼熱の肌の主な出演者

アンジェル(モニカ・ベルッチ)、フレデリック(ルイ・ガレル)、フレデリックの祖父(モーリス・ガレル)、エリザベート(セリーヌ・サレット)、ポール(ジェローム・ロバール)

灼熱の肌のネタバレあらすじ

【起】- 灼熱の肌のあらすじ1

ポールは友人の紹介で、画家のフレデリックの家を訪ねて絵を見せてもらいます。フレデリックには、イタリアで女優をしているアンジェルという妻がいました。
俳優をしているポールは、映画の端役をすることになり、そこでエリザベートという女性と知り合います。彼女もまた、映画の端役で出演していました。
ポールがエリザベートに声をかける姿を見て、助監督のロランは付き合っているの?と聞きます。
ポールとエリザベートは一夜を共にし、付き合うことになりました。エリザベートは無一文の男性とは付き合えないと考えていました。
ポールは自分が無一文だと言います。エリザベートは端役でも稼いでいるじゃないの、と言います。
エリザベートは質素な暮らしで良いと考えていました。愛をくれればそれで良いのです。
フレデリックは気が向きませんでしたが、ローマに引っ越します。彼に呼ばれて、ポールとエリザベートは豪邸を訪ねます。
ポールはフレデリックに絵を見せてもらいます。彼は気が向いたらあげるスタンスで、お金をとることはありませんでした。ポールはお金があるからできるのだと言います。
元々、ポールも画家を志望していましたが、映画のほうが合うかと思って変更しました。いつかフレデリックを題材にした脚本を書くよと約束します。

【承】- 灼熱の肌のあらすじ2

アンジェルは衣装で着た服をエリザベートに見せてあげます。そして一着あげることにします。
その時に、クローゼットから大きなネズミが顔を出します。アンジェルの叫び声を聞いて、フレデリックは急いで駆けつけ、彼女を抱きしめます。
ポールとフレデリックは仲が良く、一緒にいる時間が多くありました。その様子にエリザベートは嫉妬をします。
フレデリックは、ここに住めば良いと言います。ポールは変人だなと笑いながら応じます。
ある日ダンスに行って、アンジェルは楽しく男性たちと踊ります。その様子を見て、フレデリックは娼婦みたいだったと言います。
アンジェルは支配されることが嫌で、フレデリックの考えに耐えれなくなっていました。元々、フレデリックが娼婦を買って浮気を始めたのがきっかけです。それからアンジェルとの関係はなくなり、彼女もまた他の男性たちと遊ぶようになりました。そのことをエリザベートに相談するアンジェルでした。
しかしアンジェルが帰ってくると、フレデリックからの謝罪のメモが残されていました。フレデリックは愛しているとアンジェルに伝えます。
4人で夕食をとっていると、ロランがやってきます。フレデリックが呼んでいたのです。ロランがポールたちと知り合いで驚くフレデリックでした。
実はロランはアンジェルと不倫関係にありました。フレデリックが知らない時に、二人は密会してホテルで愛し合っていたのです。

【転】- 灼熱の肌のあらすじ3

ある日、皆で出かけることになります。友人のアシルも一緒に行きます。しかしアンジェルは気分が悪いと、一人だけ行きませんでした。彼女はロランと愛し合い、教会に行きます。
フレデリックら4人はお酒を飲んだりと楽しく過ごします。アシルは少しは金を出せよとポールに言います。ポールは金がないんだと答えます。
アシルは良いやつでしたが、裏表が激しいです。ポールはそのことをエリザベートに話します。
自宅に帰ってきたフレデリックは、アンジェルから真実を聞きます。アンジェルはもう隠しておくが出来ませんでした。そして彼女は家から出ていきます。
フレデリックはしばらく泣き続けていました。ポールは彼を心配します。
エリザベートは関わりたくないことから、泣きながら出ていくことにします。ポールは彼女を引き止めに追いかけます。
晴れてロランは、アンジェルが主演の映画の監督に抜擢されます。フレデリックは撮影場所の様子を見に行きます。
演技をしていたアンジェルでしたが、フレデリックが見ていると叫びます。演技を途中で止めて去っていきます。フレデリックは車に乗って帰ります。
ポールは映画の端役の仕事を得て、エリザベートとホテル住まいをします。そしてある日、エリザベートが妊娠したことが分かります。金のないこともあり、ポールは子供を育てれるか不安になります。
エリザベートは前々からこうなれば良かったと言います。空っぽだったのが不安だったのです。

【結】- 灼熱の肌のあらすじ4

ポールとエリザベートはパリへと行くことにします。そしてレアと名付けた子供が生まれ、ベビーカーを押して道を歩いていると、偶然にもフレデリックと会います。
久しぶりの再会をして、フレデリックは明日会おうと約束します。また、アンジェルとロランが別れたと言います。アンジェルは別の男性と付き合っているそうです。
去っていくポールとエリザベートを止めて、フレデリックは明日はイタリアに帰ることから、やはり来週にしようと提案します。ポールは了承します。
その夜、フレデリックは車に乗って、猛スピードを出して走ります。自ら木にぶつかって、病院へと運ばれます。その知らせを聞いて、ポールは病室に向かいます。
フレデリックは自ら突っ込んだこと、自分が死ぬことを話します。また、祖父が裕福だったけれど、ポールと同じでコミュニストだったと話します。
話しを聞いた後、ポールは病室を去ります。これがフレデリックとの最後の対面となります。
フレデリックの目の前に祖父が現れます。死ぬことをほのめかす孫を見て、祖父は生きる理由として妻のことを持ち出します。
フレデリックは妻は他におらず、それなのに失ったのだと話します。そして自分が死ぬことを悟ります。
フレデリックのお葬式が執り行われます。ポールは教会を出て、歩いて車に向かいます。

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みんなの感想

ライターの感想

この映画は破綻していく資産豊富な夫婦と、金はないけれど幸せな家庭を築いていくカップルとを、友人同士にして重ねて描いています。その二組の対照的な見せ方に、人生には様々な道があるのだと伝えてきます。
今作は、自然や町並みなど美しい映像と共に映し出されます。穏やかで癒やされるだけでなく、ダンスの場面では人の踊る姿がここまで美しいのかと思わせてくれます。
モニカ・ベルッチの魅力があるからこそかもしれませんが、目が離せなくなる場面でした。彼女だけでなく、ルイ・ガレルの泣くシーンでの演技力の凄さには驚かされました。
さらに音にもこだわりを感じられ、エンディングの切ないメロディーには聞き入ってしまいます。余韻の残る映画であり、また見てみようと思ってしまう、大人が楽しめる作品だと思いました。

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