「燃えよ!失敗女子」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

燃えよ!失敗女子の紹介:2019年製作の日本映画。ガールズユニット“TEAM SHACHI”主演の青春群像劇。由美、順子、京香、美奈子の4人は、『東京女子』というドキュメンタリー映像の撮影に協力することになる。ところが、それぞれの夢に向かっていた彼女たちは、やがて限界を迎えてしまい……。出演は「クハナ!」の秋本帆華、「映画 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A」の咲良菜緒。監督は「黒蝶の秘密」の仁同正明。

あらすじ動画

燃えよ!失敗女子の主な出演者

秋本帆華(木村由美) 坂本遥奈(大石美奈子) 大黒柚姫(小橋京香) 咲良菜緒(野口順子) 佐藤真弓(高倉) 佐々木心音(杉山) チョーヒカル(秋山ひろ子) 平田敦子(カメラマン) 岩崎う大(住人) 平井“ファラオ”光(舞台演出家) マックン(ディレクター) FROGMAN(ナレーション)

燃えよ!失敗女子のネタバレあらすじ

【起】– 燃えよ!失敗女子のあらすじ1

燃えよ!失敗女子のシーン1

画像引用元:YouTube / 燃えよ!失敗女子トレーラー映像

『ザッツ・ノンフィクション』というテレビ番組は、ドキュメンタリーです。その番組で「東京女子」という特集を組むことになりました。地方から上京してきた若い女性4人が、それぞれの夢に向かって努力していく様子を撮影するのです。

インタビューのような形式で映像が展開されます。

1人目は女優を目指す19歳の木村由美です。女優志望だけあって、道を歩いていると目を引くタイプの女性です。由美は上京して養成所に通いながら、女優になる夢を追っています。

女優になることを初めて意識したのは、幼稚園のときだそうです。幼稚園でシンデレラの劇をすることになり、シンデレラの姉役をしたときに目覚めたと言います。セリフひとつとっても演技が何通りもあると言った由美は、観客がトラウマになるような演技をしたいと話しました。

由美は道を歩きながらディレクターの取材に答えていましたが、足をくじいたと言い出しました。本気にして心配するディレクターに「いまの、演技です」と答えると、ディレクターの心配げな様子をマネしながら「いまのも覚えた」と話して笑いました。通行人の中年男性が大騒ぎする由美を見ながら通り過ぎましたが、由美は気にならないようです。

由美は女優を目指すいまが楽しくてならないらしく、「楽しいは正義」と言いました。

2人目は、ギターを背負った19歳の野口順子という女性です。不機嫌そうな顔をした順子は、取材に答えて「いやこれが通常モード」と答えます。

ずっと地元から出たかった順子は「生まれる場所を間違えた」と話しました。どこで生まれたかったかと聞くと、「ニューヨーク?」と答えて笑います。

上京の理由を聞かれた順子は、好きなバンドのライブを見たいから、バンドと同じ東京に住みたいと考えたと話しました。好きなバンドとは『オモチャ箱ライダーズ』というインディーズバンドです。スタッフが知らないで「ライダース」と復唱すると、順子は露骨にむっとして「ライダーズ」と訂正します。

「バコライ(オモチャ箱ライダーズの略称)」を見て救われた順子は、「私も音楽で誰か救えたらな」と漏らしました。オモチャ箱ライダーズの影響でギター演奏を始めたらしく、バンドを目指すと話す順子はどこかのビルの階段に座ってギターを披露しようとします。「でもオンエアしないでよ」と前置きして、演奏を始めます。

3人目は、部屋でマンガを描いている女性、小橋京香です。そのままカメラの前でイラストを描き上げた京香は絵を褒められて、まだ趣味だけれどもゆくゆくは漫画家になりたいと認めました。但し、マンガのストーリーを考えるのが苦手だと言います。

ベッドに腰かけて、京香は中野ブロードウェイのよさについてテンション高めに話します。時刻は午前3時で、この取材は夜中に受けていました。そのうちに京香はベッドに横になって泣き始めます。

京香は先ほどの「マンガのストーリーを考えるのが苦手」という発言を訂正します。ストーリーを考えるのが好きだったのですが、学生時代に自分の考えたマンガにパクリ疑惑が浮上した経験でつらい想いをしたのだそうです。「信じないならいいですよ」とスタッフの前で泣き続けた京香は、布団をすっぽりかぶります。

4人目は路上でダンスに励む19歳の女性、大石美奈子です。美奈子は取材に答えて「ダンサーになりたいけど無理っていうか」と答えました。

美奈子は実は都内の大学に通う、女子大生でした。ダンスに打ち込んでいるのは「ダンスを嫌いになるためかも」とカメラの前で話します。両親が勧める大学に進学した美奈子は、ダンスのプロになるかやめるかを決めるために励んでいました。

ダンスをあきらめるために必死に打ち込んでいるのかもしれないと話す美奈子は、両親との仲はよく両親を尊敬していると答えました。「パパとママ、めっちゃリスペクトなんで」と言いながら美奈子が背を向けて肩を落としたので、ディレクターたちは「いい話なのに」と意外そうにしました。美奈子は「楽しいです。でもらくじゃない」と答えます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「燃えよ!失敗女子」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×