映画:猫は抱くもの

「猫は抱くもの」のネタバレあらすじと結末

猫は抱くものの紹介:2018年6月23日公開の日本映画。大山淳子の同名小説を、沢尻エリカと吉沢亮共演で犬童一心が映画化。スーパーで働く元アイドルのアラサー女性、沙織は、日々の出来事をロシアンブルーの猫・良男に打ち明けていた。やがて良男は、自分が人間で、沙織の恋人だと思い込むようになり…。

あらすじ動画

猫は抱くものの主な出演者

大石沙織(沢尻エリカ)、良男(吉沢亮)、後藤保〔ゴッホ〕(峯田和伸)、キイロ(コムアイ)、老猫(岩松了)、サビ/スナック客(藤村忠寿)、サバトラ/サニーズのファン/カラオケ店員(内田健司)、黒猫/高橋の友人(久場雄太)、茶ブチ/スーパー店員/スナックのママ(今井久美子)、キジトラ/バラエティ番組MC(小林涼子)、黒白ブチ/サニーズのトッキー(林田岬優)、ヒョウ柄/スーパー店員(木下愛華)、縞三毛/中山帆乃(蒔田彩珠)、サニーズのナッツン(伊藤ゆみ)、サニーズのみるみる(佐藤乃莉)、サニーズのりんりん(末永百合恵)、高橋良男/ササキ(柿澤勇人)

猫は抱くもののネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ロシアンブルーの子猫・良男は猫。元アイドルで現在はスーパー店員の沙織に倉庫でこっそり飼われているが、良男は自分を人間と思っている。沙織が失恋した日、良男は沙織を追いかけて迷子になり、猫のたまり場へ行く。 ②沙織は絵描き志望のゴッホのモデルになる。それを見た良男は自分が猫だと認めた。沙織は歌の仕事を続けつつ、猫の良男と暮らす。

【起】- 猫は抱くもののあらすじ1

猫は抱くもののシーン1 少し田舎の、田園風景が広がる日山町。

その町の片隅には小さな川があり、かかっている橋は通称「ねこすて橋」と呼ばれていました。
そこには野良猫が、10匹以上います。
野良猫たちは餌付けするおばちゃんというスポンサーもあり、さほど不幸ではありませんでした。
お腹が満ちた後は、猫たちは思い思いに好きな時間を過ごします。

(ここから映画は舞台風。猫も擬人化される)

夜になると、降ってきた雪を見た三毛猫のキイロが、昔の飼い主、ゴッホのことを忘れられていないじゃないかと、みんなにからかわれます…。


その川とは違う場所。
スーパーの裏の倉庫で、ロシアンブルーの子猫、良男(よしお)が飼われていました。
良男をこっそり飼育しているのは、スーパーの店員女性・大石沙織です。

沙織は10代の後半のある時期、5人組のアイドルグループ『サニーズ』のメンバーとして、芸能界に所属していた女性でした。
ただし『サニーズ』は中途半端なアイドルで、ヒット曲はヒットチャート3位にランクインした『ロマンス交差点』たった1曲です。あとは売れずでした。
3年ほどでグループを解散したものの、沙織はまだ、歌うのが好きです。
仕事終わりには、ひとりでカラオケ屋に足を運ぶこともあります。

ペットショップで売れ残り、大きくなったために半額セールで別のケージに移動になった、ロシアンブルーの子猫を見つけた沙織は、衝動的に買いました。
ところが自宅のアパートは、犬猫飼育不可です。
そこで沙織は勤務先のスーパーの倉庫で、こっそり良男を飼いました。
いっぽうで、ペット飼育可の物件を探しています。良男をきちんと飼う気はあるのです。

沙織は就業時間外に倉庫へやってきては、良男に餌をやりつつ、その日にあったことや、夢を語りました。

【承】- 猫は抱くもののあらすじ2

猫は抱くもののシーン2 それは多分に、沙織にとって都合のよい内容になってもいますが、話を聞く良男は猫なので、不満ひとつ言いません。
それどころか、良男は沙織の話を聞きながら、「自分は人間だ」と思い込んでいます。


ある日、沙織の働くスーパーで万引きをする女子高校生・中山ほのがいました。
ほのは常習犯のようで、自宅は留守だから叔父を呼んでくれと言います。
ほのを迎えにやってきたのは、後藤保という男でした。ほのは後藤を「ゴッホ」と呼んでいます。それは「保(たもつ)」という下の名前が音読みで「ホ」と読めるので、苗字の最初の文字「ゴ」とひっかけ、また後藤が画家の卵だからでもありました。

ゴッホとほのの、少し複雑な関係を見た沙織は、その日も良男に、自分の考えを聞かせます。
沙織いわく、ゴッホはまだ独り立ちできるほど絵が売れておらず、ほのの母にあたる姉から生活費を工面してもらっていること、ほのは叔父であるゴッホのことを好きで、気を引きたくて万引きを繰り返していること…そういったことを想像しました。
さらに、ゴッホの服に黄色い絵の具がついていたことを思い出した沙織は、ゴッホはたぶん三毛猫を飼っているだろうとイメージします。


休日、沙織は本社の上司・高橋と、ハイキングのデートをしました。
高橋は、沙織がひそかに憧れている男性で、猫に「良男」とつけたのも、高橋の名前からです。
デートした丘でゴッホの家を見かけた沙織は、ゴッホが想像どおりに三毛猫を飼っているのを嬉しく思いました。
誘われるまま、沙織はそのまま高橋と関係を持ちます。

その後も沙織は高橋と関係を持ちました。
夢心地の沙織ですが、ある日、沙織は衝撃的なことを知ります。

【転】- 猫は抱くもののあらすじ3

猫は抱くもののシーン3 沙織が会社終わりに行ったカラオケ屋で、高橋は「沙織がアイドルグループ『サニーズ』のさおりんだと知っていて付き合っていた」「本命が別にいる」と、他の男友だちが言っていたのを、沙織は耳にしました。
傷ついた沙織は倉庫に戻ると、もう男は良男(猫の)だけでいいと、猫に言います。


沙織は帰宅しますが、猫の良男は沙織が気にかかり、倉庫を抜け出しました。
沙織のところへ行こうとして、川へ落ちておぼれます。

(注:ここはアニメーションで描かれる)

ほうほうの態でたどりついたのは、ねこすて橋でした。
そこには飼い主たちに捨てられた猫たちが、たむろしています。
良男は自分を人間と信じているので、猫たちの言うことを相手にせず、沙織のところへ行こうとしました。

事情を聞いたキイロが、いっしょについていこうとします。
キイロは、飼い主のゴッホになついていたのですが、飼い主を好きな女・ほのの手によって、捨てられていました。


沙織はその後、いなくなった良男を探します。
同じく、いなくなったキイロを探すゴッホと出会った沙織は、いっしょに探しました。

良男もキイロとともに移動しつつ、生い立ちについて話します。
良男はホームセンターで半額になった際に、沙織と出会いました。
キイロはそれを聞いて、良男に「猫であることを認めるべきだ」と言います。

(注:ここだけミュージカル調)


良男を探しつかれた沙織のところへ、芸能界から呼び出しの電話がかかります。
それは、「懐かしのミレニアム(2000)アイドル同窓会スペシャル」という単独バラエティで、かつて一時流行した6組のアイドルを呼び、競わせるというものでした。
優勝したチームだけが、かつてのヒット曲を歌うことができるという、屈辱的な内容です。

【結】- 猫は抱くもののあらすじ4

猫は抱くもののシーン2 それでも必死になった『サニーズ』は、なんとか優勝を果たしました。
しかし時間の枠の関係で、アイドルの衣装に着替えることなくジャージのまま、しかもエンディングのテロップや協賛が、かぶせられている状態です。

こんなつもりじゃなかったと、ぶぜんとしながら沙織が帰宅すると、良男に似た猫がいました。
沙織は必死で追いかけますが、それは良男ではありませんでした。
沙織はゴッホを思い出し、夜にゴッホの家を訪問します。

ゴッホは沙織が出演した番組を見ており、励ますためにクラブへ連れていきます。
「アイドルの隅っこなんて恥ずかしいって、自分がずっとそう思ってたんだろう」
ゴッホに指摘されたとおりでした。沙織は傷つき、ゴッホにもやり返したくて傷つくことばを吐きます。
「媚を売ってでも、絵を売ろうとしたことがあるのか。私は、恥ずかしことをいっぱいやった。それがあんたに分かる?」

…ゴッホは「分かる」と答えました。
(どうやら沙織のファンだったようで、詳しい情報を知っている模様)
「泣きたいときに、なんで笑うんだ」
そう声をかけられた沙織は、ゴッホのモデルになります。
ゴッホは沙織を見て筆を走らせ、次々に作品を仕上げました。
沙織も黙ってモデルを務めます。

その様子を見たキイロと良男は、圧倒されました。
良男は涙をこぼしつつ、自分は人間ではなく猫だと認めます。


絵ができあがったとたん、沙織は颯爽とした足取りで、その場を去りました。
良男を見つけた沙織は、抱っこをします。
良男を連れ帰った沙織は、良男のためにいい部屋を探そうと決意しました。


後日。

沙織は「歌が好きな自分」を認め、横浜にある結婚式場で歌うバイトをしています。
引っ越しもしました。良男と一緒に住んでいます。
クリスマスの時期に入った店に、自分をモデルにしたゴッホの絵が飾られているのを見ました。

みんなの感想

ライターの感想

お芝居みたいな映画。そして実際、お芝居っぽく演出している。
途中、アニメーションになったり、ミュージカル調になるのも、犬童一心ならではのもの。
わざーと猫を擬人化してるんだろうけど、今回はそれがやや乱雑に見えた。
凝ったつくりにしたかったのか。
それならば沙織とゴッホ(キイロと良男)にきちんと絞りこむべき。
ねこすて橋の猫たちは、いらんかった~。

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