「王様と私」のネタバレあらすじと結末の感想

王様と私の紹介:1956年に製作されたミュージカル映画で、19世紀のシャム国(タイ王国)を舞台に王様とイギリス人女性家庭教師アンナとの衝突と交流を描く。第29回アカデミー賞では、ユル・ブリナーの主演男優賞、ミュージカル映画音楽賞を含む最多5部門を獲得した。国王とアンナのダンスシーンで使用された楽曲「Shall we dance?」は、後に世界的に知られる名曲となった。

王様と私の主な出演者

王様(ユル・ブリナー)、アンナ(デボラ・カー)、タプティム(リタ・モレノ)

王様と私のネタバレあらすじ

【起】- 王様と私のあらすじ1

1862年、一人のイギリスの未亡人女性とその息子がシャム国に降り立ちます。女性の名前はアンナ、シャム国の近代化推進のためにシャムの王様の子どもたちの教育を任されていました。しかし、王様との初対面は最悪なものとなりました。アンナたち親子の家を用意するという事前の約束を破る王様にアンナは強く反発したのです。結局、アンナは仮住まいとして宮殿に住むことに。その一方で、王様は恐れを知らないアンナの態度を好ましく感じていました。
宮殿生活で、アンナはビルマからシャム王への貢ぎ物としてやって来た女性タプティムと親しくなります。故郷の恋人のことが忘れられず思い悩むタプティムに、アンナは思いを断ち切らないよう励ましの言葉をかけます。
ときを同じくして、王様もまたある問題に頭を悩ませていました。ヨーロッパ列強から国を守るために隣国と同盟を結ぶべきか否か…国の存亡がかかったこの政治問題に王様は正しい答えを見つけられずにいたのです。

【承】- 王様と私のあらすじ2

世界の本当の姿を教えるアンナの授業に、子どもたち、后たちは夢中になっていました。授業を見学した王様は、タプティムが手にする「アンクル・トムの小屋」に興味を示します。アンナが奴隷制を批判した本と説明すると、王様は奴隷解放を進めるアメリカのリンカーンに賛同します。封建的思考の王様に、変化が現れ始めていました。
ある晩、王妃がアンナを訪れ、イギリスからの侵略の危機に苦しむ王を助けて欲しいとアンナに望みます。その願いに従い、アンナは恭しい態度で王様と問題を話し合います。二人の結論は、シャム国の真実をイギリスに伝えるためにイギリス大使をもてなす宴を開くというもの。西洋風のもてなしと、シャム国版の「アンクル・トムの小屋」の演劇の準備にアンナは大至急とりかかります。
王様は家族や部下、アンナを引き連れ仏の前で成功を祈願し、アンナに家を与えることも仏に約束。アンナは感激の表情を隠せませんでした。その裏で、タプティムの恋人ルンタはタプティムの救出を計画していました。

【転】- 王様と私のあらすじ3

いよいよイギリス大使を歓迎する宴が始まりました。イギリス大使の一人、エドワードはアンナの古い友人で、二人は親しげに話し始めます。すでに夫を亡くしたアンナに、エドワードは愛の告白をしますが、それは二人の様子を不満げに見ていた王様により制止されてしまいます。
西洋風にあしらわれた豪華絢爛な空間で王様はイギリス大使と会話を楽しみ、やがて演劇の上演の時間に。物語の語り手はタプティムで、愛を求め残虐な王から逃げる奴隷の物語は大絶賛を受けます。
宴が終わり、王様は礼としてアンナに美しい指輪を贈ります。しかし、王が死ぬという演劇の結末に王様は大きな不満を感じていました。女は愛を自ら求めず、ただ男に愛されるのを待てばいいというのです。アンナは「一人の男が一人の女を愛す」というイギリス流の愛の形を王様に紹介。舞踏会でかつて感じたときめきを伝えるために、アンナは王様とダンスを始めます。王様とアンナとの距離は確実に縮まっていました。

【結】- 王様と私のあらすじ4

ダンスに興じる二人の前に宰相が現れ、タプティムが恋人とともに駆け落ちしたことを報告しました。捕らえられたタプティムに自らムチを打とうとする王様をアンナは必死に止めますが、王様は完全に分別を失っていました。アンナに「野蛮な王」と非難された王様は、結局ムチ打たずその場を去って行きました。
もはや王様を理解できないアンナは帰国を決意、先ほどもらった指輪を宰相に預けてしまいます。ところが帰国当日の夜、王様が悲しみのあまり衰弱し死の床にあること、王様が自分に深い感謝と敬意を感じていることをアンナは知り、涙を流します。
アンナが王様の元へ向かうと、王様はかつて贈った指輪をもう一度アンナに渡しました。子どもたちを案じる王様と、アンナを大事な人と慕ってくれる子どもたちを前に、アンナはついにシャム国に留まることを決意します。皇太子は家族に向かって次代の王となるべく抱負を語りますが、王様はそれを最後まで聞くことができないまま静かに息を引き取ります。アンナは最期まで威厳を示し続けた王様の手に顔をうずめるのでした。

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