「甘い鞭」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– 甘い鞭のあらすじ2

甘い鞭のシーン2

画像引用元:YouTube / 甘い鞭トレーラー映像

奈緒子の母は末期がんを患い、ホスピスに入っていました。あの事件以来、母親は娘を「奈緒子さん」と、「さん付け」で呼ぶようになっていました。奈緒子の父親は事件の後、家にいるのを拒むかのように単身赴任で他所で暮らすようになり、その後病気で亡くなりました。母親は、娘が自分の家庭をめちゃくちゃにしたと思い込み、被害者である奈緒子に恨みを抱いていたのです。

女医になった奈緒子の元には、あの日のことを忘れさせないかのように、母親から繰り返し電話が入ります。奈緒子はホスピスに母親の見舞いに行くと、眠ってしまった母親の病室で、セクシーな衣装に着替え始めます。奈緒子は女医をする傍ら、SMクラブで「セリカ」という名のM嬢として働いていたのです。

奈緒子の所属するSMクラブは、倉庫の屋根裏部屋を「プレイルーム」にしており、M嬢は屋根裏の個室で客の相手をすることになります。もちろん商売としてクラブを経営する上で、客がM嬢に「規定以上の行為」をしないよう、個室には監視カメラが設置されていました。

その夜も奈緒子は下着姿になり、3人の男性客の前で、クラブのオーナーである景子からムチで打たれます。しかしこのムチは、叩いた時に大きな音はするものの、あまり痛みを感じないような素材で出来ていました。セリカ=奈緒子は、景子の叩く音に合わせ、痛みにもがくような「声」を発し、苦痛を演じていました。

すると奈緒子を見ていた中年の客が、ムチで打つのではなく、縄で縛るような「和風のプレイ」の方がいいと要求してきます。景子は待機していた緊縛師に連絡し、改めて和服に着替えた奈緒子は、その場で服を脱がされながら、きつく縛りあげられます。

縛られた奈緒子の姿に興奮した客は、更に奈緒子を貼り付けの形にするよう要求します。客の中年男は、「お前はレイプされ、痛めつけられたことが忘れられなくて、M嬢をやってるんだろ?」となじりながら、更に奈緒子を痛めつけます。そして中年男は、監禁された被害者が、徐々に加害者と心を通わせるようになる「スタンダール症候群」のことを語り始めます。

実際に被害者となった奈緒子も、スタンダール症候群のことは知っていましたが、奈緒子は監禁されていた日々の最中に、加害者の藤田と「心を通わせる」ことは一度もありませんでした。恐怖と痛みに襲われ続ける毎日の中で、ただひたすらに、ここから逃れたいと望んでいただけでした。

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