映画:男はつらいよ11寅次郎忘れな草

「男はつらいよ11寅次郎忘れな草」のネタバレあらすじと結末

男はつらいよ 寅次郎忘れな草の紹介:1973年公開の日本映画。『男はつらいよ』シリーズの11作目。売れない歌手で全国を旅してまわっている女性・リリー松岡と北海道で会い、柴又で再会した寅次郎は、些細なことから気持ちがすれ違い…。

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男はつらいよ11寅次郎忘れな草の主な出演者

車寅次郎(渥美清)、さくら(倍賞千恵子)、車竜造(松村達雄)、御前様(笠智衆)、諏訪博(前田吟)、車つね(三崎千恵子)、たこ社長(太宰久雄)、満男(中村はやと)、登(津坂匡章)、源公(佐藤蛾次郎)、松岡清子〔リリー松岡〕(浅丘ルリ子)

男はつらいよ11寅次郎忘れな草のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①寅次郎は父の二十七回忌法要に帰る。ピアノが欲しいというさくらにオモチャを与えた寅次郎は、本物が欲しいのだと知る。北で歌手のリリーと寅次郎は出会う。 ②柴又でリリーと再会した寅次郎は、家庭のぬくもりを味わわせようとするが、失敗。リリーは寿司屋の大将と結婚して幸福に、寅次郎は苦戦した農家に手伝いに行った。

【起】- 男はつらいよ11寅次郎忘れな草のあらすじ1

〝私、生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、
人呼んで、フーテンの寅と発(はっ)します。

♪どうせ俺(おい)らはやくざな男
わかっちゃいるんだ妹よ
いつかお前の喜ぶような
偉い兄貴になりたくて
奮闘努力のかいもなく
今日も涙の
今日も涙の陽が落ちる
陽が落ちる

ドブに落ちても根のある奴は
いつかは蓮(はちす)の花と咲く
意地は張っても心の中じゃ
泣いているんだ兄さんは
目方(めかた)で男が売れるなら
こんな苦労も
こんな苦労もかけまいに
かけまいに♪〟

…車寅次郎は16歳の時に家を出て、以降はその日暮らしの生活をしています。
職業はテキ屋で、何かを叩き売りしたり、人相見をしたりするものです。
ベージュのジャケット、ズボン、同じ色の帽子を着用し、背広の中は白いシャツに腹巻きを巻いています。
寅次郎には、年齢の離れた妹・さくらがいました。さくらとは異母兄妹です。
寅次郎の父は他界し、さくらは「おいちゃん」こと叔父夫婦の経営する老舗『とらや』という和菓子屋で働いていました。
さくらは『とらや』の裏手にある印刷工場の博と恋仲になり、結婚します。
さくら夫婦たちには満男という息子も生まれますが、寅次郎は相変わらずふらふらしていました(映画『男はつらいよ』シリーズ参照)…。

…身請けされそうになった娘・おさく(「さくら」のこと)に、ひろ吉(「博」のこと)がやってきます。
この3日金策に走り回っていたのですが、ひろ吉はおさくを引きとめる金を用意できずにいたと答えました。
そこへ投げ銭の男が現れました。おさくの危機を救ってくれます。
おさくは兄の寅次郎かと勘繰りますが、御政道が悪いと言って親分とチャンバラした寅次郎は、「お天道様はお見通しだぜ」と言って立ち去ります…。

…そんなチャンバラ劇風の夢を見た寅次郎は、雨宿りをしていました。
季節はすっかり春です。

伊勢屋の蔵のツバメが戻ってきたという話をした御前様が、寅次郎がもうじき戻ってくるのではないかと言いました。

【承】- 男はつらいよ11寅次郎忘れな草のあらすじ2

前回戻ったのは昨年の秋ですから、その通りだろうと一同はうなずきます。
御前様が来ているのは、今日は寅次郎の父の二十七回忌だからでした。
寅次郎が覚えているかどうかは別として、そろそろ戻ってくるのではないかと、噂をします。

そこへ戻ってきた寅次郎は、御前様がいるのを見て開口一番「おいちゃんが死んだのか」と言いました。叔父は気を悪くします。
寅次郎も加わって、二十七回忌法要が始まりました。
読経をする御前様の横で寅次郎がふざけるので、みんなは笑いをこらえるのに必死です。
ふざける寅次郎は、御前様に撞木(木魚を叩く棒)で叩かれました。

満男を保育園に迎えに行ったさくらは、帰りにピアノを練習する少女の姿を見て、あこがれます。
ピアノはさくらの、幼少期からのあこがれでした。ピアノを置けるくらいの家に住みたいと、博に言います。博とさくらは、アパートに住んでいました。
寅次郎はそれを聞くと、おもちゃのピアノを買って帰ってきます。寅次郎はおもちゃのピアノのことを言っているのだと思い込んでおり、まじめな顔の寅次郎に、さくらも否定できませんでした。

寅次郎はたこ社長に「博の月給をあげろ」と詰め寄り、怒ったたこ社長は「ピアノのおもちゃじゃないだろう」と答えたことで、寅次郎はやっと本物のピアノのことだと気付きます。
さくらは「これが欲しかったの」とフォローしますが、寅次郎は失敗したと思い、居づらくなって去っていきました。

北海道・網走に降り立った寅次郎は、レコードを売ってみますが、うまくいきません。
その土地で寅次郎は、安めではすっぱな格好をした女性・リリー松岡と出会います。
リリー松岡にレコードが売れていないことを指摘された寅次郎は、リリーが東京生まれの歌手だと聞きました。
リリーがあちこちを渡り歩く渡り鳥だと聞いた寅次郎は、意気投合しますが、リリーの仕事があるために別れました。

【転】- 男はつらいよ11寅次郎忘れな草のあらすじ3

リリーに会ったことで働く意欲を持った寅次郎は、職業安定所に紹介してもらい、北海道の牛飼い農家・栗原家のところへ働きに行きます。
ところが働けたのは、たった1日だけでした。2日目からは疲労で倒れ、3日目は軽い日射病で熱を出すありさまです。
繁忙期のため、農家の人は寅次郎によくしてやれないと、手紙で詫びていました。
それを読んだ博とさくらは、迎えに行くことにします。
迎えに行った博とさくらは、寅次郎を連れて柴又に戻りました。

博が勤めるたこ社長の印刷工場では、青森出身の若者・水原が同郷のめぐみと仲良くしています。
北海道の農家の大変さを思い知った寅次郎は、元気になったらまた助けに行くのだと、口だけはえらそうなことを言っていました。
すぐにでも北海道に行くようなことを叔父夫婦に言いますが、店を出たところでリリーと再会し、『とらや』でもてなします。
リリーは1年の半分を旅暮らししており、『とらや』の庭にある忘れな草の鉢を見て、しばし感慨にふけりました。その間に寅次郎は、叔父夫婦や博、さくらに、リリーと出会ったいきさつを説明します。
リリーは店を去りますが、一同が寅次郎をおだてたために、寅次郎は留まることになりました。

リリーはキャバレー『サクラメント』で営業することになり、打ち合わせをします。
その後、リリーは『とらや』を訪問します。
寅次郎は、工場の水原に会いに来ためぐみを茶化しました。しかしそれがきっかけで、水原とめぐみは両思いになります。
若者たちの恋に触発されたリリーは、寅次郎が年中恋ばかりしていると『とらや』の連中から聞いて、どんな相手がいるのかと質問しました。
『とらや』メンバーがぽんぽん名前を出すのを聞きながら、リリーは「私も誰かに惚れたい」と言い出します。
初恋は誰なのかと寅次郎が質問すると、リリーは「寅さんじゃないかね」と答えました。寅次郎は有頂天になります。
その日は『とらや』に泊めてもらいました。つかのま、家族のあたたかさに触れて、リリーは感激します。

【結】- 男はつらいよ11寅次郎忘れな草のあらすじ4

…初夏。
博とさくらは、寅次郎がお世話になった北海道の牛飼い農家・栗原家に、荷物を送っていました。礼状も添えています。
寅次郎は『とらや』の叔父夫婦に、リリーをしばらく部屋に置いてやってくれと頼みます。
「人並みの家庭を味あわせてやりたい」というのが、寅次郎の言い分でした。

リリーは母と会い、口論になっていました。けんか別れします。
酔って帰宅したリリーは、寅次郎に「旅に出たくなった。一緒に行かないか」と誘いました。
酔ったうえでの言葉だと気付いた寅次郎は、適度にリリーをなだめます。
ところがリリーは「なぜ願いをかなえてくれない」と責めると、制止する寅次郎を放ってそのまま去りました。

翌日、リリーのアパートを探した寅次郎でしたが、リリーはすでに引っ越したあとでした。
かわいそうなことをしたと悔いた寅次郎は、自分も旅に出ようと決めます。
駅まで妹のさくらに荷物を持ってきてもらうと、寅次郎はさくらに「もしリリーが尋ねたら、下宿させてやってくれ」と頼みました。
さくらが行き先を聞くと、寅次郎は「暑くなったから、北の方へ行くつもり」と答えます。

…夏。
水原とめぐみの仲は順調でした。
ある日、『とらや』に葉書が届きます。
それはリリーからでした。リリーは歌手をやめ、いまではおかみになっていると書かれていました。
葉書を見てさくらが訪ねると、寿司屋でした。リリーは「清寿司」という店の主と結婚し、女将としておさまっています。
「この人より寅さんのほうが好きだった」と言うリリーは、元気そうでした。
楽しそうに働くリリーを見たさくらは、安心しつつも複雑な気分になります。

そんなリリーの事情を全く知らない寅次郎は、またもや北海道にある牛飼い農家の栗原家を訪問します。
着いた途端、寅次郎は働くと張り切っていました。栗原家の者はあたたかく寅次郎を迎えます。

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みんなの感想

ライターの感想

今回のヒロインは、ちょっとはすっぱな感じの女性・リリー。
東京生まれで、年がら年中旅の身のうえというところは、寅次郎と非常に似ている。
珍しく勝気なヒロインなのだが、それが悪い風にはならないのがよかった。
いつまでもふらふらしている兄・寅次郎の財布に、さくらが金をつめる駅のシーンはよかった。
人情だけでなく旅のシーンも見どころ。

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