映画:男はつらいよ43寅次郎の休日

「男はつらいよ43寅次郎の休日」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

男はつらいよ 寅次郎の休日の紹介:1990年公開の日本映画。『男はつらいよ』シリーズの43作目。渥美の体調不良もあり、今作品から年1回の上映ペース(シリーズの中では今までも年1回の場合あり)。両親の復縁を願う泉が上京し、泉に思いを寄せる満男は協力しようとするが…。

あらすじ動画

男はつらいよ43寅次郎の休日の主な出演者

車寅次郎(渥美清)、諏訪さくら(倍賞千恵子)、車竜造(下條正巳)、御前様(笠智衆)、諏訪博(前田吟)、車つね(三崎千恵子)、たこ社長(太宰久雄)、満男(吉岡秀隆)、源公(佐藤蛾次郎)、礼子(夏木マリ)、及川泉(後藤久美子)、幸枝(宮崎美子)、一男(寺尾聰)

男はつらいよ43寅次郎の休日のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①大学生になった満男が思いを寄せる下級生・泉が上京。泉は、別居している両親に復縁してもらいたくて、父親を説得したいと言う。満男は泉についていくが、父は会社を辞めて大分・日田に住んでいた。 ②父に会いに出かけた満男と泉を追い、寅次郎と泉の母・礼子も日田へ。泉は父が新しい女性と幸福そうに暮らす様子を見て、両親の復縁をあきらめた。

【起】– 男はつらいよ43寅次郎の休日のあらすじ1

〝私、生まれも育ちも葛飾柴又です。

帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、

人呼んで、フーテンの寅と発(はっ)します。

♪どうせ俺(おい)らはやくざな兄貴

わかっちゃいるんだ妹よ

いつかお前の喜ぶような

偉い兄貴になりたくて

奮闘努力のかいもなく

今日も涙の

今日も涙の陽が落ちる

陽が落ちる

ドブに落ちても根のある奴は

いつかは蓮(はちす)の花と咲く

意地は張っても心の中じゃ

泣いているんだ兄さんは

目方(めかた)で男が売れるなら

こんな苦労も

こんな苦労もかけまいに

かけまいに♪〟

…車寅次郎は16歳の時に家を出て、以降はその日暮らしの生活をしています。

職業はテキ屋で、何かを叩き売りしたり、人相見をしたりするものです。

ベージュのジャケット、ズボン、同じ色の帽子を着用し、背広の中は水色のシャツに腹巻きを巻いています。

寅次郎には、年齢の離れた妹・さくらがいました。さくらとは異母兄妹です。

寅次郎の父は他界し、さくらは「おいちゃん」こと叔父夫婦の経営する老舗『とらや』という和菓子屋で働いていました。

さくらは『とらや』の裏手にある印刷工場の博と恋仲になり、結婚します。

さくら夫婦たちには満男という息子も生まれ、すくすくと成長しています。

その後、『とらや』は『くるま菓子舗』、通称『くるまや』と名を変えました。

しかし、寅次郎だけは相変わらずふらふらしていました(映画『男はつらいよ』シリーズ参照)…。

…平安時代の終わりごろ。

貴族の寅次郎は、故郷を去って早や30年が経過したと、しみじみ感じ入ります。

「ふるさとは 遠きにありて 思ふもの」

そう思っていると、使用人の源公が、道に迷った女人がいると告げます。

寅次郎は、泊めてやれと命じました。

「名月や 池も巡りて 夜もすがら」

女人は、桜式部(さくら)と名乗りました。

ふたりは話しているうちに、生き別れた兄と妹だと気付き、涙の再会をします…。

…そんな夢を見た寅次郎は、旅先の民家で居眠りをさせてもらっていました。

起きた寅次郎は、さとごころがついて、電話をしたくなります…。

1990年、秋。

満男は八王子にある大学に合格しました。大学生になった満男は、のほほんと過ごしています。

満男はさくらに、下宿(ひとりぐらしを)したいと言い出しました。

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