映画:瞬間少女

「瞬間少女」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

瞬間少女の紹介:清水健斗が監督・脚本をつとめたデビュー作となる作品で、2013年に劇場公開されました。命の期限が迫った少女たちが入院している病院を抜け出して、やりたいことや、やり残したことを叶えていくというストーリーで、主演女優2人の瑞々しい演技が光る作品です。片岡華奈子と小室ゆらが主演をつとめ、フレッシュな2人のやり取りを通して描かれていくロードムービーとなっています。

あらすじ動画

瞬間少女の主な出演者

小林遥華(片岡華奈子)、辻村亜紀(小室ゆら)、辻村隆義(加世幸市)、城戸啓祐(剛州)、大高佳安(神崎孝一郎)、糸山剛史(佐伯亮)、小橋和也(菊口富雅)、千田恵(勝村美香)

瞬間少女のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 瞬間少女のあらすじ1

瞬間少女のシーン1 小林遥華は病院で医師から余命宣告を受け、入院するために病室へとやって来ます。
そこにはすでに入院していた同年代の少女、辻村亜紀がおり、亜希は見舞いに来た父親の心配そうな様子に手を焼いているようでした。
心臓の病気でドナーを待っているという亜希はひとりで生活している父親を心配し、家事の方法について記したノートを作成していました。
あるとき、亜希がテレビを見ているとひまわり畑が映し出されます。
一面に広がるひまわり畑を見て遥華に「行ってみたい」と話す亜希の横で、遥華はそこに映り込んでいた男性に注目していました。
それから遥華は過去の記憶が夢となって現れ、うなされ続けます。
それは父親が母や自分に対して暴力をふるっている記憶で、時おり目を覚ましてはその過去を思い出すのでした。
遥華は亜希に対して不愛想に振舞いますが、そんな遥華に亜希は明るく声をかけ続けます。
ある日、遥華は父への恨みを晴らすために病院から抜け出そうと考えます。
しかし衝動的に起こした計画はあえなく失敗し、亜希は遥華に病院の構造について説明するのでした。
亜希に対して心を開いていなかった遥華ですが、亜希は遥華に監視の目を逃れて病院から抜け出すためのアドバイスを授け、それに耳を傾けます。
しかし抜け出すための条件として、亜希は一緒に連れて行ってほしいと遥華にお願いするのでした。
亜希たちのいる病院が抜け出すためには3つの関門があると言い、巡回看護師、ナースステーション、守衛室の3つを通り抜けることが絶対条件となります。
亜希と遥華は巡回看護師をやり過ごし、ナースステーションにゴキブリのおもちゃを投げてかく乱させると、コーヒーに睡眠薬を混ぜて守衛を眠らせて病院から抜け出すことに成功します。
2人は遥華の住んでいる部屋に行き、人を探すという遥華に亜希も同行したいとお願いします。
うんざりしたような表情を浮かべる遥華でしたが、しぶしぶOKするのでした。

【承】- 瞬間少女のあらすじ2

瞬間少女のシーン2 亜希は死ぬ前にやりたいことをノートにまとめており、それを遂行しようとします。
遥華もそれに付き合うことになり、亜希はまずお店に行って服を選び、何度も試着を繰り返して服を選びます。
さらに美容室へ行って髪を切り、髪型を変えてイメージチェンジを図るのでした。
そして亜希は中学時代に初恋相手だった同級生の男子を待ち伏せし、彼の運転する自転車の後ろに乗って走っていきます。
これも亜希がやりたかったことのひとつで、嬉しそうな顔を見せる亜希でしたが、相手の男性にはすでに彼女がおり、彼女と一緒に帰っていく彼を見て亜希は切なそうな顔を浮かべるのでした。
遥華のもとに戻った亜希は、今度は遥華の「アルバイト」に付き合わされることになります。
遥華は以前からある男性とお金で関係を持っており、その男性と喫茶店で約束を取り付けていました。
やって来た男性は遥華に関係をにおわせるような言葉を投げかけ、ある程度会話を交わしたところでカメラを持った亜希がやって来て、証拠をネタに男性をゆすります。
妻子ある男性は音声まで録音されていたことを悟ると、観念したように財布からお金をとり出し、遥華たちのもとから逃げるように去っていくのでした。
その後、遥華たちは親戚の家に立ち寄り、父の居場所を聞き出すとその場をあとにします。
しかし外で待っていた亜希は、先ほど遥華がゆすった男性に誘拐され、車で連れ去られてしまうのでした。
今後は亜希が男性から「警察に言う」とゆすられてしまいますが、なんとか車から逃げ出すと林の中を駆けていきます。
必死で逃げる亜希ですが、やがて追ってきた男性につかまり暴行を受けそうになります。
抵抗する亜希のもとへ、あとを追いかけてきた遥華がやって来て加勢し、男性ともみ合いになりながら2人はその場から逃げ出すのでした。

【転】- 瞬間少女のあらすじ3

瞬間少女のシーン3 亜希は遥華に回らないお寿司を食べたいとリクエストしますが、遥華が連れて行ったのはラーメン屋でした。
回らないお寿司を食べるという願いは叶いませんでしたが、亜希はどこか遠くへ行きたいと望み、自らヒッチハイクをして車をつかまえます。
車に乗せてくれたのは気のいいおじさんで、旅の途中で孫に会いに来ていたと話すのでした。
そのおじさんは医師をしており、亡くなった方の遺族に死を告げることがいつしか当たり前となってしまったことに気がついていなかったと言います。
しかし、病気で大切な人を失い自分が医師から人の死を告げられる立場になったことで、忘れていた気持ちを思い出したと話すのでした。
亜希たちが目を覚ますと、車は止まっていました。
車は道路わきの壁に衝突するように止まっており、運転席のおじさんは亡くなっているのでした。
車を物色していた亜希はトランクで目出し帽とナイフを見つけます。
男性をトランクの中に押し込むと、遥華は自ら車を運転し、車を走らせるのでした。
カーラジオからは逃走中のコンビニ強盗に関するニュースが流れ、車の中からは現金が発見されます。
遥華が車を走らせていると、警察の検問に引っかかってしまいます。
免許証の提示とトランクのチェックを要求され、戸惑う遥華ですが、亜希がとっさに病人のフリをすることで難を逃れるのでした。
2人は海岸まで車を走らせ、そこでおじさんの死体を埋めることにします。
おじさんは最期の夜、遥華に妻との思い出を話し、夢の中で「泣いて生きるのではなく幸せに向かって生きろ」と諭してくれたことを語り、遥華に「幸せですか?」と問います。
遥華は土の中のおじさんに向かって「あんたは幸せだった?」とつぶやくのでした。

【結】- 瞬間少女のあらすじ4

瞬間少女のシーン2 「もう少しここにいる」という亜希を残して遥華は車に乗り、父親が住んでいるという住所に向かいます。
たどり着いた家のインターホンを押しますが不在のようで帰ろうとしたとき、父親から声をかけられます。
しかし遥華の父親は今の遥華を見ても覚えていないようで、しかも傍らには小さな子どもが立っていました。
「パパ」と声をかけるその子どもに優しく声をかける父親を見て、遥華は他人のフリをしてその場をあとにするのでした。
遥華は亜希のいる海岸に戻り、父が新しい家庭を作り幸せそうに暮らしていたことや、自分のことを覚えてすらいなかったことを感情的に話します。
父親のせいで母まで失い、そんな父を殺してやりたいと話す遥華を止めようとする亜希ですが、亜希はもみ合いになり、持っていたナイフで刺されてしまうのでした。
しかしそのナイフはおもちゃのナイフであり、亜希の体に傷がつくことはありませんでした。
亜希は遥華を波打ち際へ連れていくとそのまま水の中に放り込み、馬乗りになって首を絞めます。
苦しそうにする遥華を見て力を緩め、ずっと闘病してきた亜希は遥華に「命を軽々しく考えないで」と言うのでした。
遥華はもう一度ちゃんと父親と話すことを決意し、2人は波打ち際でやりたかったことを叫びます。
亜希は幼い頃に父が買ってきてくれたパズルの話しをし、完成することのなかったパズルには、実は父からのメッセージが隠されていたことを話します。
翌朝、遥華は亜希と別れてひとり父のもとへと会いにいきます。
森林公園で再開した父は遥華をひまわり畑へと案内し、「すまなかった」と謝罪するのでした。
遥華は父と新しい家庭を築いている再婚相手から父が自分を受け入れようとしていることを聞かされ、子どもたちと触れ合います。
遥華が再婚相手に「今、幸せ?」と聞くと、「もちろん」と言葉が返って来て「あなたは?」と聞かれた遥華は涙するのでした。
亜希は家事の方法などを記したノートを封筒に入れて、ポストへと投函していました。
そして遥華が戻ってくると2人は一緒にひまわり畑へと向かいます。
亜希が行きたいと言っていたひまわり畑で2人は子どものようにはしゃいだあと、亜希はその場で力尽きたように倒れてしまうのでした。
そして間もなくして遥華も倒れこみ、彼女は亜希から聞かされた父からのメッセージ、ひまわりの花言葉を思いながら意識を失ってしまうのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

ラストシーンが印象的な作品でした。
伏線なのではと思われる描写も散りばめられており、重い話でも暗くなり過ぎないようになっている点が良いと思いました。

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