「私のちいさなお葬式」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

私のちいさなお葬式の紹介:2017年製作のロシア映画。第39回モスクワ国際映画祭観客賞を受賞したドラマ。教職を全うし、年金暮らしをしている73歳のエレーナは、突然の余命宣告を受ける。都会で仕事に忙しい息子を気遣い、ひとりで葬式の準備を始めた彼女は、埋葬許可書を得るため戸籍登録所を訪れるが……。第16回ウラジオストク国際映画祭観客賞、第17回ゴールデン・イーグル賞助演女優賞など受賞。

あらすじ動画

私のちいさなお葬式の主な出演者

マリーナ・ネヨーロワ(エレーナ) アリーサ・フレインドリフ(リュドミラ)〔リューダ〕 エヴゲーニー・ミローノフ(オレク) ナタリヤ・スルコワ(役所の女性) セルゲイ・プスケパリス(検死医セルゲイ) アントン・シピニコフ(パーシャ) タチアナ・トゥゾワ(スヴェータ) オリガ・コジェヴニコワ(ナターシャ) アルチョーム・レシチク(ワレーラ)

私のちいさなお葬式のネタバレあらすじ

【起】– 私のちいさなお葬式のあらすじ1

私のちいさなお葬式のシーン1

画像引用元:YouTube / 私のちいさなお葬式トレーラー映像

ロシアの小さな田舎の村。2016年。

エレーナ・ニキフォロヴナは73歳の女性です。村でひとつしかない学校で長年国語の教員を務めあげ、定年退職後はつつましく年金暮らしをしています。夫のセルゲイ・ペトロヴィチはすでに故人で、ひとり息子のオレクは都会で暮らしています。

ある日エレーナは病院で、医師のサーシャから心臓の異常を告げられました。心臓の疾患でいつ心停止を起こしてもおかしくないと言われたのです。エレーナにとってそれは、まったくの青天の霹靂でした。(映画タイトル)

帰り道、エレーナは教え子のワレーラという男性と会います。ワレーラは川で釣りをしており、自己記録となる大きな鯉を釣り上げていました。しかし大きな鯉を持て余しており、バケツのなかで暴れる鯉をワレーラは叩いておとなしくさせています。エレーナが止めると、ワレーラはそれをエレーナにくれると言って去って行きました。エレーナは家に持ち帰ります。

隣人の親友・リュドミラ・バラノワ、通称:リューダは孫のパーシャと言い争いをしていました。そこへエレーナが戻ってきます。鯉をもらったと話すと、リューダは捌くのを手伝おうかと言いました。エレーナが断ると「なんでも独りでやる女だ」と呟いて去っていきました。頼ってもらえなくてリューダは寂しく思っているようです。

帰宅したエレーナは、台所で鯉をどうするか考えていました。妙案を思いついたエレーナは、鯉をビニール袋に入れて冷凍室に入れて、凍死させようと考えました。冷凍室に入れた直後に、心臓の発作で倒れます。

救急車で運ばれて入院したエレーナのところへ、ひとり息子のオレクが緑色のスニーカーを持ってやってきます。救急搬送された際に靴を履いていなかったため、必要なのでした。エレーナはオレクが持ってきた靴を履いて退院します。

オレクは母親を車に乗せて家に帰りますが、車中に電話がかかったので電話を取り、車内でスピーカーとマイクで会話をし始めます。オレクはモスクワで会社を持っており、多忙な日々を送っているのでした。電話で秘書のアリーサという女性にスピーチをして、代打してもらっています。オレクは5年ぶりの帰省でした。

エレーナを屋敷に連れて行ったオレクですが、家でも携帯電話に着信がかかります。田舎なので電波が通じにくく、オレクはイライラしながら応答していました。取引先の人との面会が別の日に振り替えられないらしく、困っています。

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