「花と蛇(1974年)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

花と蛇(1974年)の紹介:1974年製作の日本映画。SM作家・団鬼六の同名小説を映画化したもので、性倒錯の妖しい世界のアブノーマルな世界を描く。脚本は「実録エロ事師たち・巡業花電車」の田中陽造、監督は「ロスト・ラブ/あぶら地獄」の小沼勝、撮影は「巡業花電車」の小沼勝がそれぞれ担当。

花と蛇(1974年)の主な出演者

遠山静子:谷ナオミ 遠山千造:坂本長利 片桐誠:石津康彦 片桐美代:藤ひろ子 ハル:あべ聖 課長:八代康二 緊縛師:高橋明

花と蛇(1974年)のネタバレあらすじ

【起】– 花と蛇(1974年)のあらすじ1

花と蛇(1974年)のシーン1

画像引用元:YouTube / 花と蛇(1974年)トレーラー映像

狭い部屋のなかを、裸電球が赤い光で照らしています。その部屋を幼い少年・片桐誠が覗き込むと、部屋のなかでは母・片桐美代が黒人男性・ジミーと身体を重ねていました。それを見た誠は動揺し、部屋の隅に置いていたジミーの拳銃を取り上げると発砲しました。弾は当たり、ジミーは苦しみながら手を伸ばして誠の首を絞めます。誠は「母さん、母さーん」と悲鳴を上げました…。

それは誠の幼い頃の夢でした。目覚めた誠はすでに成人しています。悪夢にうなされた誠は、身を起こすと「おいジミー、いつまで俺につきまとうんだ」と独り言を言いました。女性の悲鳴を聞いた誠は、階下へおりていきます。

コンクリートむき出しの床の部屋には、縛られている女性が2人いました。セーラー服姿の女性と、和服の前をはだけている女性です。2人は縄で縛られて、苦しそうな顔をしていました。(映画タイトル)

女性たちは苦しんでいるような様子ですが、それは演技でした。指導するのは誠の母・美代で、美代は「真に迫らないと客は喜ばないよ」と、女性たちに演技指導をしています。

1970年初頭。東京都。

誠の母・美代は大人の玩具店を経営しており、部屋では縛った女性らを撮影する映画監督もいました。大真面目に撮影を続けています。それを見た誠は自分の部屋に戻ると、机の引き出しに隠してある写真を出して眺めました。写真も縛られた女性です。それを見て自分を慰めた誠は、使用済みのティッシュペーパーを奥のクローゼットに隠しました。

朝食をたべながら誠は母に、いつ商売を辞めるのかと質問します。母・美代は儲かるからやめる気はないと答えました。美代は女手ひとつで誠を育てるために、誠の幼少期である終戦当時にはG・Iたちを相手に売春をしていました。冒頭の夢のシーンは、その頃に起きた本当の出来事でした。誠はジミーを殺害してしまった後ろめたさから、大人になってからも女性を相手にすることができずにいました。

大人になった誠は、一流会社の係長の座に就いていました。しかし独身で女性と付き合うこともできず、母・美代といっしょに暮らしています。

店員のてるえが誠のネクタイを締めようとするのを、美代が止めました。美代は誠を溺愛しており、弁当を渡すと送り出します。

会社で仕事をしていた誠は、課長から「社長がお呼びだ」と聞きます。社長・遠山千造は今日は会社に来ていないので、社長の自宅へ行くようにと言われた誠は、向かいます。

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