「花と蛇2 パリ/静子」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

花と蛇2 パリ/静子の紹介:2005年製作の日本映画。団鬼六の小説を鬼才、石井隆監督が映画化した官能作の第2弾。狂気の愛をテーマに、危険な三角関係に陥る人妻の姿を描出。杉本彩が前作以上に過激なSMに挑む!

花と蛇2 パリ/静子の主な出演者

遠山静子:杉本彩 池上亮輔:遠藤憲一 池上小夜子:不二子 遠山隆義:宍戸錠 オークションの女、貴子:荒井美恵子 オークションの司祭:伊藤洋三郎 墨田:中山俊 及川清輝:品川徹

花と蛇2 パリ/静子のネタバレあらすじ

【起】– 花と蛇2 パリ/静子のあらすじ1

花と蛇2 パリ/静子のシーン1

画像引用元:YouTube / 花と蛇2 パリ/静子トレーラー映像

雷の音が鳴り響きます。そんななか田舎の一軒家に、宅配便の若者がやってきます。ドアチャイムを押しても返答がないのですが、家の扉は開いており2階からは女性の声が聞こえました。苦しそうな、嬉しそうな声…若者は好奇心に耐えかねて家にあがると、こっそり階段をのぼっていきます。

雨が降り始めました。若者が姿勢を低くして階段から2階の部屋を覗くと、そこには女性が縛られていました。若者は驚きます。

女性はこの家の妻のようでした。縛っているのは体格の良い仮面をつけた男で、どうやら女性の夫のようです。電話が鳴りますが、男は構わず女性を縛り続けていました。しかし電話がいつまでも鳴るので、男は作業を中断して電話のほうにかかります。

煽情的な光景を見た若者はたまらなくなって、男がいなくなると縛られた女性のところへ行き、無理やり思いを遂げようとしました。女性が「あなた、あなた」と助けを呼びますが、若者は構わず女性に覆いかぶさります。通話を終えた夫が戻ってきますが、若者に組み伏せられた妻を凝視するだけで、制止しませんでした…。(映画タイトル)

…という春画を描いたのは、美術界の大家、画壇の長老である及川清輝でした。西洋画を得意とする及川が、日本画を描くのは極めて珍しいことです。

及川は商売仲間で親友でもある遠山隆義を呼びつけて、その春画を見せながら話をします。隆義は美術評論家で、画廊の経営者です。

及川の描いた春画は、パソコンで描かれたものでした。何枚も描かれたその春画の女性の顔は、隆義の後妻・静子と瓜二つでした。隆義は感嘆して「スーパーリアルですね」と言いつつ興奮しています。妻に先立たれた隆義は、グラマーで美人の35歳年下の静子を後妻として迎えていました。しかし72歳の隆義は心臓が悪く、静子を満足させられていません。

及川は親友・隆義の妻・静子こそがファム・ファタール(魔性の女、運命の女)と言うのだろうなと話します。及川は隆義宅を訪問して静子と会うたびに、こっそり盗み撮りをしていたと告白しました。その画像を使ってこの春画を完成させたのだと話します。

出来栄えのすばらしさに感心した隆義は、売ることを勧めます。しかし及川は「発表はしない。画壇がぶっ飛ぶよ」と否定しました。真面目な絵ばかり描いてきた自分が、いきなりSMまがいの絵を発表したら驚かれると話します。隆義があきらめきれず、パリのブラック・マーケットで売ればどうかと勧めると、及川は「私が死んだら売れ」と隆義に許可しました。

及川は隆義に「やり残したことはないのか」と聞きました。人生も晩年を迎えつつある及川は、死ぬ前に自分の望みを果たしておくべきだと助言します。

それからほどなくして、及川は亡くなりました。妻の静子とともに葬儀に出た隆義は、及川の遺品として「BLACK MARKET」と書かれたDVDを受け取りました。その文字を見ながら隆義は、なにやら考え込みます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「花と蛇2 パリ/静子」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×