「花と蛇3」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

花と蛇3の紹介:2010年製作の日本映画。官能小説の古典として知られる団鬼六による同名作を映画化した人気シリーズの第3弾。才気あふれるチェリストが、いびつな快楽の世界に誘われていくさまを、妖艶なタッチで描き出す。ストリップへの出演などで話題を呼んだ小向美奈子が緊縛調教を受けるヒロイン役を熱演。人気読者モデル・小松崎真理との濃厚レズシーンも披露。

花と蛇3の主な出演者

遠山静子:小向美奈子 遠山隆義:本宮泰風 野島京子:小松崎真理 鬼村源一(伊沢):火野正平 折原珠江:水谷ケイ 平原美佐江:琴乃 森田:工藤俊作 川田:斎藤歩

花と蛇3のネタバレあらすじ

【起】– 花と蛇3のあらすじ1

花と蛇3のシーン1

画像引用元:YouTube / 花と蛇3トレーラー映像

イタリア帰りの若い女性チェリスト・海東静子は、ステージの上でひとりチェロを演奏しています。『白鳥』の曲を演奏し終わると、会場にいた観客から万雷の拍手が起こりました。

特等席でコンサートを見ていた男性・遠山隆義は、野心家でした。熱っぽい視線で静子を凝視した隆義は、静子を手に入れたいと思います。

調べさせたところ、静子は既婚者でした。昨年にイタリアから日本へ帰国した折に、海東グループの会長である82歳の海東義一朗と結婚していました。ところが静子の夫・義一朗は異母兄弟と揉めており、自社株の占有率でわずかに義一朗が勝っていました。

それを知った隆義は市場に出回っている12万株の海東グループの株を買い占めて、義一朗の異母兄弟側に流しました。ほかにもあの手この手を使って、隆義は義一朗を破産に追い込み始めます。

静子は部屋で自らを慰めていました。それを隣の部屋で猫を抱いた義一朗が、見ていました。

義一朗は静子が18歳のときから、あれこれと面倒をみてきました。静子の父親は自殺し、母親もあとを追うように亡くなって身寄りがなくなった静子を、義一朗は音大に通わせてイタリア留学にも行かせていました。静子は義一朗をおおじさまと呼んで慕い、結婚したのです。老齢で心臓に持病のある義一朗は、静子の全身を愛撫しました。

隆義の作戦がきいて、義一朗の海東商事が経営破綻に陥りました。不運は重なり、数年前から心配されていた心臓発作で、義一朗はあっけなく亡くなります。

義一朗の死の悲しみに暮れる静子のもとへ、闇金の男たちがやってきました。彼らは静子を事務所に連れて行くと、鉄の鎖で縛って静子を吊ると、さるぐつわをして静子の背中を血が出るほど鞭打ちました。静子は苦しみます。

そこへ何者かがやってくると、債権を買い取ったと言いました。その人物は逆光となって、静子にはシルエットしか判りません(鬼源のシルエット)。静子の身柄が新たな人物に託され、静子の身にヘビが降りてきました…。(映画タイトル。ヘビは『花と蛇3』の3の字になる)

静子は隆義とともに、高級車の後部座席に座っていました。車中で静子は隆義に、自分を助けてくれたのかと聞きます。隆義はそれを認めると、「君はもう遠山グループの総帥の正式な妻だ」と言いました。静子さえ嫌でなければ隆義は静子を妻にすると言い、静子はそれを承諾します。

隆義は、いまから自分は1か月ニューヨークへ出張に出かけると告げます。運転手の川田に命じて、車は山奥の別荘に向かいました。

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