映画:草の響き

「草の響き」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– 草の響きのあらすじ2

草の響きのシーン2

画像引用元:YouTube / 草の響きトレーラー映像

和雄は病気のせいでゆとりがないのかもしれませんが、走ること以外のすべてを放棄していました。家事はすべて純子が負担し、気づかいも和雄はしてもらってばかりで、純子に寄りかかっています。純子は犬のニコの世話や散歩、家事全般をすべてになっていました。

ランニングを頑張ると、次第に距離が伸びていきました。和雄はノートに走った距離と所要時間をつけており、メモするのが楽しくなります。純子はそれを見て、脈拍などが計測できるスマートウォッチを購入して和雄にプレゼントしました。和雄はそれをつけて走ります。

慣れると朝だけでなく、朝晩の2回に走る行為を増やしました。和雄はランニングにのめりこみますが、すぐ横にいる純子のことはおろそかになります。東京出身の純子にとって函館は異郷の地に加え、和雄の両親と研二くらいしか知人がいません。東京時代から飼っている犬のニコをかわいがるくらいです。

高校生の彰は、北海道・札幌から函館に引っ越してきました。転校した高校になかなかなじめていませんが、バスケ部に入ります。バスケ部員の男子生徒たちは彰に、度胸試しみたいなことを言います。函館の海水浴場の横の巨大な岩から海へダイビングするのが、地元民の恒例のことなのだと話します。これはどうやら嘘のようで、同級生たちはそれを話しながら目配せをしていました。泳げない彰はあせっており、同級生たちの目配せに気づきません。

夏になったらダイビングに誘われるかもしれないと思った彰は、ひそかに泳ぎの練習をしておこうと決意しました。泳げないことを恥ずかしく思っているので、こっそりひとりで市民プールへ行って練習します。勢いよくプールへ飛び込んだものの、泳ぐというより溺れているようなフォームでした。それを同じ高校の高田弘斗が見つけます。

市民プールには普段高齢者しか利用者がいないので、高校生の彰の姿は目立ちました。弘斗は毎日ここへ来ていると話します。弘斗は中学時代にいじめられて、不登校だったこともありました。今は不登校ではないのですが学校を楽しく思っておらず、放課後に市民プールで時間を過ごしていたのです。

プールから出た2人は、海近くの駐車場で話をします。彰がスケボーを華麗に操る姿を見た弘斗は、「俺が泳ぎを教えるから、代わりにスケボー教えてよ」と切り出しました。彰は「いいよ」と答え2人の交流が始まります。

翌日、森へ行った2人は丸太を手に入れました。運ぶのが大変なので弘斗は姉の恵美を呼びました。恵美はバイト先からカートを持ってきました。恵美は彰と親しくなり、付き合い始めます。

3人は人工島の緑の島の広場で遊ぶようになります。そこは、和雄のランニングコースでもあります。

和雄は当初は3週間の休職扱いでしたがよくならないので退職し、しばらくは失業保険で暮らすことにしました。そのあと職安に通います。走る以外のことは相変わらずしていません。雨が降って洗濯物が濡れていても、取り込むことすらしません。家ではぐうたらしていて、すべて純子に任せきりでした。

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