「華の乱」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

華の乱の紹介:1988年製作の日本映画。大正時代、愛に芸術に社会運動に情熱を燃やした人々の姿を描く。永畑道子原作の小説『華の乱』『夢のかけ橋』の映画化で、脚本は「必殺4 恨みはらします」の深作欣二、「紫式部 源氏物語」の筒井ともみ、「ウェルター」の神波史男が共同で執筆。監督は深作、撮影は「花園の迷宮」の木村大作がそれぞれ担当。

あらすじ動画

華の乱の主な出演者

与謝野晶子 – 吉永小百合 有島武郎 – 松田優作 伊藤野枝 – 石田えり 波多野秋子 – 池上季実子 沢田正二郎 – 石橋蓮司 和田久太郎:内藤剛志 島村抱月 – 蟹江敬三 林滝野 – 西川峰子 深尾奈津子 – 斉藤絵里 波多野春房:成田三樹夫 山川登美子 – 中田喜子 大杉栄 – 風間杜夫 松井須磨子 – 松坂慶子 与謝野寛 – 緒形拳 きよ:谷本小夜子 足立:野口貴史 山川:中村錦司 北原白秋:鈴木喜勝 石川啄木:砂川真吾 増田雅子:鈴川法子 玉野花子:田辺ひとみ 与謝野繁:山下和哉 与謝野七重:加賀谷礼奈 与謝野八重:森奈緒美 与謝野英:馬渕英明 与謝野悟:大熊敏志 与謝野弥生:北村由紀 与謝野皐月:嶋田博子 有島幸子(有島の母):三條美紀 有島光郎(有島の子):浅尾和憲 有島敏郎(有島の子):岡雄大

華の乱のネタバレあらすじ

【起】– 華の乱のあらすじ1

華の乱のシーン1

画像引用元:YouTube / 華の乱トレーラー映像

〝この映画は永畑道子原作「華の乱」「晶子と武郎有情 夢のかけ橋」(新評論刊)に基づいた創作(フィクション)である〟

【明治三十四年 京都】

夜桜の花びらが舞い散るなか、晶子の乗った人力車が進みます。(映画タイトル)

晶子は歌の師匠、与謝野寛(ひろし)に燃えるような恋をしました。寛には既に妻子がいましたが、晶子には関係がありませんでした。親友の山川登美子も寛に恋をしていましたが、晶子は登美子には内緒で寛のいる宿へひとりで訪ねて行きました。そうして寛に愛を告白しました。

寛は自分が関わっている雑誌『明星』に理解のない妻・滝野と別れることにしたと話すと、晶子に「君は助けてくれますか」と声をかけました。晶子は喜んで頷きます。晶子はそのまま寛と結ばれました…。

【大正十二年 東京】

…晶子は机の横に敷いた布団で目覚めると、タバコに火をつけました。自分が寛と結ばれた夜のことを夢に見た晶子は、仕事の参考に出して見ていた古い写真が夢を見せたのだと思います。

11人もいる子どもたちを起こした晶子は、離れで歯ぎしりをしながら眠る夫・寛を見ながら小さなため息をつきます。子どもたちを学校に送り出して書生である深尾奈津子、通称:なっちゃんを起こすと、晶子自身は原稿に目を落としました。晶子が現在抱えている仕事は「愛と性の諸相」というタイトルの原稿で、なかなか筆が進みません。

明治三十四年に親友・登美子を出し抜いて寛と結ばれた晶子は、そのひと月後に家と親兄弟を捨てて寛のもとに走りました。寛との恋愛を詠んだ「乳ぶさおさへ 神秘のとばり そとけりぬ ここなる花の 紅ぞ濃き」などの歌は世間では「猥褻(わいせつ)だ」と騒がれ、そうした歌を詠んだ晶子は「先妻を追い出したみだらな悪女」と白い目で見られます。

妻とは別れると聞いていた晶子ですが、寛の家へ行くとちょうど出て行ったはずの妻・林滝野が戻ってきており、晶子に嫌味を言いました。寛は2人の若い女性の弟子をはべらせており、晶子と寛の生活は開始早々問題が多々ありました。気の強い晶子が寛と口論になると、脈拍が少ない寛は激昂して倒れました。それを見て晶子は慌てます。

妻の滝野と離婚をした寛は、晶子と再婚しました。近所の住人に後ろ指を指されつつ生活を始めますが、それが却って晶子に世間と戦う勇気を与えてくれました。晶子はがむしゃらに寛との結婚生活を開始しました。

【明治三十七年 日露戦争】

寛との恋愛を詠んだ歌で世間を騒がせた晶子は、日露戦争で弟が出征した際に「弟よ 君死にたまふことなかれ」と赤ん坊片手に寄稿しました。その歌は戦争反対に受け取られ、また世間を大いに騒がせました。

晶子の歌を掲載した雑誌『明星』は燃やされ、晶子と寛の家にも火をつけられました。寛が気づいて、晶子と子どもたちを避難させつつ火を消します。その頃の寛は、晶子の歌が話題になることを笑うゆとりがありました。

しかしその後『明星』を刊行する資金に欠いた寛は、詩人仲間にも去られてしまいました。さらに晶子のほうが有名になったことで、プライドをくじかれた寛は鬱病のようになりました。

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