映画:裏切りの街

「裏切りの街」のネタバレあらすじと結末

裏切りの街の紹介:2016年11月12日公開の日本映画。「何者」の三浦大輔が、自ら脚本、演出を手掛けた舞台劇を原作にした映像配信サービス“dTV”のオリジナルドラマを劇場用に再編集。恋人と同棲するフリーターと平凡な専業主婦が、何気なくアクセスした出会い系サイトで知り合い、逢瀬を重ねるが……。

あらすじ動画

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裏切りの街の主な出演者

菅原裕一(池松壮亮)、橋本智子(寺島しのぶ)、鈴木里美(中村映里子)、今井伸二(落合モトキ)、田村(駒木根隆介)、根本裕子(佐藤仁美)、橋本浩二(平田満)

裏切りの街のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①日々無為に過ごす裕一と、目的もなく主婦を続ける智子は出会い系で知り合い、なんとなく関係を持つ。発展性も実りもない関係を続けていたが、智子が妊娠すると同時に互いのパートナーに浮気が露見。 ②智子の夫・浩二は子を産んでくれと頼み、別れるつもりはないと裕一に言う。裕一の恋人・里美も伸二と浮気していたことを告白、別れない決断をする。

【起】- 裏切りの街のあらすじ1

東京都心。

〔7月〕
菅原裕一は、同棲する彼女・鈴木里美から毎日2000円の小遣いをもらって生活する、いわばヒモです。
そのうちに頑張ると口にするものの、実際のところは昼間から出会い系サイトを見てだらだら過ごす人物でした。東中野で暮らしています。
いっぽう専業主婦の橋本智子は、40歳を間近に控えていました。ふと出会い系サイトに、「30代前半。今から会えませんか。吉祥寺に住んでいます」というコメントを投稿します。
それを見た裕一がメッセージを送信し、荻窪で会うことになりました。裕一は2000円をポケットに突っ込むと、いそいそと出かけていきます。
智子は赤いワンピースを着ていると書いていました。荻窪駅前で、2人は顔を合わせます。
智子が「今年40歳になります」と見栄を張ったことを謝り、裕一もマスコミ関係の仕事と言いながら本当はフリーターだと明かしました。

初対面の2人は公園のベンチに座り、互いに模索しながら会話をします。
初めて会った時の挨拶の話、今日着て来た服のこと、昼間に見ているテレビ番組の話…智子がお笑いのサンドウィッチマンが好きだと判明しました。
話をした後、唐突に智子は「私そろそろ帰ります」と言い、連絡先を渡して去っていきました。
肩すかしを食らった裕一は、親友の伸二に電話して「今日出会い系で会った女がいきなり帰りやがってさ。すぐやれねーと意味ねーじゃん」と愚痴ります。

そうはいうものの、裕一も智子もパートナーに不満を抱えているわけではありません。
裕一のほうは…里美が必死で働き、自分の分の生活費や家賃も負担してくれていることに、申し訳なさを感じています。感じてはいるものの、里美がふと漏らす説教くさい言葉に反発も覚えます。
「俺、明日からちゃんとするわ」が口癖ですが、裕一は全く就職活動をしていませんでした。里美はそれに気付きながらも、どこかで「私を頼ってくれている」ということを嬉しく思い、2000円の小遣いでは浮気もできないだろうと高をくくっています。
智子のほうは…夫・浩二はよくできた男性です。仕事の付き合いで飲みに出かけることはあっても、積極的に家事も手伝い、智子をねぎらってくれます。
専業主婦という身に甘んじていながら、智子はどこかで「夫に借りを作るのは嫌」という気持ちを抱えていました。かといって、具体的にどうなりたいかというビジョンはありません。

〔1週間後〕
ひまを持て余した裕一は、ふと智子から連絡先をもらっていたことを思い出し、電話をかけてみます。
「間違えてかけちゃって」と誤魔化しながら、お笑いのM1が復活した話を振ると、智子が話に食いつきました。語り始めたので、会おうと誘います。
会ったものの、智子はすぐ帰りたがりました。裕一は思わず「じゃあわざわざ会う必要ない」と声を荒らげてしまいます。
智子は、結婚していることを裕一に告げました。裕一も、自分には彼女がいると答えます。

【承】- 裏切りの街のあらすじ2

智子が帰りたがったのは、結婚していることを隠していた後ろめたさから、でした。
そこから話は、互いのパートナーのことになります。
裕一も智子も、パートナーに不満を抱えているわけではなく「ただなんとなく」出会い系サイトを利用した…と告白しあいました。
別れ際、裕一は智子のメールアドレスを聞き、それで連絡を取ろうと言います。
履歴を消そうと言い、裕一は智子にキスをしました。

帰宅した裕一は、後ろめたさから饒舌になります。体調の悪い里美を気遣いました。
智子もユニクロで浩二用のスウェットを購入してきました。
互いを「おばさん」「田辺さん」という名で登録し、メールのやりとりをします。
浩二がいつも出す同僚の名が「田村」なので、そこからきたのかもしれません。

智子の妹・裕子が家を訪れ、金の無心をしました。母の世話が大変で、200万円を要求します。その代わり、絶対に返すと約束します。
妹の裕子は姉に対し、自分だけ結婚して気楽な専業主婦をしていると嫌味を言いました。
裕一は親友の伸二に、「お前いろんなことから逃げてない?」と指摘されます。
恋人の里美にずっと頼りきりなことを挙げられ、里美が他の男に走ったらどうするのかと聞かれますが、裕一は「それ(里美の浮気)はないと思う」と断言します。
出会い系で会った女性と肉体関係を持っていないことを咎められ、「そんくらい、逃げずに立ち向かえ。やれるならやっとけ」と、裕一は伸二に発破をかけられました。

3回目に会った時、親友の伸二に言われたことが裕一の脳裏をよぎります。
荻窪ではなく西荻窪で会おうと、裕一は智子を誘いました。荻窪にはラブホテルがなく、西荻窪にはあるので、智子もぴんときました。
3回目で肉体関係を持った裕一と智子は、パートナーに罪悪感を抱いており、それを抱いた自分には、まだ人間らしさが残っていたのだと気付きます。
それでも「気軽な感じで」会おうと約束しました。

〔9月〕
裕一と智子の関係は、続いていました。家庭や恋人を失う気もないまま、だらだらと関係を続けます。
しかしこの日、大きな変化が2つありました。
1つめは、智子が妊娠したのです。
会った裕一は頭を下げました。ひたすら謝ります。
智子は「あなたの子どもとも、限りませんから」と言い、堕胎を考えていると告げました。
裕一は「大したことじゃなかったんですね。あっぶね、助かったー」と思わず本音を漏らします。
帰宅した智子は、母子手帳を隠しました。夫の浩二は肉じゃがを作っています。

2つめは、互いのパートナーに浮気がばれたことです。
浩二は、智子が出かけるたびに土産を買って帰ることを指摘し、「遅くなるたびに何か買ってくれば機嫌が直るとでも思っているのか」と言いました。

【転】- 裏切りの街のあらすじ3

それを聞いた智子は逆ギレし、自分のことを棚に上げてと罵ります。浩二も飲み会だと平日が遅くなり、休みの日に出かけていることを挙げ、その相手が本当に男かどうかも分からないと反駁しました。
浮気を指摘した浩二ですが、智子の剣幕に謝り始めます。
浩二は智子から拒まれていることも挙げて「不安になっちゃった」と泣き始め、それはそれで智子も後ろめたく思います。
裕一は、里美から「好きな人いるでしょ」と言われ、同じく後ろめたさから相手を攻撃しました。
女らしくしろ、化粧くらいしろと里美に言います。
里美は、裕一が稼がないから金を回せないのだと指摘し、裕一をヒモ、ダメ人間呼ばわりしました。
イライラした裕一は、智子にメールをします(ここ重要)。

翌日。
ゴルフに出かける浩二は、いつも話に出ている田村を玄関先で智子に引き合わせました。
浩二が奥へ引っ込んだ時、田村は浩二が会社でいつも智子の自慢話をしていると言い、連れ出して申し訳ないと謝ります。
里美も、裕一に言われたとおり化粧して女性らしい格好をしました。頼ってくれるのが嬉しいと言い、でもちゃんとした方がいいと言って、友だちと会いに出かけていきます。

ちゃんとせねばと思った裕一は、智子に会う約束を取りつけました。
「もう会うのはやめよう」と互いに決めます。「今ならまだ、なかったことにできる」と互いの意見は一致しました。
堕胎の代金は自分が負担すると裕一が言い、「昨日の夜のメールは、忘れてください」と付け足します。
その直後、伸二から電話をもらった裕一は、中座して電話を取ります。
伸二から「里美と会って、カマをかけられてうっかり、出会い系サイトのことを漏らしてしまった」と言われ、裕一は浮気がばれたことを確信しました。
裕一が中座した後、メールを確認した智子は、『俺、彼女と別れるかも。そっちも旦那と別れちゃえばー』というメールが「既読」になっていたと知り、夫・浩二が見たことを直感します。
電話を切って戻ってきた裕一は、浮気がばれたことを智子に告げ、智子も同じだと言いました。

2人はあてもないまま、それでも帰るとパートナーがいるので気が重く、なんとなくホテルに入ります。
現実から逃避するために、互いに身体を重ねました。

朝帰りした智子を、浩二は責めませんでした。
浩二は母子手帳を見つけており、「産んでくれるよね」と言います。
裕一の方も、里美からとんでもない告白を受けました。里美は裕一の親友の伸二と浮気しており、だらだら続いていたのです。
伸二は里美が好きで、裕一と別れて自分と付き合えと言っていました。しかし里美の本命はあくまで裕一でした。
里美はもう絶対に浮気しないと言い、その代わり裕一も浮気しないでくれと頼みます。

【結】- 裏切りの街のあらすじ4

裕一の携帯に、未登録の番号から着信がありました。智子の夫・浩二です。
関係がいつからかと聞かれ、とっさに裕一は「1か月も経っていないくらいです」と嘘をつきます。
浩二もうすうす、裕一が嘘をついたことに気付きながらも、もう邪魔しないでくれと言いました。
最後に浩二は、裕一の気分を軽くするために「俺にも女がいる」と告白します(これは本当)。でも妻の智子と別れるつもりはないとも言いました。
「本当のことというのは1つとは限らない。バレたんだから、それくらいにしとけ」と言った浩二は、これから愛人の女性に会いに行くと言って去ります。

妹・裕子に会った智子は、半額の100万を返済してもらったついでに、妊娠のことも聞かれました。
浩二が喜んでいたと言った裕子は、「幸せな家族、築きなよ」と智子に言って笑いかけます。
裕一が帰宅すると、伸二と里美が2人で部屋に座っていました。伸二と里美は慌てて「違う違う」と、関係を訂正します。
伸二は裕一との友情を、女のことで失いたくないと思っていました。裕一も「イエローカード」と言い、伸二を許します。

夫の浩二が田村を連れて、帰宅しました。田村は浩二の家で飲みます。
妊娠を祝福する田村に、浩二は「たぶん俺には似ないと思う」と答えました(自分の子ではなく、裕一の子だと思っている)。
そして田村に対し、話を合わせてもらって申し訳ないと謝りました(やはり浩二も浮気しており、田村につじつまを合わせてもらった)。

堕胎するつもりが、一転して産むことになった智子は、父親である裕一に連絡を取ろうとします。
何度も電話をかけますが、裕一の方は逃げ続け、着信を無視しました。

〔4か月後 1月〕
智子はその後も時々、裕一に電話をかけ続けます。
やっと裕一が電話を取り、会うことになりました。
智子のお腹は大きくなっています。

公園で話した裕一は、旦那の浩二に釘を刺されたことを報告しました。
互いに関係を持ち続けていたのは、「なまけてても怒られない先生」のようなものを相手に感じていたからと言います。
2人は、もう話す話題が残っていませんでした。それでも離れがたく、橋の上でいつまでも留まっています。

(エンドロール)中央線を走る電車。2人のだらだらした関係を暗示。

(エンド後)

〔2年後〕
裕一はまだ里美と同棲しています。
それでも裕一は印刷会社の営業の職に就いていました。長い夏休みを終え、社会復帰しています。
営業で出かけた先でベビーカーを押す智子と再会した裕一は、互いに驚きました。
そこで話をし、初めて智子は、裕一の苗字が「菅原」だと知ります。同じく裕一も、智子が「橋本」という苗字だと知りました。
(男女が肉体関係になるのに、苗字や名前は必要ないということを示しているか)
すれ違いざま、裕一は赤ん坊の顔が見えそうで見えないので、思わず「橋本さん。お元気で」と声をかけます。
智子も裕一の苗字を呼び、「お元気で」と声をかけました。
(長い夏休みが終わった感じ。裕一と智子の復縁は皆無)

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みんなの感想

ライターの感想

ベッドシーンはあるものの、それが主題ではありません。むしろ「人間関係のリアリティ」を主軸に据えてます。
だらだら~とした映画だなあと思ったら、そのだらだら~がテーマだった!
あらすじにあるとおり、いきなり関係を持つわけではないのだ。最初はおそるおそる手さぐりで、互いの気持ちを読み合う関係。
実際にもし出会い系サイトで出会ったなら、こういう感じなのかも…と、妙な現実味があった。
背徳感が楽しいのかなと思ったら、そうでもないみたいで、本当に一種名状のつかない関係が続く。
浮気がばれてからの展開もすごい! まさか浩二に女がいたなんて!
まさか里美が浮気してたなんて! どうなるのか最後までどきどきしながら見られた。

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