映画:起終点駅ターミナル

「起終点駅ターミナル」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

起終点駅 ターミナルの紹介:2015年製作の日本映画。直木賞作家・桜木紫乃の同名小説を、篠原哲雄監督が主演に佐藤浩市を迎えて映画化したヒューマンドラマ。北海道・釧路で国選弁護人をしている心に傷を抱えた男が依頼人の女性とのふれあいを通して、生きる道を見出していく姿を描く。主人公の元に現れる女性を本田翼、彼の人生に大きな影を落とす女性を尾野真千子が演じる。

起終点駅ターミナルの主な出演者

鷲田完治(佐藤浩市)、椎名敦子(本田翼)、大下一龍(中村獅童)、森山卓士(和田正人)、大村真一(音尾琢真)、南達三(泉谷しげる)、結城冴子(尾野真千子)

起終点駅ターミナルのネタバレあらすじ

【起】– 起終点駅ターミナルのあらすじ1

起終点駅ターミナルのシーン1

画像引用元:YouTube / 起終点駅ターミナルトレーラー映像

吹雪のなかで仁王立ちした鷲田完治は、一心にレールの先を見ています…。

〔昭和63年秋〕

鷲田完治は北海道の旭川で、地方裁判所の判事をしています。完治には妻・和子と、4歳の息子・恒彦がいました。妻子は東京に残して、完治は単身赴任をしています。

あるとき、完治は覚せい剤取締法違反の裁判を担当しました。被告人の名は結城冴子といい、顔を見た完治ははっとします。冴子のほうも驚いた顔をしました。しかし両者ともに何もいわず、淡々と裁判を進めます。冴子は有罪でしたが、執行猶予がついて投獄はまぬかれました。

しばらくの後、完治は冴子が経営するスナック「慕情」に顔を出します。冴子は驚きもせず完治を迎えました。ふたりは身体を重ね、互いの身の上をぽつりぽつりと質問し、語ります。

〔昭和53年春〕

完治と大学時代に、冴子と恋人同士でした。司法試験の勉強に励む完治を、冴子はすぐそばで支えていました。冴子は学生運動に励んでおり、「たたかう牡羊座、支えるてんびん座」とふたりのことを表現していました。冴子は水商売で金を稼いで、完治の生活を支えていました。

完治が司法試験に受かった直後、冴子は合格祝いとしてモンブランの万年筆のプレゼントを残して、姿を消していました。万年筆には「闘え 鷲田完治」というメッセージが添えられていました。

(再び昭和63年秋)

関係を持った後、完治は冴子と月に1度、逢瀬を重ねるようになっていました。

完治が旭川へ来て、もうすぐ2年が経過します。2年経つと転勤が言い渡されます。完治は冴子に「一緒に暮らそう」と言います。判事を辞めて小さな町で法律事務所でも開くから、ここを出て一緒になろうと完治は言いました。冴子は喜びながらも、完治の気持ちを図りかねていました。冴子はもともと誰かの負担になることを、きらう人でした。完治が妻子と別れて暮らせるのか、疑問に思ったのです。

旅立ちの日、駅で落ち合った冴子は完治に「街を出るまでは他人の振りをしようか」と言いました。ホームで離れて立つと、やってきた電車に身投げしたのです。完治は動揺しながらも、その場を去りました。その後、別の路線の電車に乗った完治は、終点駅の釧路で降ります…。

〔平成26年秋〕

完治は釧路の小さな町で、法律事務所を開いていました。事務所は完治ひとりで、国選弁護だけを手がけていました。

完治は平屋の借家に住んでいます。隣の家には大村という老人が暮らしていますが、完治とは会釈程度の付き合いです。完治は自宅を事務所としており、最低限の仕事だけして過ごしていました。つましい暮らしはまるで、何かの刑を受けているかのようです。

冴子は亡くなってしまいましたが、完治はけっきょく妻子と離婚しました。養育費をずっと送りつづけた息子も、いまは社会人です。

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