映画:路上のソリスト

「路上のソリスト」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

路上のソリストの紹介:2009年制作のアメリカ映画。「ロサンゼルス・タイムズ」紙の記者であるスティーヴ・ロペスが、路上生活者として暮らす天才チェリストのナサニエル・エアーズとの交流を綴った連載コラムを基に描いている。日本公開は2009年。

あらすじ動画

路上のソリストの主な出演者

ナサニエル・エアーズ(ジェイミー・フォックス)、スティーヴ・ロペス(ロバート・ダウニー・Jr)、メアリー・ウェストン(キャサリン・キーナー)、グラハム・クレイドン(トム・ホランダー)、ジェニファー・エアーズ・ムーア(リサ・ゲイ・ハミルトン)、デヴィッド・カーター(ネルサン・エリス)、若い頃のナサニエル(ジャスティン・マーティン)

路上のソリストのネタバレあらすじ

【起】– 路上のソリストのあらすじ1

路上のソリストのシーン1

画像引用元:YouTube / 路上のソリストトレーラー映像

記者のスティーヴ・ロペスは「ロサンゼルス・タイムズ」紙で「西の視点」というコラムの連載を手がけています。

彼は同僚であり元妻のメアリー・ウェストンと離婚したばかりで、仕事への情熱も失いかけていました。

ある朝、自転車で坂道を走行していたロペスは転倒し、顔面を強打します。顔を縫う羽目になりますが、もっと大怪我だったら記事になったとぼやきながら、一人きりの家に帰宅するのでした。

仕事に復帰したロペスは、女性の新聞離れが深刻で、何を書いても手ごたえがないと嘆く同僚たちの声を聞きます。

ランチタイムにひと息ついていたロペスは、ベートーヴェンの銅像が置かれた公園でヴァイオリンの音色を聴きます。美しい音色に心が安らいだ彼は、音の出所を探ります。

すると弦が2本しかないヴァイオリンを器用に弾く、独特の風貌の黒人男性がいました。ロペスが話しかけると、彼はナサニエル・エアーズと名乗り、自身が路上生活者であること、経歴、ベートーヴェンを敬愛していることなどを語り始めます。

ロペスは口を挟む隙がないほど饒舌なナサニエルに圧倒されますが、会話の中からかつて彼が名門音楽大学であるジュリアード音楽院に在学していたことを知ります。

さっそくロペスはジュリアード音楽院にナサニエルの在籍記録を問い合わせます。すると話は事実でしたが、2年で退学していたことがわかりました。

ロペスは名門音楽大学に入学できるほどの才能の持ち主であったナサニエルが、何故路上生活者になったのか疑問を抱きます。そこでナサニエルをコラムで取り上げることを思いつき、彼が教えてくれた家族の電話番号を辿ります。

ナサニエルの姉のジェニファー・エアーズ・ムーアに電話をかけて、彼のことを記事にしたいと伝えます。彼女は長年音信不通の弟を心配しながら、少年時代の話を聞かせてくれました。

貧しい家に生まれたナサニエルは、ベートーヴェンをこよなく愛する心優しい少年でした。当時弾いていたのはヴァイオリンではなくチェロで、才能を見出された彼はひたすら練習に打ち込む生活を送っていたというのです。

続いてナサニエルの指導をしていた音楽教師に電話をかけると、彼は本気で取り組んでいれば世界がひれふす才能だったと証言しました。

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