「遥かなる勝利へ」のネタバレあらすじと結末の感想

遥かなる勝利への紹介:2011年に公開され、ニキータ・ミハルコフ主演・監督・脚本・製作で贈るロシア映画。2010年の「戦火のナージャ」に続く作品で、1940年代の大粛清時代のソ連を舞台に、激動の歴史を生き抜いた人々の姿を描いている。

予告動画

遥かなる勝利への主な出演者

セルゲイ・ペトロヴィチ・コトフ(ニキータ・ミハルコフ)、ドミトリ・アーセンティエフ大佐(オレグ・メンシコフ)、マルーシャ(ヴィクトリア・トルストガノワ)、ナージャ(ナージャ・ミハルコワ)

遥かなる勝利へのネタバレあらすじ

【起】- 遥かなる勝利へのあらすじ1

半年前、ソ連軍のユーリー・イワノヴィッチは、前任者が不甲斐ないことから、この地獄の戦場に着任しました。
部下のリパコフから、ドイツ軍の要塞を落とせてないことを言われ、酔ったユーリーは激怒し始めます。
そこでユーリーは、ドイツの要塞に到達すれば勲章を与えると言い、懲罰部隊指揮官に正面攻撃を命じます。
指揮官は30メートルも進めず、無駄死にするだけであり、無謀な作戦だと反対します。
ユーリーは銃を突きつけて、後退することを許さないと、懲罰部隊指揮官に命じます。敵をあぶり出して、銃舎をも特定するのです。
大規模な攻撃が始まることになり、多くの兵士が準備をします。その中には、懲罰部隊のコトフの姿もありました。
ドミトリ・アーセンティエフ大佐は、コトフを探しに来ていました。
コトフを見つけた大佐は必死に追いかけます。気づいたコトフは、突撃だと叫んで、督戦隊を引き連れ、要塞に向かっていきます。
予定より時間が早くて戸惑うユーリでしたが、全員に突撃だと叫びます。
後退すれば撃たれるため、アーセンティエフ大佐も突撃する羽目になります。
穴に隠れていた大佐を見つけて、コトフは話しかけます。
前からも後ろからも撃たれる状況に、死に挟まれたとコトフは表現します。
死んでいる兵士が近くにいて、コトフは彼の帽子を大佐に被せます。その帽子にはミーチャと書かれており、天国からの贈り物だと、コトフは表現します。
2人は協力して要塞に突撃します。
コトフは走ったら走る、伏せたら伏せるをアドバイスします。凄まじい銃撃がきますが、転がりながらコトフと大佐は生き永らえます。

【承】- 遥かなる勝利へのあらすじ2

ナージャ軍曹は、恐ろしいほど怪我人がいる状況で、車を使わせない軍人を見つけて足を撃ちます。怪我人よりも、弾薬を運ぼうとしたため、駆けつけた上官はナージャの行動を咎めませんでした。
ナージャは耳は聞こえていますが、話すことはできなくなっていました。
負傷兵を車に乗せることにし、ナージャは妊婦のニウラも乗せてあげます。
爆撃機から爆撃がされる中、ナージャは車を走らせます。
しかし子供が生まれそうになり、ナージャは車を停めます。負傷兵たちがニウラの子供をとりあげます。
子供はスターリンと同じヨシフと名付けられます。
出産が終わって辺りを見渡すと、負傷兵たちはヨシフのおかげで助かったと感謝します。
目を覚ましたコトフは、手錠をかけられて車の後部座席に乗っていました。運転しているのはアーセンティエフ大佐です。
大佐は、ミリェシュコ少将のタマを蹴り上げたコトフを助けました。なぜならコトフに用があったからです。
妻を失って娘とも一緒にいられない自分に、何の用なのだとコトフは嘆きます。
大佐は、コトフの妻のマルーシャに、コトフが裏切って証拠書に署名したことを話していました。
コトフは妻が死んだ通知書を受け取っていましたが、それを大佐が送ったものだと聞いて、生きていることに気づきます。
大佐はマルーシャを妻にし、名字を与えていましたが、今はもう一緒にいませんでした。
コトフは大佐から肩章を渡されて納得します。中将に昇格したのです。
大佐はスターリンに呼び出された時、コトフのことを聞かれ、彼なしで勝利をおさめることはできないと話していました。
これは自分を守るためでもあり、コトフが生きていることを悟られないためでもありました。

【転】- 遥かなる勝利へのあらすじ3

コトフは大佐と共に、我が家に帰ります。
マルーシャと親戚は驚きます。マルーシャは取り乱して、電話をとりにいきますが、泣きながら受話器を置きます。
お茶を入れることになり、大佐ことミーチャはあの頃のように、ピアノを弾き始めます。
後から帰ってきたキリクとモーホヴァは、コトフがいて、生きていたことに驚きます。モーホヴァが赤ん坊と帰ってきて、コトフは誰の子供が聞きます。
親戚がだれも言いたくないことから、マルーシャはキリクとの子供であると打ち明けます。そしてなぜ署名したのかと聞きます。
さらに娘までも地獄に落としたと、マルーシャは怒り続けます。
コトフは、マルーシャを連れて行って、好きなだけ頬を殴らせます。
マルーシャは本当のことが分かっていればと言い、コトフを抱きしめます。
コトフは拷問されて、証拠書類に署名をさせられていました。マルーシャと抱き合いながら、コトフはそのことを思い出します。
ミーチャが手配をしてくれて、マルーシャたちは列車に乗って逃げることになります。
コトフは、キリクとマルーシャが2人でいる姿を離れた場所から見ます。
キリクは列車を降りて、理由があるのだとコトフに説明します。前線でも工場にでも、どこにでも送ってくれと頼みます。
コトフは銃ではなく、キリクが作った玩具をポケットから取り出し、キリクに列車に乗るよう指示します。
1人残ったコトフは、3人の男に囲まれて時計を奪われそうになりますが、仕込んでいた指の刃物で倒します。
そして結婚式が開かれているのを見つけて、参加者の女性の1人とキスをし、花婿と花嫁に時計をプレゼントします。
アーセンティエフ大佐は、その様子を車の中から見続けていました。

【結】- 遥かなる勝利へのあらすじ4

スターリンの元に連れて行かれたコトフは、軍の指揮を任されます。黒の歩兵作戦は、コトフにしかできないと言われます。
アーセンティエフ大佐は、罪に問われて逮捕されることになります。部下だったリャーボフから、ドイツ諜報機関のため、スターリンを裏切ったと罪状を読ませられ、笑いながらサインをします。
コトフ中将の指揮の下、ドイツ軍の要塞の近くの塹壕に、国民の男たちがこん棒を持たされて集められます。
ナージャ軍曹は上官から、負傷者を運ぶのは戦闘が終わってからと指示されます。
コトフは督戦隊が配置についたと連絡を受け、ウィスキーを飲みます。
コトフは塹壕を歩いていき、国民から作戦反対の意見を聞いていきます。
批判しながら騒ぎ出した男がいて、兵士に刺されて殺されます。
コトフは、死にゆく者の場所に、上官が来るべきでないと部下に言われます。
しかし危険を顧みずに塹壕から出て、コトフはこん棒を持って要塞へ1人歩いていきます。
仕方がないと言って、兵士たちもこん棒を持ち、コトフの後ろをついていきます。そして国民たちもついていきます。
森で待機していた狙撃手は、要塞にいるドイツ軍のスナイパーを狙い撃ちにして射殺します。
ドイツ軍は、コトフたちが銃を持ってなくて戸惑います。敵が近づいてきたので、ドイツ軍は警報を鳴らします。
スナイパーが死んだことで、火が燃え移っていき、ドイツ軍の要塞は大爆発を起こします。
チャンスだと思い、コトフたちは突撃します。
ナージャは双眼鏡で父の姿を見つけて、地雷がある道を走って降りて行きます。
気づいたコトフは、ナージャを見て人違いだと言います。
ナージャは思い出の歌を歌い始め、地雷を踏んでしまいます。
コトフは気づいて抱きしめ、ナージャの足の上を自分の足で踏みます。10分踏んでいれば安全装置が外れるはずです。
ナージャはブーツを脱いで、来た道の足跡をたどり、戻るように命令されます。規則であることから、ナージャは涙を流しながら従います。
しばらくして、地雷のスイッチが入り、大爆発が起こります。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、序盤からテンションを上げてくれます。なぜならアーセンティエフ大佐が、コトフと再会するシーンから始まるからです。
アーセンティエフ大佐は、上官なのに督戦隊から撃たれ、戦いに向かわされます。そしてコトフと再会し、彼と要塞に突撃する姿は、必死で面白くて見応えがあります。
家にコトフが帰ってきた時の、親戚やマルーシャの演技は見所になっています。前作とほぼ同じ人たちが出演しているので、つながりを感じやすく、出演者の年齢から、時間が経っていることも分かります。
衝撃的だったのは、キリクとマルーシャが一緒になったことでしょうか。列車を降り、コトフに必死に訴えるキリクの姿は印象的で、頭から離れません。
もう1つの見所は、自ら先頭に立ち、こん棒を持って要塞に向かうコトフの場面です。彼についていく男たちの意気込みも素晴らしくなっています。

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