「野火」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(8件)

ヒューマンドラマ

「鉄男」や「東京フィスト」などで知られる塚本晋也監督が、大岡昇平による同名小説を映画化した作品です。原作は1959年にも一度映画化されており、これが2度目の映像化となります。本作では塚本監督が主演も務め、第二次大戦末期にフィリピンのレイテ島に出兵していた兵士が体験した、戦争の惨さ・悲惨さを生々しく描き出しています。

あらすじ動画

野火の主な出演者

田村一等兵(塚本晋也)、安田(リリー・フランキー)、永松(森優作)、伍長(中村達也)、田村の妻(中村優子)

野火のネタバレあらすじ

【起】– 野火のあらすじ1

野火のシーン1

画像引用元:YouTube / 野火トレーラー映像

第二次世界大戦の末期、日本軍の敗色は濃厚になっていました。そんな時期に、フィリピンのレイテ島へ出兵していた田村一等兵は結核にかかり、上官から役立たずとみなされ、ジャングルの中にある野戦病院へ行くよう命じられます。

食料の乏しい中、貴重なイモを渡され病院へ向かった田村でしたが、急造のバンガローのような病院は負傷した兵士であふれ、よく肺病なんかで病院へ来たなと、ここでも邪魔者扱いされます。更に、持っていたイモを医師に奪われたあげく、「退院だ」と追い出されてしまいます。

田村は仕方なく部隊に戻ったものの、「なぜ戻って来た」と怒鳴られ、再び病院へ向かいます。しかし相手にされずまた部隊へ戻り、また上官に怒鳴られ殴られ、「病院に置いてもらえなかったら自決しろ」とまで言われてしまいます。

田村は何度目かの病院へ行くものの、中に入る気力はなく、外の草地に座り込みます。そこで田村は、安田と永松という2人の兵士に出会います。安田は右足を負傷していましたが、この困難な状況下で何かひょうひょうとした態度を見せる不思議な男で、若い永松に田村が持っているイモをタバコと交換させるよう命じます。

その夜、永松は病院からイモを盗もうとして捕まり、医師たちにリンチに逢いそうになります。田村が自分の持っていたイモを医師に差し出し、これで彼を見逃してやってくれと頼んでいると、突如敵の襲撃が始まり、病院は爆破されてしまいます。このドサクサに紛れ、永松はイモを持って安田と共に逃げていきます。

田村も燃え上がる病院を後にしますが、部隊にまた戻るわけにもいかず、ジャングルを当てもなくさまよい続けます。乏しい食料はすぐに底を尽き、吐血するなど病状も悪化する中、田村はもはやこれまでと、手りゅう弾で自決しようと考えます。

しかし、故郷に残してきた妻のことを思い出し、寸前で思いとどまります。すると、すぐ近くにイモが生えているのを見つけ、田村は夢中でイモを掘り出しかぶりつきます。

そのイモは生では食べられないもので、田村はその夜、腹痛に苦しむことになります。それでもなんとか生き延びた田村は、ジャングルの中に建つ小さな教会を見つけます。田村が中に入って休んでいると、若いフィリピン人のカップルが教会へやってきます。

田村はイモをふかすため、マッチが欲しいとカップルに要求しますが、カップルの女が狂ったように叫び出し、田村は思わず女を撃ち殺してしまいます。男の方は逃げ去っていきますが、田村は死んだ女の足元に、塩の入った袋が隠されていたのを発見します。

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