「鉄くず拾いの物語」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– 鉄くず拾いの物語のあらすじ2

鉄くず拾いの物語のシーン2

画像引用元:YouTube / 鉄くず拾いの物語トレーラー映像

ナジフは2つの事情で言葉を失い、悩む。

1つは妻の5ヶ月になっていたお腹の子供が流産、既に亡くなり妻もすぐ手術しないと命が危ないこと。

もう1つはナジフのこの国での「立場」であった。移民として扱われているロマ族は保険証を持つことができない。

病院で紹介状を書いてもらい、とりあえずナジフたちは産婦人科へ向かう。

するとセナダを診察した医師から聞かされた、入院や手術金額にかかる980マルク(日本円で6万6千円)という金額もとても捻出できるものではない。

ナジフは悩んだ末、一気に工面するのは難しい、分割払いで支払いたいと提案するも一括でないと駄目だと言われてしまった。

こうしている間にもセナダの具合は悪化していく。一度、妻と娘たちと村に戻って金の工面について考えるも、今の自分には仕事をして工面するしかないと毎日また鉄くずを集め続けるが、やはり稼ぎは微々たるものでとても手術代には届かない。

病院から戻ってますます苦しむセナダを連れ、どうしようもなくナジフは再び産婦人科へ連れて行き、なんとか手術してくれるようにと頼み込んだが金がないと無理だと突っ張らねてしまった。

自分一人の力ではどうにもできない、もう時間がないとナジフはロマ族の女性協会へ向かった。協会を通じて援助を社会福祉事務所へ求めるが、全く相手にされない。

「戦争中の方がまだましだ」

事務所から追い出されたナジフはそう嘆いた。見ていられない光景だったが、今の状況よりかは幾分かマシだと。

この世には神もいないのか、なぜ神様は俺たちばかりにこんな試練ばかり与えるんだろう、とナジフは兄に苦しみを零した。

ロマ族はジプシーとして、昔から苦境に立たされることが多い民族で、戦争後は特にすっかり数も減ってしまった。今はアジア中心で細々と暮らしていただけなのに。

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