映画:風が強く吹いている

「風が強く吹いている」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

風が強く吹いているの紹介:三浦しをんの同名小説を映画化し、大森寿美男が監督・脚本をつとめて2009年に公開された作品です。とある大学の弱小陸上部を舞台に、寄せ集めの個性的なメンバーたちが箱根駅伝を目指すまでの物語が描かれています。小出恵介と林遣都が主演をつとめ、走ることに情熱を燃やすランナーたちの心情を演技で表現してくれています。またタイトルでもある「風が強く吹いている」も、箱根マラソンをあらわす印象的な言葉として劇中に登場しています。

あらすじ動画

風が強く吹いているの主な出演者

ハイジ(小出恵介)、蔵原走(林遣都)、ユキ(森廉)、キング(内野謙太)、神童(橋本淳)、ムサ(ダンテ・カーヴァー)、ニコチャン(川村陽介)、王子(中村優一)、ジョータ(斉藤慶太)、ジョージ(斉藤祥太)、勝田葉菜子(水沢エレナ)、田崎源一郎(津川雅彦)、藤岡一真(渡辺大)、榊浩介(五十嵐隼士)

風が強く吹いているのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 風が強く吹いているのあらすじ1

風が強く吹いているのシーン1 寛政大学1年生の蔵原走(かける)は、住む場所も決めないまま上京し、偶然出会ったハイジこと寛政大学4年生の清瀬灰二にご飯をごちそうになっていました。
ハイジは走を自らが管理する学生寮である「竹青荘」へと勧誘し、そこで個性的な同居人たちと出会います。
そこには食事や掃除など寮内のことを一手に引き受けるハイジをはじめ、ハイジと同学年で司法試験に合格した秀才「ユキ」こと岩倉雪彦、クイズが好きで博識な「キング」こと坂口洋平、1年生で双子のジョータとジョージ、理工学部でヘビースモーカーの「ニコちゃん」こと平田彰宏、人当たりの良い田舎出身の「神童」こと杉山高志、アフリカ出身の留学生ムサ、部屋に膨大な漫画を集めている漫画オタクの「王子」こと柏崎茜が住んでいました。
いずれもハイジが自ら勧誘した寛政大学の学生たちで、10人がそろったことでハイジは初めて自分の目的を彼らに話します。
それは竹青荘にいる10人で箱根駅伝を目指すというものでした。
竹青荘に入居した時点で全員が陸上部扱いとなり、ハイジは日ごろから入寮者にランニングを課していたのでした。
とはいうものの走以外の入寮者はみな陸上経験に乏しく、陸上部への入部も寮に格安で住むための方便だと思っていました。
しかし当のハイジはいたって本気で、10人がそろったことで本格的なトレーニングが始まるのでした。
陸上の厳しさを知る走は、素人集団に出られるわけがないと憤りますが、ハイジは走をなだめ、他の入居者とともにトレーニングを開始します。
なし崩し的に始まった寛政大学陸上部ですが、高校生の頃から陸上部で長距離を走り、天才ランナーと呼ばれていた走は自分のペースでトレーニングを行ない他の入寮者を引き離していきます。
しかし、目的地まで到着してみると他の入寮者との差はそこまで開いておらず、走は彼らの体力に目を見張るのでした。

【承】- 風が強く吹いているのあらすじ2

風が強く吹いているのシーン2 寛政大学が箱根駅伝に出場するためには予選会を通過する必要がありました。
しかしその予選会に出場するのにも破らなくてはならないタイムがあり、彼らは目安となる参加タイムを突破するために練習を積みます。
ハイジはそれぞれの実力に合った練習メニューを考え、陸上部のメンバーはメニューをこなしていきます。
しかし10人の中でも運動経験の乏しい「王子」は、タイムもチーム内で最も遅く、足を引っ張る存在となってしまいます。
予選会のためのタイムを計測する記録会では寛政大学のほとんどの選手が基準タイムをクリアするものの、王子だけは極端に遅いタイムを出してしまうのでした。
走はだんだんと練習にも熱が入るようになり、それとは対照的にのん気に生活している他の入寮者に食ってかかります。
ハイジは走が箱根駅伝へ向けて本気になったことを喜びますが、同時に仲間の努力を認めようとしない姿勢を諭します。
独りよがりな態度をとった走を説き伏せた直後、ハイジは過労で倒れてしまうのでした。
入寮者たちはハイジに負担を押し付けていたことを反省し、走は病室でハイジに謝罪します。
走は改めてハイジや竹青荘の仲間たちのために走ることを決意するのでした。
寛政大学陸上部は退院したハイジとともに合宿へと向かいます。
湖畔の合宿所には同じく箱根駅伝での優勝を目指す東京体育大学も合宿に来ており、その中には走と同じ高校の陸上部だった榊浩介の姿もありました。
榊は高校時代に監督を殴って退部した走の素行の悪さをなじりながら挑発しますが、走に代わってハイジが穏便な態度ながらはっきりと言い返すのでした。
厳しい監督の下でトレーニングに励む強豪陸上部の姿に弱気になってしまう寛政大学陸上部のメンバーたちを、ハイジが励まします。
ハイジは予選会の走行距離を想定した高地トレーニングを行ない、本番に向けた特訓は佳境へと入っていきました。
合宿での特訓を経て、寛政大学陸上部は箱根駅伝への切符をかけた予選会へと出場することになります。

【転】- 風が強く吹いているのあらすじ3

風が強く吹いているのシーン3 予選会では襷によるリレーではなく、全員が一斉にスタートし、各大学のランナーの合計タイムで順位が決まる仕組みになっています。
走とハイジの2人でタイムを伸ばし、他のランナーがいかに上位に食い込めるかが本戦出場へのカギとなりますが、下馬評の低かった寛政大学はレースが始まると、なんと走がトップのままゴールまでたどり着きます。
ハイジも古傷の足の痛みを抱えながら8位と健闘し、2人はゴール地点で他のランナーを待ちます。
少し遅れてムサやユキもゴールし、そのあとからはジョージと神童、ジョータやキング、ニコちゃんがゴールします。
彼らはみな自分がゴールしてふらふらになりながらも、すぐに立ち上がり仲間のゴールを待っていました。
他の選手たちに混じって王子がゴールし、寛政大学陸上部は練習の成果を発揮する形で全員がゴールするのでした。
箱根駅伝に出場するためには予選会で上位9組に残らなくてはならず、寛政大学はタイムとしては微妙な位置にいました。
1位から順位が発表され、名前を読み上げられた大学の陸上部から大きな歓声が上がります。その中で一向に名前の呼ばれない寛政大学陸上部は祈るような気持ちで順位発表を聞いていました。
本戦出場校最後の順位となる9位の名前が読み上げられ、そこには寛政大学の名前がありました。
一瞬の静寂のあと、彼らは喜びを爆発させるように歓喜の声をあげます。
定員ギリギリの10人しかいない陸上部の箱根駅伝出場は大学や地元、またメディアでも大きく取り上げられ、応援してくれる人も増えていきました。
中でも走は予選会でトップだったこともあり、ダークホースのような存在となっていくのでした。

【結】- 風が強く吹いているのあらすじ4

風が強く吹いているのシーン2 箱根駅伝当日は1区を王子が走ります。
これまで最も重圧を感じる立場の中で何度もその重圧を跳ね返してきたからこその起用で、スタートとして最も注目される1区を任され、王子は必死で走り切りゴールします。
タイム差こそ少ないものの最下位でゴールしたことを悔しがり、涙を見せますが、ハイジはそんな王子に感謝の言葉を述べます。
2区で襷を受け取ったムサは快調なペースで飛ばし、順位を上げます。
続く3区のジョータや4区のジョージも健闘しますが、往路のラストとなる山越えを任された5区の神童は、当日に風邪で体調を崩していました。
代わりのいない寛政大学で神童は自分の体調をおして出場しますが、万全には程遠い走りで順位を落としてしまいます。
あえぐように空を見上げ、ふらふらになりながら気力だけでゴールへとやって来た神童は、もうろうとした意識の中でハイジに謝るのでした。
一夜明けた復路では、6区のユキが下り坂を快調に飛ばしていました。
冷静な判断と緩急の使い分けでスピードに乗り、区間賞を狙えるほどのペースでゴールします。
7区のニコちゃん、8区のキングも奮闘し、襷は9区の走へと渡ります。
走は驚異的なスピードで9区を走り、前を行く選手を次々と追い抜いていきます。
トップを走る六道大学の4年生で今大会最注目の選手でもある藤岡一真は区間新記録を狙えるペースで走っていましたが、走はさらに速いペースで追い上げており、藤岡が区間新記録でゴールしたあと、走は藤岡の記録を塗り替える記録を出してゴールするのでした。
そして箱根駅伝はいよいよ最終走者である10区のハイジに襷が渡ります。
走は竹青荘のみんなと合流し、大型ビジョンでハイジを応援します。
そこには六道大学が1位でゴールするシーンが映されており、その後にカメラが切り替わると、そこには苦しさに顔をゆがめながら動けなくなっているハイジの姿が映るのでした。
ハイジにはもともと膝を怪我しており、それはレース前から医者に止められるほど悪化していたのでした。
ハイジは選手生命が断たれることすら覚悟したうえで強行出場したものの、ゴールまで残りわずかというところになって、走れないほど膝に故障が発生してしまったのでした。
ハイジは必死に足を前に出して、足を引きずりながら進んでいきます。
少し進むたびに倒れ、また立ち上がり進み出すという繰り返しで、ハイジは必死にゴール付近へとやって来ます。
その姿を見たユキは思わず止めようとしますが、走はハイジの覚悟を知り、ユキを止めます。
ハイジは竹青荘の仲間たちの声援に迎えられながら、片足を引きずったまま襷をがっちりとつかみゴールへとなだれ込むのでした。
それを見て部員たちはずぐにハイジのもとへ駆け寄り、抱きかかえながら涙を流して喜びます。
走は「夢みたいだ」と語り、寛政大学はギリギリのタイムでシード権を得るのでした。

みんなの感想

ライターの感想

箱根駅伝の描写がリアルで、そこにかける思いなどが伝わってきてとても熱い作品だと感じました。
キャラが個性的でひとりひとり思い入れを持って見ることができるので、より応援したいという気持ちが強くなり、それが駅伝本来の魅力とも結びついていると思います。

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