「魂萌え!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

魂萌え!の紹介:2006年製作の日本映画。桐野夏生のベストセラー小説を、「亡国のイージス」の阪本順治監督が風吹ジュン主演で映画化。人生の岐路に立たされた熟年女性が、さまざまな出会いを通し、己を見つめ直してゆくドラマ。

魂萌え!の主な出演者

関口敏子 – 風吹ジュン 伊藤昭子 – 三田佳子 関口隆之 – 寺尾聰 関口美保 – 常盤貴子 関口彰之 – 田中哲司 関口由佳里 – 渡辺真起子 今井 – 左右田一平 塚本 – 林隆三 小久保 – なぎら健壱 西崎美奈子 – 藤田弓子 江守和世 – 由紀さおり 山田栄子 – 今陽子 宮里しげ子 – 加藤治子 野田支配人 – 豊川悦司 大島法子 – 根岸季衣 映写技師の先生 – 麿赤兒

魂萌え!のネタバレあらすじ

【起】– 魂萌え!のあらすじ1

魂萌え!のシーン1

画像引用元:YouTube / 魂萌え!トレーラー映像

東京都立川市。

関口敏子は4つ年上の夫・関口隆之とのあいだに、一男一女を儲けました。子どももとうに成人して、息子の彰之はアメリカで就職して結婚しています。娘の美保は独身ですが、マモルという恋人がいて同棲を考えています。

2003年、隆之が60歳で定年を迎えました。春、最後の出勤にと家を出た隆之が頭上を仰ぐと、通勤路には桜が満開でした。隆之は桜を見上げながら歩いていきます。

夫を送った敏子は長年使い込んだ重たいフライパンを洗って、家事をし終えるとソファに座ってテレビのリモコンを握ります…。(映画タイトル)

その日の夜は、退職した隆之のためにご馳走が並びました。息子の彰之はアメリカで不在ですが、美保もプレゼントを買って帰宅しています。美保は敏子に、恋人のマモルと同棲したいと打ち明けました。そこへ隆之が会社からもらった花束を抱えて帰ってきます。

退職のお祝いをしたあと、台所で洗い物をする敏子のところへ隆之が立ってきました。隆之は気分よく酔っており、敏子の手を取って握手をしてなにかを言いました。洗い物の手を突然取られたので敏子は驚いて、夫がなんと言ったのか判りませんでした。隆之は60歳、敏子は56歳でした。

…それから3年の月日が経過します。2006年2月。

隆之は心臓発作を起こして、63歳であっけなく亡くなりました。隆之が定年退職してからの3年間はあっという間だったと、火葬場で煙突を見上げながら敏子は思います。

葬儀には息子の彰之も帰国して駆けつけていました。妻・由佳里と、敏子にとっては孫2人も連れています。敏子たちに会わせることもなく、彰之は渡米先で出会った女性と8年前に勝手に結婚していました。敏子は由佳里側の両親と、顔合わせをしたことがありません。

息子の彰之は敏子に、近々帰国することを告げました。その際に敏子と同居をしたいと言い出します。但しよく聞いてみると、立川の家に住んで家賃を浮かせたい狙いがみえみえでした。敏子は「考えておく」と答えます。娘の美保は家を出て恋人・マモルと同棲していました。美保に「気を付けないと兄さんにたかられる」と言われて、敏子はつい声を荒らげます。

葬儀場から帰ると、隆之の携帯電話が鳴りました。クローゼットの上着のなかにある携帯電話には、「伊藤」という苗字が表示されていました。敏子が出ると相手は女性でした。相手はしどろもどろになり、隆之が3日前に亡くなったと敏子が告げるとショックを受けているようでした。電話を切ったものの、敏子は相手のことが気になります。

3日前、夫の隆之は家の風呂場で心臓発作を起こして倒れていました。敏子が見つけて救急車を呼んだのですが、夫はそのまま帰らぬ人となったのです。

息子の彰之は同居の話を催促しながら、忙しなくアメリカに戻っていきました。

敏子の学生時代からの仲良し同級生3人組の、西崎美奈子、江守和世、山田栄子が敏子の家にやってきます。彼女らは仏壇に手を合わせると、買ってきた食べ物を並べ始めました。夫を亡くした敏子の気持ちを盛り立てようと、賑やかにおしゃべりを始めます。栄子はロペス・カロという男性歌手が好きで、敏子にCDを持ってきました。コンサートでロペスと目が合ったときにウインクしてもらったと、楽しそうに話します。

そこへドアチャイムが鳴り、訪問者がありました。敏子が出ると、相手はそばの会の講師・今井栄一郎でした。隆之は退職後に趣味で「そばの会」に入り、週に一度はそば打ちに出かけていました。

あいさつをした敏子は、亡くなった日の隆之のことを伺います。隆之は木曜の「そばの会」の日に帰宅後、亡くなっていました。すると今井は「今年は一度も来ていない」と答えます。敏子が驚くと、隆之が家人に嘘をついていたと察した今井はことばを濁し、そそくさと去っていきました。帰り際、そばの会のメンバーで「隆之を偲ぶ会」を開く予定だと言って去ります。

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