「魂萌え!」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– 魂萌え!のあらすじ4

魂萌え!のシーン4

画像引用元:YouTube / 魂萌え!トレーラー映像

美奈子、和世、栄子らと会った際、塚本から電話をもらいます。塚本にも連絡先を教えたので、早速次のデートの予約をしました。敏子が電話に出ているあいだに、また和世と喧嘩した栄子が怒って帰ります。

息子の彰之は敏子を頼るのをあきらめて、嫁・由佳里のほうの実家に同居を決めました。

敏子は栄子たちに手伝ってもらって、自宅の壁紙を張り替えます。合鍵を返しに来た美保が、新しい壁紙を見て感心しました。美保は、敏子が長年家族のために使っていた重いフライパンを捨てて、自分が使いやすい軽いフライパンに買い替えた敏子を見て、本当に変わろうとしているのだと理解したと話しました。敏子は美保に鍵を持っておけと手渡します。

敏子は映画館の映写技師に声をかけて、映写室を見せてもらいました。その女性技師は、どこかで基本を習っておいたらと言います。敏子はその女性に、どこで習ったのかと質問しました。「おとめ座」という映画館でしたが、ポルノ映画が軒並み上映されているのを見て、敏子は腰が引けます。

しげ子の見舞いに行くと、看護師の大島法子が敏子に声をかけます。甥の野田支配人は入院保障金を払っていないのだそうです。敏子がカプセルホテルへ行くと、野田支配人は夜逃げしていました。

デパートで手帳を購入して屋上で掻き込んでいると、野田支配人とばったり会いました。敏子がしげ子のことを話すと、野田は「福祉の人に任せる」と答えました。妻子にはとうに見捨てられて、東京で日雇いの仕事をして暮らしているそうです。親切にしてくれた敏子に、野田は「次はもう少しましな男になって会いたい」とあいさつして去りました。

帰宅すると、カントリークラブのDMが届いていました。しげ子のことで立川の生活福祉課の者も訪ねてきましたが、敏子は「知らない」と答えます。

おしゃれして塚本とのデートの待ち合わせ場所に行った敏子は、隆之が通っていたカントリークラブを知らないかと聞きました。「これからいろいろ新たなことに挑戦したい」と敏子が話すと、塚本は「あなたにゴルフは似合いません。つつましやかな奥さん、そこがいいのに」と答えます。塚本は悪気なく言ったことばでしたが、敏子は「つつましやかな奥さん」にひっかかりました。敏子は塚本にあいさつしてその場から去ります。

敏子はひとりで居酒屋に飲みに行き、酔った勢いでおとめ座へ行って映写技師の先生に弟子入り志望を伝えました。帰りの電車で吐き気を催し、バッグのなかに吐きます。

敏子は昭子のところへ行くと、隆之が渡したであろうゴルフの会員権の証書を返してくれと主張します。昭子は敏子に「隆之が敏子のことを家具みたいだ。時代遅れだけれど、取り換えるのも面倒だと言っていた」と話します。敏子は気分を害しますが、それでも会員権証書を要求しました。店を壊したいと言い、かっとなって思わず机の上の陶器を割ります。昭子は敏子に「知らないことが罪なんですよ」と最後に言いました。

敏子は立川の家を売り、マンションに引っ越すことにしました。遺産を分ける予定です。引っ越しの手伝いには、彰之と美保とマモルがやってきました。敏子は美保に、新居のマンションの合鍵を渡します。

彰之が敏子に、父・隆之が定年退職の夜に「初めて敏子と握手をした」と話題にしていたと話しました。それは事実なので敏子は驚きます。退職の日に電話があったと彰之が話しましたが、敏子は眉唾だと思っていました。しかし握手の話を聞いて、本当だったのだと信じます。同時に敏子は、握手をしながら隆之が言ったことばが「ありがとう」だったのだと思い出しました。

もし隆之が生きていたら、いまの自分を見てどう思うだろう…ということを、敏子は隆之の携帯に電話してメッセージを残します。技師の先生のもとで修行した敏子は、映写技師として働いています。映画『ひまわり』を上映しながら、敏子もスクリーンに見入っています…。

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