「魔の刻」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– 魔の刻のあらすじ4

魔の刻のシーン4

画像引用元:YouTube / 魔の刻トレーラー映像

花井は、涼子と深が家にいるのを喜びました。嬉しがる花井に、涼子は再婚すればどうかと言います。花井は「結婚すると、寂しいのが却って形になって見えたりして」と言いながら、涼子を押し倒そうとします。涼子は好きな男がいると言い、その男とではないと駄目だと言いました。花井はそれ以上なにもしませんでした。

片貝刑事が町で涼子を見かけて、話しかけてきました。片貝刑事は、花井の義母からは薬物反応が出たと言います。

翌朝、花井は「暫く旅行に出る」と置手紙を残して去りました。

涼子と深はそのあとも、花井薬局で過ごします。しかし深は涼子と花井の仲を疑っていました。葉子が居場所を知って雨の日にやってきました。涼子を母と知った葉子は謝りますが、涼子は深に会わせようとしません。

次の日、涼子が買い物に出かけているあいだに、葉子が電話をかけてきました。その電話を取った深は葉子に迎えに来てもらい、黙って花井薬局を出ると自分の部屋に戻ります。

深がいなくなったので、涼子は必死で探しました。今まで自制していた橋を渡り、深の居住区域に会いに行きます。深は「お前の子どもに生まれたくなかった」と涼子を責めますが、けっきょく涼子も深も離れがたく、そのまま市場で愛し合いました。その様子を追ってきた片貝刑事が目撃します。

港町に涼子と深の近親相姦の噂が広まりました。涼子は、葉子とバイク仲間らに生卵を投げつけられます。深は自分のアパートを引き払って、どこか別の町へ行ってしまったことを涼子は知ります。

海辺の橋のたもとで、涼子は戻ってきた花井と会いました。花井は涼子と飲み交わしながら話をします。

花井は片貝刑事の疑惑どおり、義母に薬を盛っていました。義母の持病の血圧降下剤の代わりに、血圧増加剤をのませたのです。それを話した花井は、義母と身体の関係があったことを告白しました。

涼子も深との関係を話します。優秀な父親・敬一郎に将来を嘱望されて東大を二浪し、荒れたのだと話しました。荒れる息子と心中をするまえに、母と子の一線をこえたと告白します。

涼子と深はディスコへ行くと、若者らを退けてレコードをかけさせると、タンゴを踊りました。そのあとホテルへ行き、身体を重ねます。

翌日。涼子は荷造りをしていると片貝刑事がやってきました。片貝刑事は、花井の水死体が岩場に引っかかっていたと告げます。

涼子も港町を出るつもりでした。荷物を持って車に乗っていると、そこへバイクで並んで深が声をかけます。「逃げんのかよ」と繰り返しますが、涼子は無視しました。深はスリップして転倒します(滑った程度で大したケガではありません)。

振り返りもせず去っていく母親の車に、深はいつまでも「おふくろ!」と叫び続けます…。

次のページで映画の感想を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「魔の刻」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×