「17歳のシンデレラ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

17歳のシンデレラの紹介:2018年製作の日本映画。第16回モナコ国際映画祭 最優秀脚本賞&特別賞 W受賞。がんに冒されながらも女優を目指す少女の姿を描いた、青春ラブストーリー。幼馴染みでアイドルのハルキに影響され、女優を夢見る17歳のアオイ。しかし、突然倒れた彼女は、がんであることを告げられ、余命宣告を受ける…。

あらすじ動画

17歳のシンデレラの主な出演者

ハルキ(寺西優真) 滝口アオイ(川津明日香) (岡田隆之介) 広石詩織先生(SIZUKU) ヤマカワケン(宮田悟志) アオイの母(長谷直美) (野呂田直樹) (上村翔) (澤田祥江) (夏目澪) (西村一輝)

17歳のシンデレラのネタバレあらすじ

【起】– 17歳のシンデレラのあらすじ1

17歳のシンデレラのシーン1

画像引用元:YouTube / 17歳のシンデレラトレーラー映像

2018年、東京都港区・麻布十番。

繁華街の一画に「煮込み てらにし」という小さな店があります。そこは愛知県岡崎名産の八丁味噌を使った味噌おでんを売りにしています。

滝口アオイは17歳の少女です。「煮込み てらにし」はアオイの両親の店でした。もともとは父親が大将をしている店でしたが、父が大腸がんで亡くなってからは母親が料理人のヤマカワケンといっしょに店を盛り立てています。アオイもときどき店を手伝っています。ほかに店員としてアルバイトのサイトウさんもいますが、よく寝坊で遅刻します。

店には常連客が多く、いつもにぎわっていました。

店の壁に貼られているのは、ハルキの写真とサインでした。ハルキはアオイの幼馴染ですが芸能界にデビューして、現在は4人組の人気アイドル「エターナル」のメンバーの1人になっています。

店には3人組のビジネスマンの男性と、若いカップルが来ています。カップルの女性がハルキの写真を見つけて、この店に客としてよく来るのかとアオイの母に聞きました。母は娘の幼馴染だと答えます。

ビジネスマンの3人は、アオイの顔を見られないので残念だとこぼしました。母は、アオイは大学受験をするため予備校に通っていて、店を手伝えないのだと話します。

そこへアオイが帰ってきました。ビジネスマンは喜びます。

「てらにし」の店内には、芸能界の登竜門である「東京ボーイズコレクション」の「シンデレラ総選挙」というオーディションのポスターが貼られていました。ビジネスマンはアオイの母親に、アオイがオーディションに出ればいいのにと勧めました。母親はそれを聞いても大学受験の話題を出しますが、アオイはまんざらでもない顔をします。

アオイは予備校で友だちのユミといっしょに講義を受けています。英語の担当の広石先生が壇上で教えています。先生の目を盗んでユミはアオイに、ハルキを紹介しろと催促しました。アオイは笑顔を浮かべつつ、ユミに頷きません。広石先生がアオイらのおしゃべりに気づき、注意します。

ハルキは芸能事務所で、エターナルのリーダーのトウゴに「自分とのパート部分を今日はソロで歌ってみないか」と提案されました。ハルキは及び腰ですが、トウゴは「社長とオオタさんには許可をもらっている」と言ってハルキに勧めます。

トウゴが去ったあと、女性マネージャーがハルキに声をかけます。自分がメンバーのなかでいちばん期待を寄せられていると気づき、ハルキは複雑な気持ちです。

アオイは予備校の友だち4人と「てらにし」でおでんを食べながら、将来についての話をします。みんなそれぞれ夢を持っており、夢を聞かれたアオイは「そうだなあ…」と考えながら答えます。

アオイらは「てらにし」を出てお茶を飲みに行きました。アオイを見送った母親が店で倒れ、バイトのサイトウさんとヤマカワが救急車を呼びます。

ヤマカワから連絡を受けたアオイが、病院へ駆けつけます。アオイの母は過労で倒れただけでした。アオイを大学に行かせるため、張り切って働き過ぎたようです。

ベッドで眠る母を見守るアオイに、ヤマカワは「おかみさんが心配していた」と声をかけます。このところアオイが浮かない顔をしていると母親が言っていたと聞き、アオイはヤマカワに「夢はあるか」と質問します。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「17歳のシンデレラ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×