映画:1898スペイン領フィリピン最後の日

「1898スペイン領フィリピン最後の日」のネタバレあらすじ動画と結末

あらすじ動画

1898スペイン領フィリピン最後の日の主な出演者

セレソ中尉(ルイス・トサル)、ヒメノ・コスタ軍曹(ハビエル・グティエレス)、カルロス(アルバーロ・セルバンテス)、フレイ(カラ・エレハルデ)、ロゲイオ医師(カルロス・ヒッポリト)、ホセ(リカルド・ゴメス)、モレナス大尉(エドゥアルド・フェルナンデス)

1898スペイン領フィリピン最後の日のネタバレあらすじ

【起】- 1898スペイン領フィリピン最後の日のあらすじ1

フィリピンのマニラにあるバレルという村は、海とジャングルに囲まれていました。
1897年の10月、そこでスペインの部隊が虐殺され、50人中13人だけが生き残ります。
3か月後、バレルの立て直しと祖国の権威を復活させるため、まだ戦争を知らないカルロスは派遣されます。
彼はこの任務に参加して、推薦状を貰えれば、美術学校に通うことができます。
ラス・モレナス大尉の指揮の下、セレソ中尉はカルメン神父に出迎えられ、浜辺からバレルに向かいます。
バレルには前回の生き残りのヒメノ・コスタ軍曹がいました。彼はマニラに行く予定でしたが、祖国を守るために残っていました。反逆者がまた来れば、コスタは自分が必要になると言います。
セレソ中尉は、スペインの国旗を掲げるように、部下に指示をします。
反乱軍のカティプーナンは、フィリピンの独立を考えており、秘密組織に所属していました。
銃の撃ち方さえ知らない新兵ばかりで、妻を未亡人にしたくないと、モレナス大尉はセレソ中尉に話します。
ある日、馬に乗った兵士が山を越えて来ます。彼は反乱軍に襲われて、矢が体に突き刺さっており、手紙を所持していました。
手紙には、アメリカが宣戦布告したことが書かれていました。アメリカはハバナ攻撃の報復として、カビテでスペイン艦隊を壊滅させました。マニラは包囲されています。
これにより、食料の供給が止まることから、モレナス大尉は自給の指示をします。そして教会を要塞にして、避難することにします。敵は100人いや1000人いるかもしれません。

【承】- 1898スペイン領フィリピン最後の日のあらすじ2

ある日、恐ろしい数の反乱軍が、教会目掛けて突進してきます。
セレソ中尉やコスタ軍曹は部下たちを連れ、塹壕に出て応戦しますが、モレナス大尉から撤退の指示を聞いて、再び教会に立て籠もります。
翌朝、戦いは一時終わります。反乱軍の数が数千はいたのではないか、とスペイン軍の兵士は話します。
今日は休戦となって、お互いに死者を埋葬することにします。
劣勢に立たされているスペイン軍に対し、反乱軍のヴィラコーダは降伏をするようにと命じてきます。
セレソ中尉は大尉を呼べと言われますが、応じずに教会に戻ります。
死者を埋葬する間、スペイン軍のホアンは、仲間の死を目の当たりにして、反乱軍に降伏していきます。
籠城して3か月が経つと、マニラからの食料袋が汚染されており、次々とスペイン軍の兵士は倒れていきます。
兵士の中には、ベリベリ病にかかっている者もいました。ベリベリ病は不能の病と呼ばれており、ミネラル不足によって起こります。体が麻痺して心が折れていく病気です。治すには果物や肉が必要ですが、手に入りませんでした。
教会の外では、反乱軍がスピーカーで訴えていました。3か月前にスペインが統治権を失っていることをです。
それを聞いた後、モレナス大尉はカルロスに特命を与えます。これを成功させれば、カルロスは勲章をもらうことができるでしょう。そうすれば美術学校の道も開けます。
その特命とは、現状を知るためにマニラに行くことでした。
ここからマニラまでの距離は、200キロにも及びます。しかもジャングルの中です。
その夜、モレナス大尉は黒い血を吐いて亡くなります。

【転】- 1898スペイン領フィリピン最後の日のあらすじ3

指揮権がセレソ中尉に移り、カルロスはマニラに行くのが自殺行為であることから止められます。そして、村から食料を盗んで来いと命じられます。
ホセと共に村に潜入するカルロスでしたが、番犬に気づかれて腕を噛まれてしまい、何も盗めないまま教会に逃げ帰ります。
ある日、ルナ司令官に指示された、村の女性たちがオレンジを運んできます。
ルナ司令官はセレソ中尉らを友人と呼んでおり、和平を望んでいました。
セレソ中尉はマニラの新聞を渡されますが、決して降伏しませんでした。
籠城して6か月が経った頃、アヘン中毒のカルメン神父が亡くなります。カルロスは彼が隠れて吸っていたアヘンを吸い始めます。
セレソ中尉は皆に休憩を命じ、村で歌っている売春婦のテレサを撃ち殺します。
反乱軍からの砲撃が始まって、スペイン軍の兵士は
大砲を破壊しに村に潜入します。村人を殺して食料を奪い、火を放つカルロスたちでした。
アヘン中毒のことがバレて、カルロスは地下室にしばらく閉じ込められますが、無事に戻ってきます。
すると一隻の船がやってきます。
乗ってきた軍人が中佐の服を着ているように見えましたが、セレソ中尉は旧式だと疑いにかかります。
アギラール中佐はリオス将軍の命令で、大尉に公文書を持ってきました。
大尉に会わせるよう言われても、セレソ中尉は彼を中に通しませんでした。
アギラール中佐はここを明け渡すように命令します。しかし、いくらでも公文書など偽装できると、セレソ中尉に言われます。
信じようとしないセレソ中尉に対して、アギラール中佐は植民地支配が終わったと書かれた新聞も見せます。
それでもセレソ中尉は信じません。戦争法規に従い、真実が証明されるまで、明け渡さないと言い張るのでした。
スペインは植民地を全てアメリカに渡していました。
カルロスたちは、唯一帰れるチャンスをなくしてしまいます。

【結】- 1898スペイン領フィリピン最後の日のあらすじ4

カルロスは真実を確かめるため、大尉の特命でもあったマニラに、1人向かいます。
しかし寝ているところを捕まってしまいます。
連れていかれる途中、アメリカ兵が死んでいました。
反乱軍は、スペインがフィリピンを2000万ドルで売ったことで、今はアメリカを敵にしていました。
カルロスは捕まった先で、マニラにスペインの軍隊はいないし、何もないと言われます。捕虜にしないと告げられたカルロスは、教会に戻って事実を伝えます。
しかしセレソ中尉らは、信じることができずに、戦う道を選びます。
カルロスは、降伏すれば出国できると約束してもらっていました。
皆が寝静まった後、仲間の2人を連れて教会から逃げ出すことにします。
しかしコスタ軍曹らは、いつか逃げ出すと思っており、待ち伏せていました。
カルロスは大事な右腕を切断されてしまいます。
脱走しようとした仲間の2人は翌日、処刑されることになります。カルロスは怪我をしていることから、免除となります。
脱走兵の2人を処刑すれば反乱が起こることから、セレソ中尉はモーセを起こし、コスタ軍曹と共に牢屋に向かいます。
2人や兵士たちが眠っている間に、セレソ中尉に命じられて、脱走兵を撃ち殺すコスタ軍曹とモーセでした。
反乱軍との戦いは続いて行き、兵士たちは負傷していきます。
セレソ中尉は、新聞の片隅で異動通知を発見します。その後、降伏文書を書いたとカルロスに伝えます。
奴らに負けたから書いたのではなく、本物の記事を見つけたからです。異動通知の歩兵隊将校の欄に、14年前から知っているディアスの名があったのです。以前からマラガ勤務に行きたがっていたディアスのことを、敵が知っているわけがないのです。
籠城して11か月が経って、セレソ中尉は部下と共に、白旗をあげて教会から出ます。
捕虜にはならないこと、武器の所持を認めることを頼むと、ルナ司令官を応じてくれます。その代わり、アメリカ軍との交渉を頼むルナ司令官でした。
その後、セレソ中尉は遺族のためにも、処刑した2人について伏せておいて欲しいと、医師に頼みます。また、大尉をベリベリ病で死亡したことにして欲しいとも頼みます。しかし医師は、真実を書くと言います。
セレソ中尉は生き残った全員に推薦状を渡します。カルロスは冗談だと鼻で笑い、ここでの話しを軍に伝えると言います。そうすればセレソ中尉は追放されることになります。セレソ中尉は願ってもないと言って去ります。
ホアンは帰っていく仲間たちに手で合図します。
反乱軍の兵士たちは、スペインの軍隊がいなくなって喜びます。
1899年6月2日に、籠城はついに終わりを迎えます。スペイン軍は17名、フィリピン側は700名が死亡しました。
これは一大帝国の終わりを告げるものであり、スペインの悲劇とも言われました。
セレソ中尉だけが軍隊最高の栄誉を受けます。
戦後、兵士や役人など9000人のスペイン人がフィリピンに残りました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、マニラのジャングルや海など、綺麗な景色が序盤から映し出されます。しかしそれとは裏腹に、物語が進むにつれて教会内部の不気味さが漂っていきます。
戦いで負傷するだけでなく、食料がないことから、病気にかかっていく極限状態の兵士に、教会全体が不気味で緊迫した雰囲気に包まれて、恐ろしげな建物に変わっていきます。
今作は当時起こった出来事を描いている映画であり、実際にあったのだと思うと、戦争の恐ろしさを感じずにはいられません。
植民地時代に起こった戦争映画を見たい時に、お勧めする作品になります。

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