映画:7s (セブンス)

「7s (セブンス)」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

7s (セブンス)の紹介:藤井道人が監督をつとめ、2015年に公開された作品で、売れない若手映画監督が賞を受賞したことをきっかけに、小劇団やスタッフなどとともに新しい映画を撮影していくストーリーとなっています。監督自身の実体験をもとに制作されており、自主映画づくりにまつわる希望や苦悩、また夢を追う若者の青春をリアルに描いている作品です。友情出演として斎藤工も撮影に参加しています。

あらすじ動画

7s (セブンス)の主な出演者

サワダ(アベラヒデノブ)、サナガワ(淵上泰史)、カブラギ(深水元基)、イムラ(須賀貴匡)、ナズナ(小林夏子)、セリザワ(網川凛)、ゴギョウ(サンガ)、ベラ(竹井洋介)、スズシロ(佐々木卓馬)、タクミ(斎藤工)

7s (セブンス)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 7s (セブンス)のあらすじ1

7s (セブンス)のシーン1 映画監督として成功することを夢見るサワダは自ら撮影した自主制作映画をインディーズの映画賞に出品し、グランプリを獲得します。
ともに映画を撮影したサナガワたちと喜びを分かち合うサワダですが、自主映画を制作している新鋭監督であるサワダはその日も居酒屋のアルバイトが入っており、授賞式のあとに居酒屋へと向かいます。
そこには団体客として小劇団の周年パーティーの予約が入っており、オーダーを取りに来たサワダは劇団員に顔を見られ、駆け出しの映画監督であることに気づかれてしまいます。
劇団員のベラは、サワダが受賞した映画賞の別の作品に出演しており、サワダと劇団員たちは次に制作する映画の話しで盛り上がるのでした。
その席には劇団員以外にも俳優兼バンドマンをしているスズシロや、独特のダンスでブレイクしている芸人のゴギョウ、モデルをしているカブラギなどさまざまな人間たちがおり、いずれも駆け出しで芸能活動をしている人間ばかりでした。
カブラギはモデルをしているものの自分のやりたい仕事とはほど遠い案件ばかりで、スズシロも俳優ではあるもののもらう役は死体役が多く、汚れた服のまま病気で入院している母親の見舞いに行くこともありました。
劇団員たちも劇団の中で日々、生き残り競争があり、家庭を持つ者やほかの仕事を掛け持ちしながら役者をしている者もいました。
カブラギはアクション俳優を夢見ながら裏方の仕事をしているセリザワやスズシロに声をかけ、サワダとの新作映画撮影の話しを進めます。
カブラギたちが撮影に協力するという話しにサワダもノリノリで、ほかの劇団員たちやサナガワたち撮影スタッフにも声をかけ、サワダは徹夜で作業をしながら7人の天才詐欺師たちが活躍する新作映画「7s(セブンス)」の脚本を書きあげるのでした。
脚本を完成させたサワダはさっそく出演者を集め映画製作に取り掛かります。
一方、劇団内では芸能事務所の人間が劇団の視察に訪れ、カブラギの後輩モデルとして入団し「7s」にも出演予定のイムラが引き抜かれ、事務所と契約するのでした。

【承】- 7s (セブンス)のあらすじ2

7s (セブンス)のシーン2 映画撮影はスタッフの記念撮影から始まり、和やかなムードで行われていました。
監督のサワダをはじめみなやる気や活気に満ちており、初日は滞りなく撮影が終了していきました。
キャストのイムラは他のオーディションでも演技力を認められるようになり、カブラギは演技を1から学び始めます。
同じく主要キャストで劇団員のナズナは後輩女優に役を奪われたことで、芸能事務所の人間と関係を持つようになるのでした。
撮影は少しずつ煮詰まるようになっていき、サワダは新人ADに辛く当たるようになります。
ゴギョウが撮影に現れなかったり、イムラが仕事の都合で参加できなくなるなどトラブルに見舞われ、助監督であるサナガワの言葉にも耳を貸さず、サワダは苛立ちを募らせ孤立していきます。
再三にわたって辛く当たられたことで新人ADは現場から消えてしまい、サワダの横暴な振る舞いに撮影スタッフからも不満の声が漏れ始めるのでした。
撮影は難航しはじめ、当日になっても撮影手法で揉めているサワダやカメラマンたち。
そんな中、イムラは撮影時間が押したことで後の仕事を飛ばしてしまい、サワダはイムラの事務所から呼び出され自主映画への出演を中止するように言われてしまいます。
主要キャストのひとりであるイムラがいなくなってしまったことで窮地に立たされながらも、何とか撮影を続行しようとするサワダですが、キャストやスタッフを含めてムードは最悪のものとなり、自分の名前をクレジットから外してほしいと言うスタッフまで現れます。
さらにデータを持ち帰ったサワダがパソコンで編集しようとしたとき、撮影したはずのデータがまるっきり入っていないことに気が付きます。
急いでカメラマンに確認しますがまともに取り合ってもらえず、サワダはショックを隠し切れず自暴自棄になります。
監督の代わりにサナガワがキャスト陣に連絡をとり事情を説明しますが、追加で撮影するための予算がなくなってしまったため、映画撮影自体が中止になってしまうという事態に見舞われていたのでした。
途方に暮れていたサワダはキャスト陣の前で土下座をし、撮影を続けることができなくなったことを謝罪します。
いつかお金が貯まったときには続きを撮らせてほしいとお願いし、最後の撮影に臨むのでした。

【転】- 7s (セブンス)のあらすじ3

7s (セブンス)のシーン3 それから3年後、彼らの生活には大きく様変わりした者や相変わらずの生活を続けている者もいました。
ゴギョウは3年前のブームの火がすっかり消えてしまったことでアルバイト生活をしており、「あの人は今」で取り上げられたり、当時のダンスを揶揄されることもありました。
カブラギはモデルを続けていましたが先行きは不透明な状態が続いており、サワダも変わらず居酒屋でアルバイトをする日々を続けていました。
ラーメン屋や育児など、芸能活動から遠ざかる者もいる中、サナガワは若手監督として仕事を任せられ、撮影所で「7s」の主要キャストであったセリザワと再会します。
サワダが監督をつとめ、幻となってしまった映画「7s」ですが、実はその撮影データを消去したのは助監督をしていたサナガワでした。
そしてその様子を目撃していたのがセリザワで、サナガワは久しぶりに会ったセリザワになぜあのときそのことを皆に言わなかったのかと問いただします。
セリザワは自分もスタントなどで裏方として仕事をしていることから脚光を浴びる人間への嫉妬を感じることがあると言い、そんな自分と助監督であったサナガワが似ている立場であることから、言い出すことができなかったと話すのでした。
サワダは居酒屋で働いていると、客の中に自主映画を撮影しようとしている若者を発見します。
彼らは店の中で勝手に撮影を始めたためサワダは制止しますが、そこへバイトの先輩がやって来て、彼らを温かく迎えて撮影を許可してくれます。
「途中であきらめるようなことはするな」と若者たちに言い聞かせる彼は、映画監督を目指していた3年前のサワダにも温かく接してくれた先輩で、サワダは希望に満ち溢れたようにカメラを回す彼らの様子を今の自分と照らし合わせてしまいます。
店を出たサワダは偶然カブラギと再会し、お互いに中途半端な生活を送っている現状を話しますが、カブラギは「あの映画が完成していたら、なにか変われたのかな」と自分が次へ進むことのできない現状を嘆くのでした。

【結】- 7s (セブンス)のあらすじ4

7s (セブンス)のシーン2 カブラギと別れたサワダは道すがら初めて映画賞を受賞したときの記憶や劇団員たちとの出会い、新作映画作りに情熱を注いでいた3年前の記憶と、どんどん険悪になっていった撮影現場を思い出し、悔しさをにじませます。
サワダは部屋に戻って放置していたパソコンを引っ張り出すと、そのままにしていた残りのデータを編集し始めるのでした。
カブラギは自室で目を覚まし、携帯にサワダからのメッセージが入っているのを見つけます。
そこには中止になってしまった「7s」の撮影を再開したいというメッセージとともに撮影データをつないで作成した「7s」の予告ムービーが貼られていました。
それを見たカブラギは胸を踊らせます。
そのメッセージは当時のキャストやスタッフたちにも送られており、それぞれがそれぞれの場所でそのメッセージを受け取るのでした。
家族のために俳優業をあきらめ、ラーメン屋で働いていたベラは家族に説得され、もう一度映画を撮影することを決めます。
ゴギョウやスズシロもメッセージを受け取る中、サナガワはサワダの家を訪れ「がんばって」と言葉だけを送り、去っていくのでした。
撮影当日、時間に遅れて走ってやって来たサワダはイムラとサナガワを除く当時のキャストやスタッフと3年ぶりの再会を果たし、映画の撮影が開始されます。
完成した映画は映画館で上映され、イムラとサナガワはその映画を見に行きます。
イムラは人気俳優で多忙を極めており、監督として有望なサナガワでしたが、結果としてお多くの賞を受賞することになった「7s」のポスターを見つめ、当時の記憶を思い出すのでした。
そこには河原で映画を撮影しているサワダやキャスト、スタッフの姿があり、サナガワは彼らの後ろ姿に助監督として思わず声をかけます。
目に涙を浮かべたサナガワは、誰もいなくなった河原に向かって走っていくのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

若手映画監督のリアルが伝わってくる作品でした。
映画を完成させることの難しさとともに、若手監督が映画に込める情熱が伝わって来て、映画のすばらしさを感じることのできる作品だと思います。

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