映画:KIDSキッズ

「KIDSキッズ」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

KIDS/キッズの紹介:1995年公開のアメリカ映画。多くのティーンエイジャーを撮影してきた写真家ラリー・クラークの初監督作で、公開後に賛否両論の論争を起こした衝撃作。ドキュメンタリータッチで描かれた異色の作品が、30年以上の時を経てソフト化された。処女としかセックスをしない少年テリーは、ドラッグと酒にまみれた生活の中で、虎視眈々と次の獲物を狙っていた。しかし過去にテリーと関係を持ったジェニーがHIV検査で陽性と診断され、彼女は必死にテリーを探すのだが…。

あらすじ動画

KIDSキッズの主な出演者

テリー (レオ・フィッツパトリック)、キャスパー(ジャスティン・ピアース)、ジェニー(クロエ・セビニー)、ルビー(ロザリオ・ドーソン)、ダシー(ヤキーラ・ペグエロ)

KIDSキッズのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- KIDSキッズのあらすじ1

ニューヨーク。テリーはセックスとドラッグに夢中な思春期真っ只中。相棒のキャスパーといつもつるんで街をぶらついています。そんなテリーの特徴と言えば、セックスの相手は処女に限定していること。心にもない甘い言葉を囁いて初心な少女を騙しては、コンドームも装着せずに行為に及んでいます。テリーにとって処女の魅力とは、病気もなく清潔感があるとのことでした。
真夏の暑いある日。テリーはいつもの手口で12歳の少女と関係を持ちます。首尾よく今日も目的を果たしたテリーは、門前で待っていたキャスパーに「俺は処女を奪うプロだ」と得意げに語りました。

悪さもお手の物の2人は街をぶらいた後、仲間たちのたまり場になっているポールの家へ向かいました。彼らはここに集っては、喫煙や飲酒、合成麻薬やマリファナなどを楽しんでいるのです。
少年たちが戯れている中、テリーが以前に関係を持った16歳のジェニーから電話が来ます。処女さえ奪ってしまえば、あとは知らぬ顔を決め込むテリーは、もちろんジェニーからの連絡に応答などしませんでした。

【承】- KIDSキッズのあらすじ2

電話を取り繋いで貰えなかったジェニーは、テリーがあれ以来ずっと連絡をくれないことに気をもんでいました。そのころジェニーは友人ルビーの家に数名の少女たちと集まり、自分たちの経験を赤裸々に語り合い、セックス談議に花を咲かせていました。

経験豊富なルビーは、多数の少年とコンドームもせずにセックスしたことを不安に感じ、先日HIV検査を受けました。心細いルビーのためにジェニーも付添って、ついでの検査。今日はその検査結果の出る日でした。
検査結果が告げられたジェニーは驚愕します。ルビーが感染していなかったのに対し、セックスの経験はテリーとのたった1回だけというジェニーがHIVに感染していたのでした。ジェニーは絶望します。うろたえたジェニーはテリーを探し出すと言い出すと、ルビーの静止を振り切って、街の中へ走り去っていきました。

【転】- KIDSキッズのあらすじ3

自分がHIVに感染していることなど露知らず、テリーは友人の妹で13歳のダルシーに目をつけていました。一日で2人目の処女を今夜のうちに奪うとテリーは高々とキャスパーに宣言します。帰宅して母に金を強請ったテリーは拒まれると、父の部屋からくすねてはキャスパーにも分け与え、その金を持ってダウンタウンへ向かいました。
2人は広場で売人からマリファナを買います。多くの若者たちが広場にたむろしており、彼らからマリファナの吸い方の手ほどきを受けました。少年が躊躇いもなく堂々と人前でドラッグを使っていても、誰も止める人がいないのが現実です。その後キャスパーは、スケボー中に黒人の少年とぶつかり因縁をつけられました。興奮した仲間たちは、少年を一斉に袋叩きにし、勝ち誇りました。

テリーは続いてキャスパーや仲間を連れて、ダルシーの家へ向かい、泳ぎに行こうと彼女をまんまと外へ誘い出します。夜のプールに忍び込んだ一行。キャスパーたちが他の女子に夢中になっている間、テリーは必死でダルシーを口説きました。ダルシーの姉が15歳で妊娠したため、母親に男女交際を止められている彼女のガードはとても固いのですが、テリーは粘ります。テリーの口車に乗ってしまったダルシーは、彼の友人スティーブンの家に一緒に向かうことにしました。スティーブンの家では今夜、両親が不在なのです。テリーの目的はひとつでした。

【結】- KIDSキッズのあらすじ4

一方ジェニーはテリーを探し続けていました。ポールからテリーがダウンタウンに行ったと聞き、タクシーで移動します。暗い表情をしていたジェニーは運転手に励まされますが、心が晴れることはありませんでした。
広場へ着いたジェニーは、テリーたちが人を殺しかけたこと、ダルシーに会いに行ったこと、仲間たち溜まるクラブの『ナサ』へ出掛けるはずだと情報を得ます。急いでナサに向かったジェニーは、必死にテリーを探しますが彼の姿はありません。店内で友人と遭遇したジェニーは、“最高の気分になる”との謂れの合成麻薬を強引に飲まされました。次第に意識が朦朧としてきたジェニーですが、テリーがスティーブンの家にいると聞きつけ、タクシーに乗り込みます。ジェニーは「死にたくない」と呟いて、涙を零しました。

スティーブンの家には少年少女が数十人集まり、酒やドラッグなど好き放題していました。乱交に興じる男女もいれば、まだ10代になるかならないかという少年たちまでもが、当然のようにタバコやドラッグに手を出していた。
多くの人が酔いつぶれて床で眠るなか、テリーはスティーブンから両親の寝室を借りて、ダルシーを連れ込みます。そして怖がるダルシーに仮初の優しい言葉を囁いては、自分の快楽だけを求めて乱暴に行為に及びました。
ふらつきながらスティーブンの家に着いたジェニーは、両親の寝室のドアを開けました。目に入って来たのは、一心不乱に腰を振るテリーの姿でした。ジェニーは涙が止まりません。ジェニーはリビングのソファに座ると、そのまま眠ってしまいました。

早朝。まだみんなが眠るなか目を覚ましたキャスパーは、ジェニーに声を掛けました。ジェニーが寝ぼけているのをいいことに、キャスパーは彼女の下着を脱がせると、ぼんやりと拒むジェニーの体を奪いました。
その後。ぐったりとした様子のキャスパーは、何かに気付き「マジかよ!」と呟くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

詳しい内容を把握しないまま鑑賞したため、絶句しました。ドキュメンタリーのような自然さが、より衝撃を強めたのだと思います。少年たちの姿を写真を通して伝えて来たクラーク監督だからこそ、人々が目を伏せがちな若者の一端を赤裸々に描き、映画に出来たのではないでしょうか。写真家だけあって、様々なカットに美しさがありました。但し名作かと問われたならば、素直にそう思えないのが正直なところです…。
タイトル通りにまさにKIDSでした。社会背景や家庭環境などにも原因はあると思うものの、彼らの短絡的な生き様はまさに子供でした。

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