「OL忠臣蔵 Chu～Shin Gura」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

ＯＬ忠臣蔵

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価格・情報の取得：2023-02-16

アメリカ・ニューヨーク。

アメリカ経済界では悪名高い企業買収解体企業「ヘイズワード・ストラクチャ」社の代表ラルフ・ヘイワーズのもとへ、ラルフが最も信頼を置く部下・朝吹季里子が戻ってきました。季里子はアメリカ最大手の通販会社「JJドリーム」の買収に成功していました。

ラルフと季里子らは買収した企業を解体して、売却することで儲けを得ていました。乾杯しながらラルフは季里子に、JJドリームを解体するのはまだ先だと話します。ラルフはJJドリームを使ってもうひと儲けを企んでいました。JJドリームの名前を使って、日本の通販会社を買収したいのだと話します。

話を聞いた季里子は、JJドリームの極東担当の取締役として、日本へ行くことが決まります。ターゲットとする会社名は「オレンジハウス」です。すでに仲間であるアンディは日本へ向かっていると聞かされた季里子は、ラルフに業界での通り名「キラー」と呼ばれて「ケリーよ」と言い返します。（映画タイトル）

1996年。東京都。

佐倉ふぶきはオレンジハウスの商品企画部に勤務する若い女性です。自分のデザインした商品を売るのが夢で、デザイナー職に在籍していました。オレンジハウスは日本の通販業界では中堅の位置にあります。

ふぶきは東京湾内を航行する船から降りると、折り畳み自転車に乗って通勤します。出勤早々ふぶきは異動を命ぜられ、カスタマーサービス課でクレーム処理担当をすることになったと聞いて驚きます。

同じ頃、JJドリームの代表取締役という名の看板を背負って、季里子がオレンジハウスに乗り込んできました。季里子はオレンジハウスの社長・塩嶋秀次郎に、インターネットの普及により21世紀はますます通販業界が発展することを見据えたと言い、JJドリームとオレンジハウスの業務提携の話を持ち掛けます。塩嶋は逡巡しますが、専務の栗林重吉が背を押します。

会議室にお茶を持ってきた秘書課の紅葉山綺麗は、仕事ができて男と対等に渡り合っている季里子を見て、昼休みに社食で友人のふぶきと小暮日向に季里子の話をします。

そこへ綺麗の顔を見つけた季里子がやってくると、お茶を淹れてくれた礼を言いました。クレーム処理へ異動になって落ち込むふぶきに季里子は、「見方を変えればいい。海外では優秀な人ほどそういう部署に回す。ユーザーの生の声を聞いて、今後に生かせるチャンスではないか」と励ましました。ふぶきはそれを聞いてやる気を出し、季里子に好感を持ちます。

やる気を出した季里子はカスタマーサービス課で、課長の多古裕次郎に男同然の扱いをしてくれと言います。するとカバンと携帯と地図を渡されて、その日からクレーム処理のために全国を行脚することになりました。早速ふぶきは気仙沼に飛び、お客様に詫びます。

謝罪の合間に携帯が鳴ると、多古課長が「明日は3軒回れ、船橋、名古屋、北海道だ」と命令しました。電話一本でこき使われて、またふぶきは落ち込みます。

社内の幹部らが顔を揃える役員会議で、塩嶋はJJドリームとの業務提携の話を出します。塩嶋はオレンジハウスを業界一位にしたくて、乗り気になっていました。他の幹部も賛成します。

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