「orange-オレンジ-」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

【承】– orange-オレンジ-のあらすじ2

orange-オレンジ-のシーン2

画像引用元:YouTube / orange-オレンジ-トレーラー映像

___5月1日。

翔はサッカー部への仮入部を終えましたが、そのまま辞めてしまいました。

部活はやらないという母との約束があったのです。

しかし、手紙には「翔を無理にでも部活に入れてあげて欲しい、本当はサッカー部に入りたいと思っているから」と書かれています。

意外なことに、翔は正式に入部したのです。

「未来が変わってる?」

菜穂は驚き、そして少し安堵しました。

サッカーをしている翔は本当に楽しそうだったのです。

そんな彼に近づく上級生の女子が居ました。

翌日、その“上田先輩”が翔に告白して、付き合うことになるのだと手紙には書かれていたのです。

その日、手紙の通りに、ペンケースを忘れたという翔に、菜穂はシャーペンと消しゴムを貸しました。

手紙には「返してもらったら、消しゴムのケースをはずして見て欲しい」

とありました。

そして「自分の気持ちを正直に伝えること」とも。

果たして、そこにはノートの切れ端に「上田先輩とつきあっていいと思う?」と書かれていたのです。

慌てて菜穂は「だめ」と書いて翔の下駄箱に忍ばせましたが、タイミングが悪く、彼には伝わりませんでした…。

そうして付き合い始めた上田先輩と翔。

菜穂は“後悔”を抱えて翔から距離を取るようになってしまったのです。

自分から声をかけられないままに時間が過ぎていきました。

やっと話しかけられると思った瞬間、菜穂は上田先輩にぶつかってしまったのです。

酷く怒った上田先輩に気おされた菜穂でしたが、須和たちが「逃げるな」と加勢してくれました。

「友達じゃん、俺ら!」

その言葉に力をもらって、菜穂は勇気を振り絞ったのです。

10年後の菜穂は、翔と沢山話をしておけばよかったと後悔していたはず…そう思って、菜穂は駆け出しました。

そうしてやっと翔と話せた時、彼は上田先輩と別れようと考えていたことが判ったのです。

「俺、先輩より気になる人いるから…」

そう言って、彼は笑って見せました。

その頃、物理の授業で中野先生がタイムトラベルとタイムパラドックス(矛盾)の話をしてくれました。

過去を変えたとしても、そこで分岐した新しい“パラレルワールド”が増えていくだけで、未来は変えられないのだというのです。

だとしたら…もし翔を救えても、未来の自分が翔を救えずに抱えていた後悔を解消することは出来ないのか、と思ってしまう菜穂。

翔は、過去に行って“後悔を消したい”と言うのです。

その横顔はどこか寂し気でした。

手紙には「文化祭、最後に打ちあがる花火。プールで二人で見る。その思い出だけは、消さないで」とありました。

菜穂は思い切って翔を誘ったのです。

ところが、上田先輩がそんな二人を見ていました。

そして彼女とその友達が菜穂に意地悪をして足止めしたのです。

貴子とあずさに助けられて、菜穂はギリギリでプールサイドに駆け込みました。

手をつないだ二人の目の前には、最後の大輪の花火が美しく弾けたのです。

「今日は俺…一生忘れない…シアワセな日」

翔が言ったその言葉を…私は一生忘れない…菜穂は思いました。

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