映画:アリー/スター誕生

「アリー/スター誕生」のネタバレあらすじと結末

アリー/スター誕生の紹介:2018年の公開作。何度も映画化されてきた『スタア誕生』をレディー・ガガ主演で、現代劇としてリメイク。ジャクソン役を務めたブラッドリー・クーパーは今作にて監督デビューを果たした。歌手になることを夢に見ながらも、自分に自信が持てないアリー。ある日出逢った世界的ミュージシャンのジャクソンに見初められ、アリーはスター街道を進んでいくのだが…。

あらすじ動画

アリー/スター誕生の主な出演者

アリー(レディー・ガガ)、ジャクソン・メイン(ブラッドリー・クーパー)、ロレンツォ(アンドリュー・ダイス・クレイ)、ジョージ・“ヌードルス”・ストーン(デイブ・チャペル)、ボビー(サム・エリオット)、ラモン(アンソニー・ラモス)、レズ・ガヴロン(ラフィ・ガブロン)

アリー/スター誕生のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- アリー/スター誕生のあらすじ1

歌手になることを夢に見るアリーは、自分に自信が持てず、レストランで働きながらドラッグクイーンのバーで細々と歌う日々。とは言え、バーの仲間たちから歌声を買われているアリーは、女性の出演が好まれないなか、ショーの出演を唯一認められている女性でした。

金曜日の夜、バーでは恒例のショーが開催されます。コンサートツアーでこの街に来た世界的ロックミュージシャンのジャクソンは、酒が飲み足りず何気なく入った店で、アリーの歌声に感激しました。アリーの雰囲気も気に入ったジャクソンは、ショーの終演後に彼女を誘います。ジャクソンの突然の来訪に戸惑いを隠せないアリーでしたが、せっかくの機会にと誘いを受け入れました。
アリーはこれまで、容姿を酷評されオーディションに何度も落ちたことや、自作の曲は歌わないことなどをジャクソンに打ち明けます。対してジャクソンも、18歳で自分を産んだ母が出産時に他界、父は自分が13歳の時に亡くなったことを語りました。複雑なジャックの生い立ちを聞いたアリーは同情し、想いを重ねるように最近書いている自身の歌を思わず口ずさみます。ジャクソンは嬉しそうに彼女の歌に耳を傾けました。結局2人は朝まで語り合います。ジャクソンは今夜のライブにアリーを招待しようとしますが、仕事があるとあっさりと断られ、2人は別れました。

聴力の衰えが進行しているジャクソンは、医師から補聴器の使用を勧められますが、頑なに拒みました。ジャクソンのマネージャー代わりである年の離れた腹違いの兄ボビーが説得しようとしますが、ジャクソンは聞く耳を持ちません。こんな聴力の状態でもジャクソンはライブを行おうとしていました。
どうしてもアリーをライブに呼びたいジャクソンは、お抱え運転手にしつこく声を掛けさせました。職場まで後を追われたアリーでしたが、昨晩泥酔していたジャクソンの言動を信用できません。ところが職場の上司からいつものように嫌味を投げかけられたアリーは仕事をするのが馬鹿らしくなり、「辞める」と言い捨ててジャクソンのライブへ向かうことにしました。

【承】- アリー/スター誕生のあらすじ2

ジャクソンが用意した自家用ジェットで移動したアリーは、ライブの舞台袖に招待されます。会場の熱気に興奮が止まらないアリー。アリーが到着したと知ったジャクソンは、舞台袖の彼女に「昨晩の曲にアレンジを付けたので、一緒に歌おう」と声を掛けます。驚きの展開にアリーはたじろぎますが、ジャクソンは1人で歌い始めました。するとアリーも引き寄せられるようにステージへ向かい、歌い出します。アリーの歌声は、観衆から大喝采を浴びました。
男と女としても惹かれ合っていたアリーとジャクソンは、ライブ後に結ばれると思いきや、ジャクソンは飲み潰れてボビーに介抱されていました。ボビーは突然現れたアリーにジャクソンを理解することは無理だろうと感じつつも「ジャクソンが女性を舞台へ上げたのは初めてで、熱い演奏も久々だった」と知らせてくれました。

アリーのパフォーマンスはすぐに話題となり、アリーと2人で暮らす父ロレンツォも大喜びです。ジャクソンが家を訪ねてくるとロレンツォは迷わず、アリーの部屋に通しました。ジャクソンはツアーの同行を依頼するため、アリーの家までやって来たのです。
アリーとジャクソンは、彼の故郷でツアー先でもあるアリゾナを訪れます。ジャクソンがしばらく避けてきた故郷の地。かつてジャクソンは父の遺した農地を守るために買い、ボビーに譲りました。現況を確かめるために現地に行ったジャクソンは、農地が売られたことを知ると慌ててライブ会場に向かい、ボビーを殴り飛ばします。それでも余裕の表情のボビーは「売却話をした時もお前は泥酔していたし、父もまた酒酔いが酷く崇めるような存在ではない」と切り捨てるように語りました。2人は共に音楽活動していたものの、ジャクソンだけが表舞台に立つことになったため、本心では以前から確執があったのです。ジャクソンはこの場で、ボビーを業務から退けさせました。

ツアーに同行しながら、アリーは精力的に曲を作りました。ジャクソンの計らいで、アリーはライブのアンコール曲を務めることもあり、その才能に惚れた音楽事務所のレズがソロデビューの契約を持ち掛けます。アリーはジャクソンに相談しますが、そんな時も彼は酔っていました。ジャクソンの嫉妬を感じながらも、アリーはソロデビューを決意します。

【転】- アリー/スター誕生のあらすじ3

アリーはジャクソンの家で暮らし始め、犬も飼いました。この生活はジャクソンに安らぎを与えることに。ところがアリーをツアーに帯同させられなくなったジャクソンは気力を失い、酒とドラッグの量が増えていきました。カントリー系シンガーのアリーがポップ路線で売り出されていることも、ジャクソンの不安定さの大きな要因でした。
ある日のライブ後、酩酊したジャクソンは、知人の家の近くの路上で眠り込んでいました。連絡を受けたアリーは、慌ただしい仕事の合間を縫って駆けつけ「これが最後よ」とジャクソンに忠告します。アリーの言葉に思い定めたジャクソンは、急遽ギターの弦で指輪を作りプロポーズ。知人の勧めもあって、2人はその日のうちに教会で式を挙げました。

レズの戦略でアリーはオレンジ色に髪を染め、セクシーな衣装に身を包み、ダンスの特訓に励みました。その甲斐あってアリーの人気と知名度はどんどん上がるものの、真のアリーらしさのない活動に不満なジャクソンは「魂の底まで掘り下げなければ長続きしない」と、嘆きにも近いアドバイスを送ります。しかし聴力も落ち続けているジャクソンの不安は募るばかりで、心の拠り所を求めるかのように、再会したボビーに自身のマネージメントを再び依頼するのでした。

アリーはグラミー賞3部門にノミネートされます。ところがそれに反比例するように、朝から飲んだくれのジャクソンは、下品な歌やら醜い女などとアリーを罵り、彼女を憤らせました。反省したジャクソンは後日、しらふで心からの詫びを入れます。こんなジャクソンでも愛しく思うアリーは、広い気持ちで彼を受け止めるのでした。
グラミーの授賞式当日。ジャクソンもギタリストとしてステージに立つことに。本番前に酒やドラッグを摂取したジャクソンは、よろめきながら予定外の演奏をし、発表を待つアリーの不安を煽ります。見事に最優秀新人賞に輝いたアリーが登壇すると、千鳥足のジャクソンも勝手にステージに上がりました。必死にフォローするアリーの横でジャクソンは失禁して倒れ、妻の晴れ舞台で醜態を晒してしまいます。

【結】- アリー/スター誕生のあらすじ4

大失態を機にジャクソンはアル中の治療を始めます。施設に入所して2ヵ月経ち、ジャクソンは聴力が落ちた原因が父の蓄音機に頭を入れていたこと、13歳の時にベルトで首吊り自殺を図って失敗するものの、酔った父には気付かれなかったことなど心の古傷をカウンセラーに語りました。
家の中で歌詞が書かれた紙切れにを見つけたアリーは、ジャクソンの面会に行った際に問います。ジャクソンは「“元の君”に戻った時に見つけると思っていた」とだけ話しました。代わりに、グラミーでの失態を泣きながら謝罪します。アリーは「あなたは悪くない。病気のせいなのよ」とジャクソンを庇いました。そこでアリーはジャクソンを再起させるため、自身のツアーに参加させることをレズに提案します。もちろんレズは断固拒否。アリーはジャクソンを思うあまり、「提案を受け入れないならツアーをキャンセルする」とレズに言い放ちました。

施設を退所したジャクソンをボビーが送ってくれました。正気のジャクソンは、自分が崇めていたのは父ではなく、ボビーだったことを素直に伝えました。家に戻ったジャクソンはアリーに問われた曲『I'll Never Love Again』を弾き語りして聞かせます。それはジャクソンがアリーへの想いをこめて作ったラブソングでした。ささやかながら2人にとって、とても幸せな時間でした。
穏やかに過ごしていたさなか、アリーの留守中にレズが訪ねて来ます。ジャクソンの失態の尻拭いに奔走し、アリーの人生を狂わせたと考えるレズは、再び飲酒した場合アリーと別れるよう忠告しました。レズの言動を知らないアリーは、曲作りに専念するため欧州ツアーを中止して家にいるとジャクソンに明言し、レズも喜んでいると嘘をつきます。更に最終公演となる明日のライブで、一緒に歌おうとジャクソンと約束を交わしました。ところがジャクソンは会場へ向かうことなく、自宅のガレージにてベルトで首を吊って自ら命を絶ちました。

ジャクソンを失い、アリーは脱力感に苛まれます。最後についた嘘を後悔しているとボビーに打ち明けると、いつか自分がしたように「君は悪くない」と今度は彼女が励まされるのでした。
ジャクソンの追悼公演が開かれます。失意の中でアリーは彼の遺作となった『I'll Never Love Again』を力強く歌いあげました。ジャクソンが望んでいた“元の君”の姿で…。

みんなの感想

ライターの感想

ライブを見ている感覚になりました。観客側、舞台側からと、縦横無尽なカメラワークに興奮。レディー・ガガはもちろんのこと、ブラッドリー・クーパーの歌も素晴らしい!特にガガの歌は、魂で歌うとはこういうことを言うのだと感じさせられました。ラストの歌唱シーンは、こちらの体を突き抜けていくような力があり、泣くつもりはなかったのに涙がこぼれ続けました。
大まかなストーリーは単純かつ歌のシーンが劇中の半分を占めるので、物足りなさを感じる方もいるかもしれませんが、音楽好きには胸が熱くなる作品でした。ピアフの『La Vie en Rose』で2人が出会い、キャロル・キングの名盤『Tapestry』のジャケットがアリーの部屋に飾られているなど、女性シンガーへの敬意が感じられました。ガガはそんな偉大なシンガーに肩を並べるほどの歌い手だと、確信する一作となりました。

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