「StrangeCircus奇妙なサーカス」のネタバレあらすじと結末の感想

Strange Circus 奇妙なサーカスの紹介:2005年製作の日本映画。実の父に抱かれる小学生の娘に、嫉妬する母の歪んだ愛の行く末を描いている。園子温監督による作品で、12年ぶりに復帰した宮崎ますみ主演で贈る禁断のエロティック・ミステリー。

StrangeCircus奇妙なサーカスの主な出演者

尾沢小百合&三ッ沢妙子(宮崎ますみ)、田宮雄二(いしだ壱成)、尾沢美津子(桑名里瑛&高橋真唯)、剛三の愛人(不二子)、編集長(田口トモロヲ)、尾沢剛三(大口広司)

StrangeCircus奇妙なサーカスのネタバレあらすじ

【起】- StrangeCircus奇妙なサーカスのあらすじ1

奇妙なサーカスでは、ブラックシャドウが今宵の催し物の案内をします。このギロチンで、コロンと首を切り落としたい人はいないかと問いかけます。ギロチンの前にやってきたのは、小学6年生の尾沢美津子です。
美津子は、元々死刑台の上で生まれたようなものでした。父・剛三と母・小百合が寝室で愛し合っているのを覗いてしまいます。
小百合は娘を大層可愛がりました。着られるようになれば、自分の服をあげると、鏡の前で微笑みます。
剛三は、チェロのケースの中に入るように言います。妻と愛し合っている姿を娘に覗かせるためでした。
美津子は、朝礼で良いことを言う父に、抱かれることは良いことなのだと思います。剛三に抱っこされて、美津子は寝室に連れて行かれます。
帰ってきた小百合が見たのは、寝室から出てくる剛三と、ベッドの上にいる美津子でした。
剛三は、小百合と美津子を交互に抱きました。ケースの中に交互に入れ、お互いに見させました。
いつしか美津子は、自分が母と瓜二つであり、自分が母だと思うようになります。12歳ながら、35歳の母でもあるのです。
小百合はハンバーグを大量に作っていました。娘に嫉妬して、包丁を向けます。その姿を見た剛三は、小百合を引っ叩きます。
それから小百合の娘に対する虐待が始まります。美津子の顔にはあざができ、剛三がいない日に追い回されます。
ある日、イヤリングがないことで、小百合は娘に掴みかかり問いただします。その拍子に美津子は、母を階段から落としてしまいます。
鼻から血を流した小百合は、イヤリングを探しておいてと言い、帰らぬ人となります。
美津子は剛三と2人きりになります。

【承】- StrangeCircus奇妙なサーカスのあらすじ2

ランドセルを背負った小百合の姿が映し出されます。美津子は35歳の母となっていました。
屋上から飛び降りた美津子は、病院に運ばれます。手術が成功して、剛三は看護師に2人きりにして欲しいと頼みます。あのことは言ってないだろうなと、秘密にしておくようにと言います。
美津子は車椅子に乗って、学校生活を送ります。
この物語を書いているのは、三ッ沢妙子という作家です。編集長は、新人の田宮雄二を彼女に紹介します。
雄二は、妙子の担当を自ら志願しました。
妙子は、雄二がロボットのような印象であることから、「ロボちゃん」とあだ名を付けます。彼のことが気に入った様子でした。
雄二は性欲がなさそうな印象でした。だから彼女に気に入られたのかもと、編集長は言います。
妙子は、物語の原稿用紙を雄二に渡します。
雄二は、この物語が妙子の自叙伝ではないかと問いかけます。
妙子はそんなことないと否定します。そして雄二だけ残るように指示します。
雄二は妙子の頼みを聞き入れ、車椅子を押して電車に乗ります。ここでいいと言われた場所で、妙子と雄二は別れます。
その後、妙子は車椅子をたたんで歩いていきます。そして仕事場の奥の扉を開いて、チェロのケースの中に語りかけます。
編集長は、妙子が歩けることを雄二に内緒で話します。妙子の素性が分からないことから、調べて欲しいと頼みます。それを記事にしたいとの依頼が来ていて、経費も払うからと話します。雄二は受けることにします。
高校生となった美津子は、トイレに行きたいと剛三に頼みます。しかし剛三は、他の女性たちとの肉体関係に夢中で聞いていません。
美津子は包丁を手に取り、自らの足に何度も突き刺していきます。剛三は彼女を止めに入ります。

【転】- StrangeCircus奇妙なサーカスのあらすじ3

雄二の部屋には、大量の妙子の情報の紙が貼られていました。
雄二は、体を改造した人たちの会に出席します。乳首を切り取った人などが紹介した後、雄二は自らの体を見せることにします。雄二にとって、体は花を生ける花瓶です。服を脱いだ雄二の体を見て、皆は彼を歓迎します。
手足に包帯を巻かれた美津子は、這いつくばりながら冷蔵庫の牛乳をとります。こぼしてしまい、床の牛乳を舐めていると、母のイヤリングを見つけます。
剛三の愛人・不二子は、イヤリングを手に取ります。学校に行かない美津子を邪魔者扱いしていた彼女は、イヤリングをうん○にしてやると口の中に入れます。
返して欲しいと叫ぶ美津子の声は届きませんでした。
原稿が完成した妙子は、雄二と今日も外へと行きます。浜辺で話していると、雄二は父に犯された知り合いがいると言います。犯されてる時、彼女は手足を切断されたような感覚だと言います。
妙子は、美津子の最後はダルマ女というのはどうかなと提案します。雄二はいいですねと答えます。
記憶が曖昧となった妙子は、雄二とホテルに泊まることにしたことを覚えていませんでした。気に入った水着があり、雄二が買おうとしていると、妙子は近づいてきたチェロのケースを持った男性に叫び声をあげます。雄二は彼を追い払います。
水着を着た妙子は、少し眠ることにします。鼻から血を流して目を覚まし、眠っている雄二を見て、歩いて洗面所に行きます。
その間に、雄二は原稿用紙の1枚を彼女のバッグの中に入れ、再び眠ったフリをします。
戻って来た妙子は、雄二を起こして帰ろうと言います。
帰ってきた妙子は、チェロのケースの中にハンバーグを押し入れます。

【結】- StrangeCircus奇妙なサーカスのあらすじ4

雄二は、1枚だけ原稿用紙を忘れたので、取りに伺うと妙子に電話します。先程別れた場所で会いましょうと提案します。
妙子が留守にしている間に、雄二はチェロのケースの中身を持ち出します。その後、実家に持っていってると、妙子に電話をします。
妙子の実家は、美津子の家族の家でした。
雄二は、妙子のことをお母さんと呼びます。
手足を切断された剛三が、ベッドの上で鎖に繋がれ、拘束されていました。
雄二は、妙子が自分のことを書き出すことを待っていました。編集部に紛れ込み、ここまで来ることができました。
雄二が服を脱ぐと、胸が削ぎ落とされていました。雄二は美津子で、妙子は小百合なのです。
階段から落とされたのは、小百合ではなく、美津子のほうでした。それから小百合は病んでしまい、引きこもって反省文のような文章を書き続けます。ランドセルを背負って、美津子の小学校にも行きました。
小百合は美津子のようになり、お父さんと言いながら、剛三と変態プレイをしている映像が流れます。
美津子は里親を転々としていきました。
剛三が他の女たちに走り、小百合は彼を階段から突き落とします。
廃人となった剛三は車椅子でヨダレを垂らしています。そんな剛三を突き落とし、小百合は車椅子に乗ります。剛三はチェロのケースの中に入れます。
雄二は剛三を蹴り続け、チェーンソーを手に取ります。物語の最後がダルマ女ということから、小百合にチェーンソーを向けます。
目を覚ました小百合は、ホテルのベッドの上でした。車椅子は?、と雄二に聞きますが、何を言ってるんですかと言われます。
歩き出した小百合は、またもや目が覚めます。目の前には、チェーンソーを持った雄二がいました。
奇妙なサーカスでは、小百合がギロチン台にセットされています。ブラックシャドウはマスクをとり、剛三が姿を現します。雄二や皆が笑顔で拍手します。

みんなの感想

ライターの感想

この映画はいくつも伏線が張られており、深いストーリーに魅了されます。現実と夢、物語とが交錯し、あやふやなものになっていきます。頭の中が緩く回っていくような気分になり、奇妙な世界へと連れていってくれます。
グロテスクな描写のある作品で、手術中の映像はウッとなるかもしれません。また、体を改造した人たちの映像も凄まじいものがありました。
赤く塗られた学校の壁、妙子の情報が貼られた紙の数々、妙子の仕事場のビジュアルなど、製作した側の人たちの熱意の凄さも感じることができます。

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