「さまよう小指」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ファンタジー映画

さまよう小指の紹介:2014年製作の日本映画。片想い相手のクローンと同棲する女の子をめぐるファンタジック・ラブコメディ。監督は、「ポーラーサークル 未知なる生物オムニバス「さすらいのエイリアン 私立探偵ロビン」」の竹葉リサ。出演は、「共に歩く」の小澤亮太、「こっぱみじん」の我妻三輪子。ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2014グランプリ受賞。

あらすじ動画

さまよう小指の主な出演者

小澤亮太(涼介&小指) 我妻三輪子(桃子) 末永遥(真奈美) かでなれおん(看護師) 仁科貴(入院患者) 山岸門人(入院患者) 塩田時敏(親分) 津田寛治(笹神龍二)

さまよう小指のネタバレあらすじ

【起】– さまよう小指のあらすじ1

さまよう小指のシーン1

画像引用元:YouTube / さまよう小指トレーラー映像

東京都。春。

若い男・涼介が窓辺でタバコを吸いながら、部屋にいる真奈美に幼少期の話を聞かせています。真奈美は情事のあと、服を着ているところでした。涼介の背後では花火が上がっているのが、すりガラス越しに判ります。

涼介には5歳のときから追いかけまわしてくる、強烈なストーカーがいるそうです。ストーカーは涼介の幼馴染で「桃子」という名前ですが、涼介は「ブス」と連呼していました。桃子は涼介への愛情が嵩じて、涼介の家に火をつけたのだそうです。家が全焼したせいで涼介の家は無一文となり、不幸な幼少期を送ったと涼介は言いました。

涼介の話を聞いた真奈美は振り返ると、「春の花火って不幸になる」と言います。見るべき花がたくさんある時期に上げられるからだそうで、真奈美は涼介に「ブスでもゲイでも、愛された歴史があるから生きていける。人ってけっきょく愛するより愛されたいのよ」と言いました。説得力のあることばに、涼介は頷きます。

続けて真奈美は「それも今日で終わりね」と言いました。その直後にヤクザたちが踏み込むと、涼介は麻袋に首から下を入れられて宅配便のシールを貼られて親分のところに連れて行かれます。

真奈美はヤクザの親分の愛人でした。親分のオンナを寝取ったためにヤクザに連れて行かれたのです。親分の前で若頭の笹神龍二が涼介に、指か下半身のどちらかを切れと迫ります。涼介はもちろん、どちらも嫌です。

親分は涼介に「愛しているなら死ねるな」と言って、覚悟のほどを聞きました。恐怖のために思わず「愛していません」と涼介が答えたので、指を詰めることが決定しました。

笹神は涼介の小指を自分の鼻に差し込むと、ハナクソをほじりました。そのあとで涼介の小指を切ります。小指は勢いよく弾かれて、東京の町を飛んでいきます。(映画タイトル)

東京の空を飛んだ涼介の小指は、桃子の足元に落ちました。桃子は涼介の小指を拾うと匂いを嗅ぎ、涼介のものだと気づきました。「見ーつけた」と言うとニコッと笑います。

指を落とされた涼介は、近くの整形外科の病院に入院しました。そこの看護師は巨乳で、男性の入院患者はみんな目が釘付けです。看護師は用があるときはナースコールを押すようにと言って、部屋を出ていきました。

桃子は実験室のように部屋にたくさんの薬品を並べると、小指を使って涼介のクローンを作っていました。部屋の中央にある巨大なガラスの鉢に小指を入れて、横には『クローン人間をつくろう!』という分冊百科が置かれています。その付録のパーツを組み上げるとクローン人間を作る機械が手に入るようです。小指を眺めながら桃子は、「もうすぐ、もうすぐ」と言っています。

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