「ネバーエンディング・ストーリー」のネタバレあらすじと結末の感想

ネバーエンディング・ストーリーの紹介:ミヒャエル・エンデの児童文学『はてしない物語』を原作に、『Uボート』の名匠ウォルフガング・ペーターゼンが監督した西ドイツ・アメリカの合作映画。当時あまり類を見なかったファンタジー超大作で、不思議な生きものが数多く登場する世界観は日本でも話題になった。またてイギリスのロックバンド、カジャ・グーグーの元ボーカル、リマールの歌う主題歌も大ヒットした。

予告動画

ネバーエンディング・ストーリーの主な出演者

バスチアン(バレット・オリバー)、アトレーユ(ノア・ハザウェイ)、幼ごころの君(タミー・ストロナッハ)、ティーニー・ウィーニー(ディープ・ロイ)、カイロン(モーゼス・ガン)

ネバーエンディング・ストーリーのネタバレあらすじ

【起】- ネバーエンディング・ストーリーのあらすじ1

本好きの少年バスチアンは内向的な性格のいじめられっ子で、母を早くに亡くしてから父親と2人だけで暮らしていました。そんな彼はある日、いつものようにいじめっ子に追いかけられ、逃げ込んだ古書店で一冊の本と出会います。「ネバーエンディング・ストーリー」というタイトルのその本は、読むと物語の主人公になれる不思議な本なのです。書店の主は、「この本は危険だ」と読むのをやめるよう警告しますが、どうしても読みたくなっていたバスチアンは、こっそりとその本を盗んでしまいます。
授業をさぼり、屋根裏部屋に隠れて本を読み始めたバスチアンは、たちまちネバーエンディング・ストーリーの世界に引き込まれていきました。
それはさまざまな種族が住む、ファンタージェンという世界の物語でした。
赤いシルクハットの豆小人や巨大な岩食い族、とんがり鼻の夜魔といった不思議な生きものたちは皆、姿かたちこそ違えど、みなファンタージェンを治める女王を慕っています。女王は何万年も生きているというのに、子供のままの姿をしていることで、「幼ごころの君」と呼ばれていました。
そして今、ファンタージェンには危機が迫っていました。山や川、森といった風景から、生きものにいたるまで、すべての物が突然に消失してしまう「無」というおそろしい現象が国全体を蝕みつつあり、その上、象牙の塔に住まう女王も原因不明の病に蝕まれていたのです。
彼女の病を治し、世界を救えるのは草原に住む草人族の少年アトレーユのみ。女王から2匹の蛇の形をしたお守り「アウリン」を贈られた彼は、愛馬アルタクスを駆って旅立つのでした。

【承】- ネバーエンディング・ストーリーのあらすじ2

不思議な力をもつアウリンによって導かれたアトレーユは、太古から生きているモーラと呼ばれる生きものに知恵を借りるため、「憂いの沼」を訪れます。そこは、生きる勇気を失ったものは底なし沼に飲みこまれてしまうという恐ろしい場所で、アルタクスが犠牲になってしまいます。
かろうじて小さな小山に登ったアトレーユですが、その山こそ巨大な沼亀モーラでした。
モーラは、女王がいつまでも子供の姿でいられるのは次々と新しい名前をもらってきたからで、そのことが彼女の命をつないでいるのだと教えます。次に女王に名前を差し上げられるのは誰か。その答えは南のお告げ所にいるウユララが知っているとのことでした。それは遥か遠い彼方で、アトレーユはあまりのことに気持ちが挫けそうになりました。
しかも、ファンタージェンを蝕む「無」の配下である邪悪な獣、人狼のグモルクがアトレーユの旅をはばもうと襲いかかってきます。
危ういところを助けたのは、幸運の白い竜ファルコンでした。彼の背に乗って、アトレーユはお告げ所の近くまでひとっ飛びで到着するのでした。

【転】- ネバーエンディング・ストーリーのあらすじ3

お告げ所の近くには地霊小人の科学者夫婦が住んでいました。アトレーユは彼らの望遠鏡で、お告げ所の第一の門を守っているのがスフィンクスであることを知りますが、アウリンの助けを借りて無事に突破することに成功します。
するとそこには「魔法の鏡の門」がありました。小人の科学者によると、その鏡には自分の本当の姿がうつるのだそうです。アトレーユがそこに見たのは、見知らぬ少年の姿でした。
現実世界で、夜になっても本を読み続けていたバスチアンは、声をあげて驚きました。彼が読む物語の中で、アトレーユが鏡の中に見たのは、バスチアンの姿だったのです。
一方、アトレーユが鏡の中に入っていくと、ウユララの声がしました。女王に新しい名前をさしあげることができるのは、遠いかなたにある人間の国の子供だけ。でも人間たちは夢や希望を忘れ、ファンタージェンに来ることも出来なくなっていたのです。
ようやく自分の使命を悟ったアトレーユは、再びファルコンの背に乗って人間の国に向けて飛び立ちます。しかし、ファンタージェンの全域をおおいはじめた「無」が襲いかかり、アトレーユはファルコンの背中から海に落ちてしまいました。
海辺で気が付いたアトレーユは、無によって廃墟となった町に迷い込み、人狼グモルクと対峙します。グモルクは、ファンタージェンで「無」に襲われたものは「虚偽」となって人間の世界に送られるのだと教えました。だからファンタージェンが無に侵食されほど、人間の世界に虚偽が広がっていくのだと。そしてファンタージェンとは、童心を忘れない人間の心の中にある幻想の王国だったのです。
話しを終えたグモルクが襲いかかってきますが、アトレーユは石片を手にし、彼を返り討ちにします。すると今度は、「無」が周囲のすべてを吹き飛ばしながらアトレーユに迫ってきました。
間一髪のところでファルコンに救われたアトレーユですが、使命を果たす手段は既に失われています。やむなく彼は、象牙の塔に帰るしかありませんでした。

【結】- ネバーエンディング・ストーリーのあらすじ4

既にファンタージェンの全土が「無」によって失われ、残されたのは象牙の塔だけという状態でした。
失敗を報告し、うなだれるアトレーユに、女王はやさしく言いました。「あなたは立派につとめを果たしました」と。
彼女は人間の子供が一人、こちらに近づいているのだと説明します。アトレーユの今までの冒険が、その子をこの世界に導いたのだと。
現実世界で本を読んでいたバスチアンは、それが自分のことだと気づきます。しかし、そちらに行くことはためらわれました。
女王は、そんなバスチアンに涙を流しながら「ファンタージェンを救えるのはあなただけなのです」と訴えます。そして遂に意を決したバスチアンは、屋根裏部屋の窓を開け放ち、雷鳴と激しい風の中で、女王の新しい名前を叫びました。
「モンデキント(月の子)」と。
その言葉とともにファンタージェンに現れたバスチアンに、女王は「あなたが望むことはすべてかなうでしょう」と言います。そして彼の夢や希望がファンタージェンを甦らせるのだと。
バスチアンはさっそくファルコンに乗って飛ぶという願いをし、それはすぐに叶いました。ファンタージェンは蘇り、バスチアンを乗せて飛ぶファルコンの下では、愛馬に乗って走るアトレーユの姿がありました。
さらにバスチアンはもう一つの願いをファルコンに囁きます。現実世界に戻り、ファルコンでいじめっ子たちに仕返しをしたバスチアン。それは彼にとって新たな冒険の始まりなのでした。

みんなの感想

  • 水谷豊さんの感想

    いやぁ〜やっぱり映画って素晴らしいですねぇ〜

  • jo6421さんの感想

    かなり古い作品だけど、そのチープな感じがたまらなく良かった。この作品の世界観にはよくマッチしてたと思う。
    初見が大人になってからだったんだけど、子供の時に見てたらさらに胸躍らせていただろうな。
    それにしても「虚無」というネーミングが素晴らしい。無に侵略され荒廃した世界は、確かに無と呼ぶにふさわしいし、ファンタジー好きには素直に楽しめる映画だと思う。

映画の感想を投稿する

映画「ネバーエンディング・ストーリー」の商品はこちら