「ピーターラビット２／バーナバスの誘惑」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / ピーターラビット２／バーナバスの誘惑トレーラー映像

イギリスの湖水地方。

上半身にジャケットを羽織ったウサギ、ピーターラビットといとこのベンジャミン、三つ子の妹フロプシー、モプシー、カトンテールは、マグレガーの家の近くに住んでいます。マグレガーはかつて、ピーターの父を捕まえてミートパイにした過去がありました。隣人のビアという女性は、ピーターたちをかわいがってくれています。

マグレガーの死後、屋敷を相続した甥のトーマスがロンドンからやってきました。ピーターはトーマスと激しい争いを展開しますが、トーマスはビアと恋に落ちます。両者の戦いによってビアのアトリエが壊れてしまい、反省したピーターとトーマスは和解してビアに謝罪しました。その後、トーマスは村でおもちゃ屋さんを開店し、ビアはピーターと仲間を描いたイラスト入りの本を描き始めていました（映画『ピーターラビット』参照）。

イギリスの湖水地方に広がる田園地帯ではその日、静かでした。その日はビアとトーマスの結婚式です。たくさんの人が、ふたりを祝福するために来ています。

ピーターとベンジャミンは指輪を渡す役目をおおせつかり、緊張しながら立っていました。ベンジャミンはピーターに、かっとしてトーマスに攻撃するなと助言しています。助言を受けたにも関わらず、牧師の結婚の誓いに応じてトーマスが「ピーターたちの父親になる」宣言をしたのを聞いて、ピーターはカチンときました。その場で早速、ピーターとトーマスはバトルを始めます。結婚式を台無しにしたピーターはトーマスを派手に蹴り、トーマスは式場の紐に絡まって風船に吊られて、パンツ丸出しで空を飛んでいく…という夢を、ピーターは見ていました。現実ではありません。

結婚式は滞りなく進み、指輪を求められたピーターはポケットから出して渡します。ビアとトーマスの結婚式は混乱なく終わり、ふたりはハネムーンに出かけていきました。今日もウィンダミアは美しい景色が広がっており、ピーターたちが暴れないかぎり平和です。

トーマスは村でおもちゃ屋を経営していますが、そこでビアの描いた絵本も売り始めました。ビアが描いたピーターたちのイラストを、トーマスが家で5色刷りのリトグラフで印刷した手製の本です。ビアの本は話題になり、ピーターたちのことが村の住民には知られていました。ピーターたちは店に顔を出して、宣伝にひと役買っています。本を売るビアとトーマスは、本の売り上げの3割を環境保全に回していると購買者に訴えました。

まちねずみジョニーというネズミと再会したピーターは、おしゃべりに興じて看板にもたれかかります。看板が倒れて店のガラス窓を割ってしまいました。トーマスにお小言をもらいます。

普段ならここで腹を立てたピーターがトーマスにバトルを仕掛けるのですが、ピーターは反省の色を浮かべて殊勝に立っていました。ベンジャミンは成長したと感心しますが、ピーターは腹を立てないよう、耳栓をして聞いていなかったと教えます。

ビアの本の話題を聞きつけた出版社の社長ナイジェル・バジル＝ジョーンズが、手紙を寄越しました。ビアの本を絶賛し、ぜひとも出版したいという内容でした。ついてはぜひとも一度、出版社へピーターたちとともに顔を出してくれと書かれていました。

その話題をしながら車で家に帰る途中、ピーターはジャンプして樹木に実っている果実をとります。果実はくさっていて、みんな食べるのを嫌がりました。ピーターは齧りますが、おいしくないので顔をしかめます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ