「ヘルボーイ」のネタバレあらすじと結末の感想

ヘルボーイの紹介:マイク・ミニョーラによる同名のアメコミを原作に、『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロが監督・脚本を務めて製作された2004年のファンタジーアクション大作。ナチスの科学実験によってこの世に現れた悪魔の子が人間によって育てられ、正義のために戦うという、いわばアメリカ版『デビルマン』とも言うべき作品。マイク・ミニョーラ自身もモンスターのデザインなどスタッフとして参加している。興行収入は全世界で約9900万ドル(約118億円)と微妙な成績だったが、DVDが大ヒットしたため、続編として『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』が製作された。現在、デル・トロは第3弾も構想しているという。

予告動画

ヘルボーイの主な出演者

ヘルボーイ(ロン・パールマン)、トレヴァー・ブルーム・ブルッテンホルム教授(ジョン・ハート)、エリザベス・シャーマン(セルマ・ブレア)、エイブ・サピエン(ダグ・ジョーンズ)、ジョン・マイヤーズ(ルパート・エヴァンス)、グリゴリ・エフェモビッチ・ラスプーチン(カレル・ローデン)

ヘルボーイのネタバレあらすじ

【起】- ヘルボーイのあらすじ1

1944年、第二次世界大戦で敗北寸前だったドイツで、怪僧ラスプーチンや、トゥーレ協会の会長カール・ルプレクト・クロエネンの指揮の下、科学とオカルトを融合させた「ラグナロク計画」を進めていました。それは魔界への扉を開き、悪魔の力を手に入れようとする計画です。
実行に移されようとした時、オカルトの専門家トレヴァー・ブルーム教授をアドバイザーとする米軍の部隊が襲撃し、その計画を未然に防ぎます。クロエネンは行方をくらまし、ラスプーチンは魔界へと吸い込まれていきました。その際、魔界から悪魔の子供が地上に迷い込んでしまいます。ブルーム教授はその子にヘルボーイと名前をつけ、自分の子のように育てるのでした。
それから60年後の現代、ラスプーチンによって永遠の命を与えられたナチスの女性将校イルザが、クロエネンとともに活動を開始します。彼らは邪悪な儀式によってラスプーチンを復活させました。
一方、オカルト事件を解決する組織「超常現象調査防衛局(BRPD)」のリーダーとなったブルーム教授は、癌の告知を受けていました。彼は自分に先がないことを知りつつ、残りの人生を残された者たちのために捧げることを誓います。
テレビ番組に出演したFBIのマニング局長は、アメリカ政府が「ヘルボーイ」という奇怪な生き物を使役しているという噂を否定しました。
ある日、FBIの新人捜査官ジョン・マイヤーズがBRPDに配属されてきます。ブルーム教授は彼に高度な知性をもつ半漁人エイブ・サピエンを紹介し、この組織がナチスから始まったさまざまなオカルト事件を解決するために設立されたことを説明します。
それからジョンは、基地の地下深くに隔離されたヘルボーイと会いました。世間では伝説として語られ、コミックとして描かれたりしていたヘルボーイが実在したことにジョンは驚きます。
ヘルボーイやエイブたちは、BRPDのエージェントとしてさまざまなオカルト事件に関わっているのです。そして今日も、博物館に出現した魔物の報告がもたらされました。さっそくヘルボーイとエイブは、ジョンも含めたBRPDのメンバーとともに出動します。

【承】- ヘルボーイのあらすじ2

ヒーローらしさにこだわるヘルボーイは仲間も連れず、一人で魔物の潜む博物館の奥に突入していきました。その前に強力な悪魔サマエルが出現し、激しい戦いとなります。
その最中、ヘルボーイの前にラスプーチンが現れ「息子よ」と呼びかけました。しかしサマエルが博物館の外に逃げ出したため、ヘルボーイはそちらを追いかけます。ジョンもヘルボーイを助けるため後を追いましたが、魔物同士の戦いについていけません。
地下鉄構内でサマエルを倒したヘルボーイは、そのままBRPDのエージェントたちの前から姿をくらませました。
その頃、博物館で事件の検証をしていたエイブは、サイコメトリー能力によって事件の真相に気づきます。それはラスプーチンたちが博物館を強襲し、美術品の中に封印されていたサマエルを復活させたというものでした。
一方、ヘルボーイは発火能力をもつ女性、エリザベスのもとを訪れていました。BRPDの一員でありながら、自分の発火能力が制御できないことを恐れるエリザベスは、自ら精神病院に閉じこもっているのです。ヘルボーイはエリザベスのことを憎からず思っていましたが、悪魔そのものといった自分の容姿に自信がもてず気持ちを伝えられません。またエリザベスも心を閉ざしたままでした。
ヘルボーイは後を追ってきたジョンやBRPDのメンバーに連れられ、本部に戻っていきます。その際、ジョンはエリザベスの寂しそうな表情に気づきました。
本部に戻ったヘルボーイは、サマエルに卵を産み付けていたことがわかります。ブルーム教授は、サマエルが街のあちこちに卵を産み付けてないか探索するよう命じました。
ジョンはエリザベスのことを調べ、彼女が発火能力のせいで子供の頃からいじめを受け、苦しんでいたことを知ります。
その頃、入院していたエリザベスのもとにラスプーチンが現れて何かを囁きます。エリザベスは力を暴走させ、病院を炎上させてしまいました。エリザベスに同情したジョンは、彼女の面倒をみることをブルーム教授に申し出ますが、ヘルボーイは反発します。
ヘルボーイとの関係がこじれたことで悩むジョンに、ブルーム教授は自分が癌であることを告げ、自分が死んだ後もヘルボーイの面倒を見て欲しいと頼むのでした。
しかしジョンは、病院の耐火室に閉じこもったエリザベスのもとを訪れ、BRPDに戻るよう説得します。
ヘルボーイとエイブは、他のエージェントたちとともに、サマエルの卵を探して地下へと向かいます。そこにクロエネンが現れましたが、すぐに姿を隠します。ヘルボーイがその後を追っていった隙に、複数のサマエルが出現、仲間のエージェントは次々と殺されていきました。
ヘルボーイも別のサマエルと戦闘となり、激しい戦いの末に倒すことに成功します。
その間にクロエネンが最後に生き残ったエージェントを襲い、差し違えて死んだふりをします。駆けつけてきたヘルボーイは、二人を収容するべく連絡をしました。

【転】- ヘルボーイのあらすじ3

本部に戻ったヘルボーイは、FBIのマニング局長からエージェントたちの死について責められます。ヘルボーイが暴れた後始末をするという任務にウンザリしていたマニングは、魔物であるヘルボーイに対する不信感を口にします。ヘルボーイは激怒し、暴力的にマニングを追い払うのでした。
そこにジョンの説得によって表に出たエリザベスが本部にやってきます。ブルーム教授は彼女を歓迎しますが、ヘルボーイはエリザベスとジョンが仲良くなっていったことで面白くありません。
ジョンは気晴らしのためエリザベスを外に誘いますが、ヘルボーイは本部を抜け出してこっそり二人の後をつけていきます。エリザベスはヘルボーイのことを意識しているのですが、ヘルボーイ自身はそのことに気づいていません。物陰からこっそり見るうちにむかついてきて、ジョンに石をぶつけたり、たまたま知り合った近所の子供に恋愛相談をする始末です。
その頃、本部ではヘルボーイの脱走を知ったブルーム教授が呆れていました。教授にとってヘルボーイは、まだまだ手の掛かる子供だったのです。
収容されたクロエネンの死体を調べていたブルーム教授は、そこからラスプーチンの行方を捜す手がかりを発見します。しかしクロエネンは生きていました。蘇生したクロエネンによって、本部内にラスプーチンが出現します。
ラスプーチンはブルーム教授に自分の野望について語りました。それはヘルボーイを使ってこの世を地獄にするというものでした。最初にヘルボーイと出会った時に殺さなかったことを失敗だと言われた教授は、彼のことを信じると言い返します。そして教授はクロエネンの凶刃に倒れたのでした。
ブルーム教授の葬儀が行われ、一同は悲しみに沈みます。ヘルボーイは落ち込み、誰とも口を利かなくなりました。そのことを案じるエリザベスに、エイブはヘルボーイのそばにいるようアドバイスします。
ロシアを訪れたラスプーチンは、軍と接触し、ツングースカに落ちた巨大な石版を入手します。それはこの世に悪魔を呼び込もうとするかつての計画を再現するためのものでした。

【結】- ヘルボーイのあらすじ4

ヘルボーイたちもブルーム教授の残した地名の手がかりに従い、モスクワに向かうことになりました。エリザベスも同行することになりますが、ヘルボーイは彼女に自分の気持ちを曖昧な形でしか伝えられませんでした。
教授の残した地名は、モスクワ郊外の墓地でした。ヘルボーイは埋葬されていた死体を復活させて地下道へと案内させます。しかしトラップが発動し、ヘルボーイはエリザベスとジョンたちと離れ離れになってしまいました。
トラップをかいくぐって奥に進んだヘルボーイは、クロエネンと遭遇しますが、激しい戦いの末に落とし穴に落として倒します。
その頃、地下を進んでいたジョンとエリザベスは、サマエルの巣に迷い込んでしまいます。間一髪、壁を突き破ってヘルボーイがやってきますが、無数のサマエルに苦戦してしまいます。エリザベスはジョンに自分を叩かせると体から火を噴き出し、たちまちサマエルやその卵を焼き尽くしていきました。しかしその衝撃で全員が気絶してしまいます。
ヘルボーイとジョンが目覚めた時、彼らはラスプーチンとイルザによって拘束されていました。すべては、このためにラスプーチンが仕組んだ計画だったのです。
ラスプーチンは意識を失ったエリザベスの命を盾に、ヘルボーイの悪魔としての本性を目覚めさせ、魔界への扉を開こうとします。まんまと企みにはまって人の心を失いかけたヘルボーイでしたが、拘束具から手首を抜いたジョンが彼に十字架を投げ、自分が何者か思い出せと叫びます。
聖なる十字架によって手のひらに火傷を負ったヘルボーイは、人間としての意志を取り戻しました。そして再び魔界への扉を閉ざし、ラスプーチンを倒します。
しかしラスプーチンの中から巨大な悪魔が姿を現しました。ヘルボーイはエリザベスをジョンに託すと悪魔に戦いを挑み、飲みこまれながらも倒すのに成功します。
そしてヘルボーイは、エリザベスに自分の正直な気持ちを打ち明けます。意識を取り戻したエリザベスはヘルボーイと抱き合い、二人はキスしながら炎に包まれました。そんな二人の姿を見ながらジョンは、自分が何者か決めるのは自分自身であると考えるのでした。

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