「ミロクローゼ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ファンタジー映画

山田孝之が、男児、浪人、相談員という一人三役に扮する魅惑のファンタジー映画。失恋した男が自分を捨てた女の幻影を求め、時空をさすらう三部構成のラブファンタジーである。石橋義正監督、2012年劇場公開作品。90分。

あらすじ動画

ミロクローゼの主な出演者

オブレネリ・ブレネリギャー、熊谷ベッソン、多聞 (タモン):山田孝之 偉大なミロクローゼ:マイコ ユリ・蜘蛛伊:石橋杏奈 ナキャムラ:奥田瑛二

ミロクローゼのネタバレあらすじ

【起】– ミロクローゼのあらすじ1

ミロクローゼのシーン1

画像引用元:YouTube / ミロクローゼトレーラー映像

とある星、都会から人里離れた小さな家に、子供が暮らしていた。

彼の名前はオブレネリ・ブレネリギャー​​。見た目は子供、しかし既に毎朝、難しい経済新聞を隅から隅まで読み、平日5日、満員電車に揺られて仕事にも出ている。

とても7才には見えなかった。

オブレネリは一人暮らしだったが、自宅にはベランドラ・ゴヌゴンゾーラ​​というながーい名前の猫と暮らしている。

普段は激務で疲れているので、週末は自宅でごろごろと過ごしていることが多かったが、ある日晴れていたのに散歩しようと公園に立ち寄ると、美しい女性を見かける。

ベンチに座るその女性は静かに読書を楽しんでいた。髪が長く美しいドレスを纏っている。

あまりの麗しさにオブレネリは彼女に一目惚れし、涙が思わず流れていた。

女性の名前は、偉大なミロクローゼ​​。

自宅に帰ったオブレネリは一気にやる気スイッチが入り、偉大なミロクローゼと共に暮らすために金を貯めようと、昼夜問わず働き続け、嫌だった満員電車にも満面の笑みで乗り込んだ。そして、ミロクローゼを迎えるための広すぎる一軒家も購入してしまった。

その後、オブレネリ​​はミロクローゼを誘い、家で暮らし始める。

彼女との生活はオブレネリにとっては薔薇色の生活であったが、愛想を尽かしたベランドラ・ゴヌゴンゾーラが出ていってしまったことにも気づかなかった。

しかし、ミロクローゼが突然姿を消してしまう、気になったオブレネリが彼女を見つけてあとをつけると、他の見知らぬ男性と腕を組みデートしていた。

絶望するオブレネリ、ミロクローゼはそのまま大きな家に戻ってくることもなく、ベランドラも戻ってくることはなく、本当に一人ぼっちになってしまった。

心にぽっかりと文字通り穴が開いてしまったオブレネリは、銀の蓋でそっと塞いで身体はショックで小刻みに震えてしまう体質になってしまった。めでたしめでたし。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「ミロクローゼ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×