映画:偉大なるしゅららぼん

「偉大なるしゅららぼん」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ファンタジー映画

偉大なる、しゅららぼんの紹介:2014年公開の日本映画。『鴨川ホルモー』などマキメワールドと称される、独特の世界観で知られる万城目学の同名小説を映画化したアドベンチャー。琵琶湖のほとりに住み、不思議な力を備えた高校生の青年と、彼のもとにやってきた青年が繰り広げる騒動が描かれる。濱田岳、岡田将生らが、赤い制服に身を包んだ高校生に扮し、笑いを誘う。

あらすじ動画

偉大なるしゅららぼんの主な出演者

日出淡十郎(濱田岳)、日出涼介(岡田将生)、日出清子(深田恭子)、棗広海(渡辺大)、藤宮濤子(貫地谷しほり)、日出淡九郎(佐野史郎)、棗永海(髙田延彦)、日出洋介(田口浩正)、速水沙月(大野いと)、棗潮音(柏木ひなた)、葛西(小柳友)、棗の母(森若香織)、日出淡八郎(津川雅彦)、源治郎(笹野高史)、速水義治(村上弘明)、通行人(浜村淳)

偉大なるしゅららぼんのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①琵琶湖の民とされる日出家と棗家は1300年の歴史を持つ超能力者同士。日出は精神を操り、棗は肉体(時間)を操る。日出家次期当主の淡十郎と棗家次期当主の広海が同じクラスになり、涼介は2人に振りまわされる。 ②ところが日出と棗の前に、第三の勢力が現れた。日出と棗は協力して戦う。真の敵は八郎潟の血筋の源爺。源爺との戦いに勝つも状態が良好ではないことで、広海は時間を巻き戻すことに。 ③時間は入学シーズンまで巻き戻り、源爺も健在、平和ムード。しかし広海の姿はなかった。落胆する涼介と淡十郎だが、転校生が現れる。

【起】– 偉大なるしゅららぼんのあらすじ1

滋賀県、琵琶湖の中にある竹生島。

日出家の洋介の子は、生後間もなく島に連れられ、正装する日出家一族の見る前で額の上に「かわらけ(平べったい素焼きの小さな皿)」を乗せました。

かわらけに注いだ水をはじかせたことから、赤ん坊は「涼介」と名付けられます。日出本家の淡十郎に続き、今年は2人目の子でした。

竹生島で棗(なつめ)家と行きあった日出淡九郎は、棗の家にも世継ぎが出来たと知ります…。

それから15年後。高校進学を控えた日出涼介は、湖西にある実家を出て、湖東にある日出本家に修行で身を寄せることになりました。

石走(いわばしり)の街に降り立った涼介は、本家がどこにあるのか知りません。街には「ヒノデマート」「日出写真館」「日出中央銀行」「ヒノデ引越センター」など、日出ばかりです。

老女に道を聞くと、真面目な顔で城を指さしました。本家は石走城に住んでいました…。

…日本最大のパワースポットである琵琶湖には〝不思議な力〟を持った一族がいました。

天平のいにしえより1300年にわたり力を受け継ぐ湖の民、日出家と棗家。

両家の戦いは熾烈を極め、それは時に琵琶湖を黒く染めたと言います。

時が流れて現代となっても、日出家と棗家はまだいがみ合っていました。

日出家は近江商人の時代に多角経営に乗り出したことから、経済力をつけて石走城を買い取って住むほど栄えています。

それに対し棗家は、日出家があの手この手を使って琵琶湖付近から追い出したため、今では剣道を教える棗本家しかおりません。

先に説明しておくと、日出家の一族は「琵琶湖の水のパワーで、他の人間の〝精神〟を操る能力」を持ち、棗家は「琵琶湖の水のパワーで、他の人間の〝肉体〟を操る能力」を有します。

両者共に琵琶湖の一族なので、琵琶湖から離れて暮らすと能力が衰えます。棗家の分家が追い払われて力を喪失したのは、琵琶湖から離れたからでした。

一族の能力は生後すぐに見極められます。それが「水を入れたかわらけを額にのせる」儀式で、能力を持つ者には「さんずい」を持つ漢字をつけるのがならわしでした。日出家も棗家もです。

ただし「さんずい」を2回つけるのは禁止されています。

日出家では能力を持つ者は15歳から3年間、本家で修行を積む決まりでした。涼介が実家を出て本家に来たのもそのためです。

さてその涼介を城に渡すために、源爺(げんじい)が船で待っていました。源爺は本名を源治郎と言い「二度づけ禁止」の人物ですが、そもそも日出家の人間ではありません。

源爺の小舟で城へ渡る涼介ですが、城へは歩きでも馬でも行けます。涼介は白馬に乗る女性・清子(きよこ)を城の中に見ました。本家の長女の女性です。

本家に着くと、使用人のような仕事をする藤宮濤子という女性が待っていました。結婚して苗字が変わっていますが、濤子も日出家の人間です。

本家の当主・淡九郎に「3年修行にはげめ」と激励された後、涼介は庭つき角部屋に案内され、そこで暮らすよう言われました。

その部屋から見えるはす向かいの部屋で、ひとりの青年が絵を描いていました。濤子の紹介で、涼介はその青年が、自分のはとこで本家の跡継ぎ・淡十郎だと知ります。

淡十郎は「生きる伝説」と呼ばれていました。生後すぐのからわけの儀式の際、水をはねさせただけでなくかわらけを割った、1300年の歴史でもたったひとりの人物だからです。

淡十郎は超然とした態度で涼介に接します。それはさながら「殿」のようでした。去り際、涼介は濤子から赤い制服を渡されます。

翌日は高校の入学式でした。源爺の舟に乗って登校する涼介に、淡十郎は「おい近う寄れ、くるしゅうない」と言うと「毒味をしろ」と重箱入りの弁当を差し出します。

お供の扱いに辟易しながらも味見をした涼介は、「う…うまい!」とうなりました。はとこにを何と呼ぼうと涼介は考えますが、淡十郎は「普通に、淡十郎〝様〟で構わん」と言います。

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