「地下鉄(メトロ)に乗って」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

2006年公開の日本映画。 かつて、冷酷な暴君だった父・小沼佐吉(大沢たかお)を捨てた長谷部真次(堤真一)。 地下鉄(メトロ)に乗ったことで真次は過去の世界に辿り着き、そこで若い頃の父親に出会いました。 彼は、その時間旅行を通してこれまで知りえなかった父の本当の想いに触れたのです。

あらすじ動画

地下鉄(メトロ)に乗っての主な出演者

長谷部真次(堤真一)、軽部みち子(岡本綾)、小沼佐吉 / アムール(大沢たかお)、お時(常盤貴子)、野平啓吾(田中泯)、岡村会長(笹野高史)、小沼昭一(北条隆博)、小沼真次(少年時代:崎本大海)、小沼圭三(少年時代:金井史更、現在:綱島郷太郎)、長谷部節子(中村久美)、長谷部民枝(若年期:中島ひろ子、現在:吉行和子)

地下鉄(メトロ)に乗ってのネタバレあらすじ

【起】– 地下鉄(メトロ)に乗ってのあらすじ1

地下鉄(メトロ)に乗ってのシーン1

画像引用元:YouTube / 地下鉄(メトロ)に乗ってトレーラー映像

思い出の中にいる父は、暴君だった___、と長谷部真次は思い返していました。

衣料品会社の営業マンとして真面目に働いている彼に、弟の圭三から連絡が入りました。

「親父が倒れたんだ。今病院にいるんだけど、兄さんに会いたがってる…」

父の小沼佐吉は一代で小沼グループを作り上げた立志伝中の人物でした。

今は圭三がその後継となっているのです。

その時、彼は地下鉄の雑踏の中に一人の老人の姿を見ました。

恩師の野平先生です。

彼は真司のこともよく覚えていてくれました。

そして今日は、真次の兄・昭一の命日だったことを思い起こさせてくれたのです。

その時の父の慈悲の欠片もない態度に絶望して家を出たことも。

気が付くと人通りが途絶えた構内。

真次はその中にふと兄の姿を見たような気になって、懸命に追いかけ、そして懐かしい情景の中に飛び出したのです。

そこは、昭和39年___新中野駅の開通祝いの真っ只中でした。

その街で彼は昭一を見つけました。

そして思い切って声をかけたのです。

彼が亡くなるはずの交通事故まであとわずかしか残されていません。

昭一は進路のことで佐吉と争って家を飛び出してきたのです。

京都大学を志望していた昭一と東大に行かせたいという佐吉。

兄はそんな高圧的な父親から離れて過ごしたいと願っていたのです。

昭一をそっと諫めながら、真次は自宅まで彼を送り届けていきました。

「約束してくれ。今夜は二度と家を出るんじゃないぞ」

そうすれば、彼が事故に遭って死ぬことは無い、と思ったのです。

再び地下鉄に乗った彼は無事に“現代”に戻ってきました。

「それで…新中野の階段を降りると、また永田町の通路だった…っていうわけか?それは何か?タイムスリップっていうやつか?」

真次自身がよく解らない事象を上司の岡村に話しても理解はされません。

「お袋さんには話したのか?」

「信じろって言う方が無理だから…」

ところが、真次の手元には、過去の世界で手にした煙草がひと箱残されていたのです。

同僚のみち子はそれを見て「昔のデザインて、すごく素敵ね!」と呟きました。

岡村とみち子は真次の話を信用してくれたのですが…。

事故を防ぐために送り届けた後、昭一は再び佐吉と衝突して飛び出していき、事故に遭遇…過去の事故は防ぐことができなかったのです。

「そうだろ?結局変わらなかったんだよ…だからお前もいつもと変わらずここにいるし、お袋さんだって、相変わらず団地でお題目上げてるんだろ?女房はスーパーでレジ打って、弟も多分、ベンツの後ろで居眠りしてるんじゃないか?」

つまり、今は何一ついつもと変わらない日常だと岡村は言うのです。

「過去を無理やり変えていたら、必ずどこかに歪が出る。お前だって今頃、どうなっていたかわかりゃしない…」

そして父の病状を気遣った岡村は「見舞いに行ってこい」と背中を押してくれました。

そのニュースは新聞にも掲載されるほど、佐吉と小沼産業は経済界に大きな影響を与える存在になっていたのです。

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