「恋の墓・完結編」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ファンタジー映画

新鋭・鳴瀬聖人監督の商業映画デビュー作となる作品で、もともと2時間強の長編映画として製作された本編を、ソフト化する際に「前編・後編」の2分割した、その「後編」になります。前半は主人公が次々に女性をナンパする「セクシーVシネマ」のような内容になっていますが、後半はグっと胸に染み入るロマンチック・ファンタジーに昇華されています。

あらすじ動画

恋の墓・完結編の主な出演者

堀川ユウタ(アベラヒデノブ)、ミズキ(小倉由奈)、堀川ユウカ(架乃ゆら)、ユウタの友人(長野こうへい)、ユウタの母親(里見瑤子)、イケド(雅マサキ)、しゅん君(杉浦哲平)、マッチングマスター・タク(TAK∴)

恋の墓・完結編のネタバレあらすじ

【起】– 恋の墓・完結編のあらすじ1

恋の墓・完結編のシーン1

画像引用元:YouTube / 恋の墓・完結編トレーラー映像

亡き父親の跡を継ぎ、お寺の僧侶になった若者・堀川ユウタは、いい歳をしてまだ童貞でした。そんなユウタの楽しみは、趣味のカメラで、毎日お寺の前を通り過ぎる可憐な女性を写真に収めることでした。しかし、マッチングアプリで知り合った女性をナンパしている友人は、ユウタの「憧れの彼女」とアプリを通じて会ったことがあると語ります。

ユウタもそのアプリに登録し、憧れの彼女=ミズキと合う約束を取り付けますが、そのミズキはアプリで知り合ったストーカーのような男に付きまとわれ、アパートの部屋に監禁されたところを逃げ出してきていました。ユウタはストーカー男が刃物を持ってミズキに近づいた場面に遭遇し、その間に割って入ります。

ミズキの身代わりとなって刃物に刺されたユウタは、その場に倒れこみます。目の前で起きたことに茫然とするミズキは、夜道で「この世のものではない存在」と出会い、その存在に誘われるがままに近づき、命を落とすのでした。

(ここまでが、前編のあらすじになります)

ストーカー男に刺されたユウタは、かろうじて命はとりとめたものの、それから一カ月間意識が戻らず、自宅で母親の看病を受けていました。ユウタにマッチングアプリを教えた友人も見舞いに来ますが、母親は友人に「ケガは治ってるはずなんだけど、意識はまだ・・・」とため息を突きます。

母親は友人に、ユウタが刺された原因になった女性=ミズキのことを詳しく知りたいと訴えますが、友人はミズキが死んだと母親に伝えます。惨殺死体となって発見されたミズキには身寄りがなく、お墓も作られていないことを知った友人は、ミズキのための墓石を持参してきていました。

このお寺に、ユウタが命を懸けて守った女性・ミズキの墓を建てて欲しいという友人の申し出を、母親は受け入れます。その頃死んだミズキの魂は、ユウタの幼馴染・ユウカの部屋に連れて来られていました。ミズキの命を奪った、ウサギの面を被った「この世のものではないもの」の正体はユウカでした。

ユウカはミズキの他にも、マッチングアプリで出会った「迷える人々」を殺害し、その魂を部屋に集めていました。ユウカはユウタが好きだったミズキを、「愛そう」と試みます。すると、ミズキの感じた快感が時空を超えてユウタに届き、ユウタは突然目を覚まします。

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