映画:星空のむこうの国

「星空のむこうの国」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ファンタジー映画

星空のむこうの国の紹介:2021年7月16日公開の日本映画。1986年に公開された有森也実主演のファンタジーを、監督の小中和哉自身がリメイク。毎夜、同じ少女が現れる夢を見続ける高校生・昭雄の前にある日、その少女・理沙が現れる。理沙はある約束を果たすため、別の世界から昭雄を呼び続けていたのだが……。主演は「蜜蜂と遠雷」の鈴鹿央士。

星空のむこうの国の主な出演者

森昭雄(鈴鹿央士)、坂口理沙(秋田汐梨)、尾崎誠(佐藤友祐)、賀村愛弓(伊原六花)、今井圭子(福田愛依)、森夏美(平澤宏々路)、松戸瞳(高橋真悠)、上田聡(川久保拓司)、坂口恭子(有森也実)

星空のむこうの国のネタバレあらすじ

【起】– 星空のむこうの国のあらすじ1

星空のむこうの国のシーン1

画像引用元:YouTube / 星空のむこうの国トレーラー映像

〔カラー〕

「また同じ夢だ。また、あの知らない子が僕のことを見てる。君は誰? なんで、そんなに悲しい顔、してるの?」

〔モノクロ〕

森昭雄は17歳の男子高校生です。風巻市の相舞高等学校に通っています。

昭雄はこの2か月のあいだ毎晩、同じ少女が現れる夢を見続けていました。少女とは面識がなく、名前を知りません。夢のなかで少女と話をすることもないので、相手の情報を得ることもありませんでした。しかし判を押したように毎晩見るため、昭雄は気になって仕方がありません。

昭雄が下校時に親友・尾崎誠にそのことを話すと、尾崎は2か月にもなるではないかと、夢の長さを指摘しました。昭雄がその夢を見始めたのは、尾崎が昭雄を救った次の日からだと、尾崎は言います。

それは9月11日の登校時のことでした。昭雄はイヤホンで音楽を聴きながら登校しており、外部の音が聞こえにくい状況にありました。前を歩く昭雄の存在に気づいた尾崎は、昭雄が居眠り運転のトラックに轢かれそうになるのを見つけて駆け寄り、救っていたのです。昭雄は尾崎のおかげで、かすり傷ひとつで済んでいました。尾崎が「命の恩人だ」というので、昭雄は尾崎に「大盛りのチーラー」を奢っていました。(「チーラー」が何かは謎のままで、映画の最後まで明かされませんでした)

夢は、その日の夜(9月11日の夜)から見始めたのです。夢の内容は変わりがありませんが、昭雄のことを見つめながら少女が泣いたことと、「昭雄くん」と声をかけてきたことが新たに加わりました。それを話すと尾崎は夢に意味があるのではないかと言います。昭雄の強い願いが夢を見せているのではないか、はたまた予知夢ではないかと尾崎が話題にする後ろでは、女子高校生の賀村愛弓が今井圭子に背中を押されて、昭雄に話しかけようと勇気を振り絞っていました。高校1年の愛弓は昭雄に好意を持っており、親しくなりたいと思っていました。しかし緊張して話ができず、挨拶をしただけで終わります。圭子は愛弓にハッパをかけ、2人は昭雄と尾崎を追いかけます。

昭雄と尾崎はバスに乗りました。圭子と愛弓も乗り込みます。

今日が11月11日と気づいた昭雄は、シリウス流星群が地球に最接近するのが今晩だと気づきます。それは33年に一度起こることでした。天文部の昭雄は天体観測をするつもりです。尾崎はまだ夢の意味を考えていました。

バスの車内に蝶が飛んでいたのを見て、尾崎は「胡蝶の夢かも」と言います。

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