天才少女漫画家!萩尾望都作品おすすめ人気ランキングTOP20
今まで数多くの漫画賞を受賞し、少女漫画家として初めて、2012年に紫綬褒章を受章、2019年に文化功労者に選定されて話題となりました。
改めて読んでみたい!と思っても、代表作が多すぎて、どの作品から読んで良いか迷われる方も多いと思います。
今回は、学生時代から24年組の漫画家作品はじめ、萩尾望都さん大好きな私が、人気の作品をご紹介します。

ライター/トモトモ
中学生、小学生の2人の子育て中の主婦。 日本の小説が大好きで、最近は、ノンフィクションや実用書にもハマってます。 小学校で絵本読み聞かせもやっており、子どもと一緒に絵本や児童書も楽しんでいます。
- 萩尾望都作品の選び方は?
- 選び方その1.ヨーロッパ舞台作品から選ぶ
- 選び方その2.SF作品から選ぶ
- 選び方その3.現代・社会派作品から選ぶ
- 萩尾望都作品おすすめ本ランキングTOP20
- 20位 時空SFファンタジーなら「あぶない丘の家」
- 19位 BL的な本格SFを楽しみたいなら「マージナル」
- 18位 バレエ好きの方に!「ローマへの道」
- 17位 「トーマの心臓」ファン必見!「11月のギムナジウム」
- 16位 「海のアリア」
- 15位 原発問題について考えさせられる「なのはな」
- 14位 カッコいい女の子のSF作品「スター・レッド」
- 13位 ヨーロッパ映画・文学好きなら「ゴールデン・ライラック」
- 12位 かつて娘だったお母さんにも!「イグアナの娘」
- 11位 新しい形のSFを楽しみたいなら「バルバラ異界」
- 10位 愛に忠実な王妃の歴史大作!「王妃マルゴ」
- 9位 少年の心の成長を描いた「メッシュ」
- 8位 40年ぶりの新シリーズ「ポーの一族~春の夢~」
- 7位 ハードなSF大作なら「銀の三角」
- 6位 傑作・超短編なら「半神」
- 5位 サイコ・サスペンス長編なら「残酷な神が支配する」
- 4位 父と子の心の交流と旅「訪問者」
- 3位 伝説のSF作!「11人いる!」
- 2位 永久保存版の中編作品なら「トーマの心臓」
- 1位 輝き続ける最高傑作シリーズ「ポーの一族」
- 素敵な本と出会えますように
この記事の目次
萩尾望都作品の選び方は?
1969年のデビュー以降、少女漫画界に少年たちを主人公にした作品や、SF、ファンタジー、社会問題、バレエ物など様々なジャンルの作品を手がけてきた萩尾望都さん。
「この方に描けないジャンルはないのではないか」と思うくらい多彩です。
今回は「ヨーロッパ舞台作品から選ぶ」「SF作品から選ぶ」「現代・社会派作品から選ぶ」の3つに分けた萩尾望都作品の選び方をご紹介します。
選び方その1.ヨーロッパ舞台作品から選ぶ
1970年代に、「ポーの一族」「トーマの心臓」など、ヨーロッパの少年たちを主人公とした作品を次々と発表した萩尾望都さん。
20世紀初頭のヨーロッパを舞台とした作品も多く、少女漫画界に新しいジャンルを築き上げました。
「ポーの一族」は発表から約40年経った今でもシリーズ短編が発表され、男女問わず様々な年代の読者に支持されています。
「トーマの心臓」も中編で読みやすいですし、「ゴールデンライラック」など、ドラマチックで心温まる短編も良いです。
また、2010年代に入って連載した初の歴史漫画作品、「王妃マルゴ」も恋愛に奔放で運命に翻弄される王女マルゴを描いた傑作。
萩尾望都さんの代表作品を深く味わいたいという方は、まずはヨーロッパ舞台作品から読んでみるのがおすすめです。
選び方その2.SF作品から選ぶ
萩尾望都さんといえば、少女漫画界にSF作品を取り入れた少女漫画家の1人。
「11人いる!」「銀の三角」「スターレッド」「X+Y」「ウは宇宙船のウ」
「百億の昼と千億の夜」(原作):光瀬龍),、「バルバラ異界」など、
数多くのSF作品を発表しています。
現実離れした世界を味わいたい方は、まずこうしたSF作品から読んでみるのもおすすめ。
SF好きの方はもちろん、「SFは読んだことがない」という方でも、萩尾望都作品のSFならスッとその世界に入り込み、あっという間に読めてしまいますよ。
選び方その3.現代・社会派作品から選ぶ
現代の社会問題をテーマにした作品も多く発表している萩尾望都さん。
母と子の確執を描いた「イグアナの娘」、
結合双生児・きょうだい・自身へのコンプレックスを描いた「半神」、
性的虐待・DVなどを取り扱った「残酷な神が支配する」などの長編、
近年は東日本大震災・原発問題について描いた短編「なのはな」など、
ストーリーを楽しみながら、今私達が住んでいる世界について考えさせられる作品が沢山あります。
現代物、社会派の作品が好きな方は、こうした作品から読んでみるのもおすすめですよ。
萩尾望都作品おすすめ本ランキングTOP20
それではここで、萩尾望都作品おすすめ本ランキングTOP20をご紹介します。
長編から短編まで、発表した物すべてが傑作と言っても過言ではない萩尾望都作品。
まずはこの定番人気の20作品をチェックしてみてください。
20位 時空SFファンタジーなら「あぶない丘の家」

あぶない丘の家 (小学館文庫)
Kindle版 > コミック・ラノベ・BL
小学館
萩尾望都(著)
両親を事故で亡くし、兄と2人で暮らすマヒコ。
時空を跳べるアズ兄ちゃんの能力のせいで、怨霊の少女と対決したり、平安時代へタイムスリップしたり、未来人のジーンと出会ったり、騒がしい毎日です。
1992年から1994年まで、「ASUKA増刊ファンタジーDX」で連載された作品。
萩尾望都の長編と言えば、外国のストーリーやSFが多い印象ですが、80年代後半以降は、「海のアリア」や「イグアナの娘」「フラワーフェスティバル」など、日本人が主人公の作品も発表するようになりました。
さすが萩尾望都さん、日本を舞台にしても深みのある壮大なファンタジーが楽しめます。
完全に巻き込まれキャラだけど、前向きにがんばるマヒコの姿は好感度大。
ドタバタ感が楽しめる、コメディ要素あふれる時空ファンタジーを楽しみたい方にはおすすめですよ。
19位 BL的な本格SFを楽しみたいなら「マージナル」

マージナル(1) (小学館文庫)
Kindle版 > コミック・ラノベ・BL
小学館
萩尾望都(著)
1985年から1987年に「プチフラワー」で連載された傑作SF長編作品。
西暦2999年、地球は汚染され、人々は不妊ウィルスにより生殖能力を無くし、聖母「マザ」の息子たちが世界の中枢のセンターによる「マージナル」と呼ぶ管理社会で構成されていました。
しかし、祭礼の日にマザが暗殺されてしまい…。
遠い未来のSF作品とはいえ、地球の不安な状況が描かれており、少し怖ささえ感じる設定のストーリー。
男しか生まれない世界というのが、すごいです。
萩尾望都作品では、両性具有的な少年が数多く登場しますが、この作品の主人公、キラもとても透明感のある美しさと可愛さ。
男らしいグリンジャとアシジンも素敵なんですよね。
禁断のボーイズラブ的要素も交えたSF大作を読みたい方におすすめです。
(全3巻)
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