心が温まる優しい世界!瀬尾まいこ おすすめ作品人気ランキングTOP19

心が温まる優しい世界!瀬尾まいこ おすすめ作品人気ランキングTOP19

今、男女問わず幅広い層から人気の作家、瀬尾まいこさん。
元中学校教員だった経験もあり、中学・高校を舞台にした作品にはリアリティがあります。
今回は、自分の子どもの中学校の教科書に載っていた瀬尾まいこさんの作品にハマった私が
瀬尾まいこさんの19作品をランキングにしてご紹介します!

ライター/トモトモ

中学生、小学生の2人の子育て中の主婦。 日本の小説が大好きで、最近は、ノンフィクションや実用書にもハマってます。 小学校で絵本読み聞かせもやっており、子どもと一緒に絵本や児童書も楽しんでいます。

瀬尾まいこ作品の選び方は?

2001年、「卵の緒」で坊ちゃん文学賞を受賞してデビューしてから、心温まる作品を次々と発表してきた瀬尾まいこさん。

中学校の教員経験を活かし、中学生・高校生を描いた青春小説を多く発表

また、自身が働く女性だったこともあり、OLや大人を主人公とした小説も多く、リアリティのある描写に定評があります。

そんな瀬尾まいこ作品の選び方を「青春小説」「大人が主人公の小説」「エッセイ」の3つに分けてご紹介しましょう。

選び方その1.青春小説から選ぶ

中学生・高校生の心理、その生活の描写がリアルな瀬尾まいこ作品。

「幸福な食卓」(2007年に映画化)

「温室デイズ」「僕の明日を照らして」「戸村飯店青春100連発」

「あと少し、もう少し」「君が夏を走らせる」「そしてバトンは渡された」等、中高生を主人公とした(主人公たちが成人するまでが描かれる小説もあり)青春小説は多数出ています。

現役の中高生の方はもちろん、「あの頃のピュアな気持ちを思い出したい!」という大人の方はこの青春小説から選んで読んでみると良いでしょう。

選び方その2.大人が主人公の小説から選ぶ

瀬尾まいこさんが大人を主人公にした小説も人気で、

「天国はまだ遠く」(2008年・映画化)

「僕らのごはんは明日が待ってる」(2017年・映画化)

「強運の持ち主」「春、戻る」「傑作はまだ」等の長編小説・連作短編集の他、

「おしまいのデート」(子どもが主人公の作品もあり)、

「優しい音楽」等の短編集も、奇抜な設定でありながら自然に読み進められるストーリーです。

心優しい登場人物がほとんどで、忙しい生活にストレスを感じている方や

生きることに思い悩んでいる方も、読むと肩の力が抜け、ホッとできますよ。

選び方その3.エッセイから選ぶ

現在、「見えない誰かと」「ありがとう、さようなら」「ファミリーデイズ」の3冊のエッセイを刊行している瀬尾まいこさん。

エッセイを読むと、瀬尾まいこさんが心が安らぐ優しい小説が書ける秘密がわかります。

瀬尾まいこさんについて知りたい、まずは作品世界のルーツを知りたいという方には、エッセイから読んでみるのもおすすめ。

瀬尾まいこ作品おすすめ本ランキングTOP19

瀬尾まいこ作品の選び方について触れたところで、おすすめ本ランキングTOP19をご紹介します。

ほぼ全作品について触れているので、お気に入りの設定、ストーリー等を見つけてみてください。

19位 子育て奮闘エッセイを読みたいなら「ファミリーデイズ」

IMAGE

ファミリーデイズ (集英社文庫)

Kindle版 > 近現代日本のエッセー・随筆
集英社
瀬尾まいこ(著)

¥550
Amazonで見る
価格・情報の取得:2020-09-21

瀬尾まいこさんが娘さんの子育てに奮闘する日々を綴ったエッセイ。

みるみるうちに成長するエネルギッシュな娘さん。おおらかでマイペースな旦那様も登場し、とてもほのぼのとした内容。

子育て経験のある方は、「わかるわかる!」と共感できますし、今まさに小さいお子さんの子育てに多忙な日々を送って疲れ気味な方も、読むと「明日からがんばるか」と一息つけるような、ほっこりとした魅力があります。

お母さんになった瀬尾まいこさんのエッセイを読んでみたい方におすすめです。

18位 学校崩壊を描いた小説を読みたいなら「温室デイズ」

IMAGE

温室デイズ (角川文庫)

Kindle版 > 本
KADOKAWA
瀬尾 まいこ(著)

¥497
Amazonで見る
価格・情報の取得:2020-09-21

主人公のみちるが通う宮前中学は、不良たちが教師に暴力を奮い、窓ガラスは全て割られるほど荒れている学校。

卒業の半年前、友達の優子がいじめを受け、優子をかばったみちるがまたいじめを受けたことをきっかけに、学校を変えようと、行動を起こすのですが…。

みちるの通っている中学校は荒れているのですが、小学校時代も、5年の担任の抑圧的な指導がきっかけで6年には学級崩壊状態になり、陰湿ないじめが横行していたエピソードが語られます。

そうした因果関係、見て見ぬふりをする教師、暴れる生徒の様子や、いじめの雰囲気がとてもリアル。読んでいて、学校の現場の闇をかいま見たような気になります。

どんなことをしても守られる、けれど居心地の悪い「温室」で、みちるが起こした行動とは…!?

1人、数人の仲間の力ではどうにもならないことは存在し、それでも逃げず向きに生きようとする、みちると優子。ラストは不思議な希望が感じられます。

中学校時代、辛かったという方にも、今現役中学生で悩んでいるという方にも読んでほしい1冊です。

次のページへ
1 2 3 4
×