【日本映画界のお家芸】おすすめ時代劇ランキングTOP25

【日本映画界のお家芸】おすすめ時代劇ランキングTOP25

明治維新以前の日本を描いたドラマ作品、時代劇。古来からの日本文化と密接に結びついているこのジャンル作品は、勧善懲悪もののエンターテインメントから剣豪の人生を追いかける渋味のある作品まで、多種多様な進化を遂げてきました。
ここでは膨大な量の作品群から、筆者オススメの時代劇25作品をピックアップし、ランキング形式でご紹介していきます!

ライター/ぴか

アラサー到来の1児の母。一週間に3本は映画を観ないと気が休まらない体質です。特にアクション、サスペンス、シリーズものに目がありません。

新旧名作が揃い踏み!

110年以上に及ぶ長い歴史の中で、さまざまな時代劇が制作されてきました。名作はどんなに時が経っても色褪せないもの。ここに紹介する作品群も、いつ観ても面白いものばかりだと思いますので、一つひとつ注目してチェックして頂けると嬉しいです。

それでは、ランキングスタート!

25位 心優しい浪人と妻の物語「雨あがる」

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雨あがる 特別版 [DVD]

DVD > 日本のドラマ映画
パイオニアLDC
寺尾聰(出演),宮崎美子(出演),三船史郎(出演),吉岡秀隆(出演),原田美枝子(出演),檀ふみ(出演),井川比佐志(出演),小泉堯…

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価格・情報の取得:2020-06-20

山本周五郎の短編をもとに黒澤明が書き上げた遺稿を、彼の助監督だった小泉堯史が監督を務め映画化した2000年公開の作品。本作は日本アカデミー賞において、最優秀作品賞をはじめ8部門で最優秀賞を獲得しました。

剣の腕前は一級ながら、人が良すぎることでなかなか仕官できず、妻・たよと国から国へ渡り歩く浪人・伊兵衛。彼らは川の増水で、ある宿場町から動けないでいました。伊兵衛は同じ宿の人々の気分を癒そうと、賭試合にて金を稼ぎみんなにご馳走します。これをきっかけに地元の藩主が伊兵衛に注目し、ついに彼に仕官の話が回ってきたのです。

一人の浪人がもたらすささやかな感動を人情たっぷりに描いた作品。今作が監督デビュー作となる小泉堯史を筆頭に、音楽に佐藤勝・撮影に上田正治・美術に林木与四郎など、黒澤明とともに作品を作ってきたベテランが集結しました。

伊兵衛とたよを演じるのは、熟練俳優の寺尾聡と宮崎美子。また共演は、名優・三船敏郎を父に持つ三船史郎に仲代達矢・原田美枝子など、こちらも黒澤監督にゆかりのある俳優たちが物語に彩りを添えています。

この映画のネタバレ記事はこちら!

24位 “愛”と”野望”のぶつかり合い「関ヶ原」

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関ヶ原

Prime Video > 映画
岡田准一(出演),有村架純(出演),平岳大(出演),東出昌大(出演),役所広司(出演),北村有起哉(出演),伊藤歩(出演),中嶋しゅう(出演),音尾琢真(出…

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司馬遼太郎の同名小説を原作に、「日本のいちばん長い日(2015年)」などの原田眞人が監督・脚本を務めた2017年公開の作品。

幼いうちに豊臣秀吉にその才を認められ、やがて彼の重要な部下として大名にまで取り立てられた石田三成。ある日、三成は猛将・島左近と出会い、自らの石高の半分を条件に彼を家来に請います。”義”を持って天下の平和を成そうとする三成に強く共感し、配下に加わる左近。その頃、秀吉が病に伏せる中で、徳川家康は自らの野望に向けて動き出し…。

日本史上最大の合戦「関ヶ原の戦い」を背景に、三成ら西軍と家康ら東軍の手に汗握る駆け引きを、個性豊かな登場人物たちによる群像劇として構成した歴史巨編。オリジナル要素を盛り込みつつ、時代考証に則ったリアリティーで物語を紡いでいきます。また、黒澤明作品へのオマージュが見受けられるのも嬉しいところ。

主人公・三成には俳優としても高い評価を得ているV6・岡田准一。三成の宿敵・家康には、日本が誇る名優・役所広司が扮します。二人の見せる迫真の演技合戦は、本作の見どころの一つ。また、有村架純・平岳大・東出昌大らが脇を固めます。

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23位 哀しき刃が悪を絶つ「居眠り磐音」

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居眠り磐音

Prime Video > 映画
松坂桃李(出演),木村文乃(出演),芳根京子(出演),谷原章介(出演),柄本明(出演),柄本佑(出演),杉野遥亮(出演),佐々木蔵之介(出演),奥田瑛二(出…

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佐伯泰英の同名小説を原作として、「超高速!参勤交代」シリーズの本木克英がメガホンを取った2019年公開の作品。

江戸での参勤を終え、九州の豊後関前藩へ帰ってきた若き侍・磐音。しかし、藩の保守派による謀略で親友を打ち取ってしまった彼は、許嫁を残したまま国を離れます。浪人となり江戸に戻った磐音は、長屋の大家・金兵衛に見込まれ、昼は料理店・夜は両替商の用心棒として働くことに。同じ頃江戸では、悪しき陰謀が動き始めていました。

かつてNHKで、山本耕史を主演に10年にも渡り放送された人気作品を初映画化。心に傷を抱えた剣の達人・磐音が、大切な人たちを守るため悪に立ち向かう痛快時代劇です。

本作で磐音を演じるのは、時代劇初挑戦となる若手実力派の筆頭・松坂桃李。複雑な過去を持つ主人公を、さまざまな作品を通して磨き上げてきたその素晴らしい演技力を持って、魅力全開に演じています。本人による流麗な殺陣などのアクションシーンも迫力たっぷりです。さらに、芳根京子・木村文乃・佐々木蔵之介・柄本明など、豪華キャストにも注目。

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22位 暴君・秀吉を”花”で討つ?「花戦さ」

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花戦さ

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野村萬斎(出演),市川猿之助(出演),中井貴一(出演),佐々木蔵之介(出演),佐藤浩市(出演),篠原哲雄(監督),森下佳子(Writer),小滝祥平(プロデ…

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価格・情報の取得:2020-09-30

鬼塚忠の小説「花いくさ」を原作に、「地下鉄(メトロ)に乗って」などの篠原哲雄が監督を務めた2017年公開の作品。

かつて斬新かつ独創的な生け花で、織田信長の心を掴んだ京都・頂法寺六角堂の花僧・池坊専好。時は経ち天正13年、六角堂の執行となった彼は忙しさに追われる日々を送っていました。ある日専好は、生け花を通じて茶人・千利休と知り合い、二人は親交を深めていきます。しかし、天下人・豊臣秀吉が自らの意に反する者を次々に処刑し始め…。

生け花を生きがいとする心優しき変わり者・専好が、暴走する秀吉に”生け花”で戦いを挑む痛快作。コミカルかつ明るい作風により、最後まで重くなりすぎない丁度良いバランスに仕上がっています。

主人公・専好には、日本で”愛すべき変人”役を最も得意としているであろう、狂言師・野村萬斎。また佐藤浩市が、今は亡き父・三國連太郎も演じたことのある千利休に扮します。彼ら二人と、秀吉役の歌舞伎俳優・市川猿之助が見せる迫真の演技バトルは、緊張感が張り詰めた手に汗握る本作の見せ場です。

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21位 大いなる幻に生きた男「影武者」

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影武者

Prime Video > 映画
仲代達矢(出演),山崎努(出演),萩原健一(出演),倍賞美津子(出演),桃井かおり(出演),大滝秀治(出演),根津甚八(出演),油井昌由樹(出演),黒澤明(…

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価格・情報の取得:2020-09-30

黒澤明が「どですかでん」以来10年ぶりに国内で制作した1980年公開の作品。黒澤は監督・脚本・制作・編集を務め、世界公開にあたってフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスがプロデューサーとして参加しています。また、カンヌ国際映画祭ではパルム・ドールを受賞しました。

天正元年、対徳川戦の最中敵の銃弾に倒れた武田信玄。彼は自らの死を3年間は秘匿にするようにという遺言を、弟・信廉らごく一部の家臣のみに伝え息を引き取ります。信廉たちが信玄の死を隠すために計画したのは、彼の影武者を準備すること。そこで、死刑になりかけていた信玄に瓜二つの盗人が、その影武者として立てられることになります。

黒澤監督にとっては、「赤ひげ」以来15年ぶりに制作した時代劇。武田信玄の影武者となったある男の数奇な運命を通して、黒澤監督ならではの”滅びの美しさ”が描かれていきます。

本作は公開前から大きな注目を集め、当時における日本映画興行収入の歴代1位に輝きました。しかし実のところ本作は、この5年後に黒澤監督が制作する「乱」の莫大な制作費を抑えるために敢えて作ったものだったのです。

20位 守るべき愛のために「武士の一分」

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武士の一分

Prime Video > 映画
木村拓哉(出演),檀れい(出演),笹野高史(出演),小林稔侍(出演),緒形拳(出演),桃井かおり(出演),坂東三津五郎(出演),山田洋次(監督),山田洋次(…

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藤沢周平の短編「盲目剣谺返し」を山田洋次の監督・脚本により映画化した2006年公開の作品。

時は幕末、藩主の毒見役を務めながら、妻の加世・中間の徳平と穏やかに暮らしていた平侍・三村新之丞。ところがある日、藩主の昼食を毒味した新之丞は貝の毒により失明してしまいます。これからの暮らしのため、顔馴染みである藩の番頭・島田へ相談しにいく加世。その後三村家の30石は安堵されることが決まり、新之丞らは元の生活に戻りますが…。

「たそがれ清兵衛」「隠し剣 鬼の爪」に続き、原作 藤沢周平×監督・脚本 山田洋次の組み合わせで制作された時代劇三部作、その完結編。盲目の下級武士が己の”武士の一分”のため無謀な一騎打ちに臨む姿を丹念に描いた、人情味豊かな時代劇の秀作です。

主役を務めるのは国民的アイドルにして、俳優としての評価も高い木村拓哉。今作では彼独特の演技の”クセ”が消えることで、しがない一人の田舎侍にしっかりなりきっており、木村拓哉のベストアクトと言ってよいでしょう。共演には、元宝塚の娘役でトップスターだった檀れい、そして本作にて日本アカデミー最優秀助演男優賞を受賞した笹野高史が顔を揃えます。

この映画のネタバレ記事はこちら!

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