小野不由美 おすすめ作品 ! 物語の世界に引き込まれる! !人気ランキングTOP10

ライター/ハチ
子どもの頃からの読書好きが高じて、本に囲まれたくて司書として働いた経験があります。趣味が読書なのはもちろん、仕事でも幅広いジャンルの本を取り扱ってきた筆者が、おすすめの本を紹介します。
- 小野不由美作品の選び方は?
- 選び方その1. 映像化作品から選ぶ
- 選び方その2. 受賞作品・候補作品から選ぶ
- 選び方その3. 内容から選ぶ
- 小野不由美おすすめ本ランキングTOP10
- 10位 読み返したくなるホラ×ミステリー「黒祠の島」
- 9位 日本の怪談を堪能「鬼談百景」
- 8位 絵で感じる小野不由美ホラー「怪談えほん (10) はこ 」
- 7位 妖しい伝奇ミステリー「東亰異聞」
- 6位 傑作ドキュメンタリーホラー「残穢(ざんえ)」
- 5位 古いものに宿る恐怖と感動「営繕かるかや怪異譚」
- 4位 キャラに愛着が湧く怪奇ストーリー「ゴーストハント1 旧校舎怪談」
- 3位 読み応え十分、小野不由美ホラー「屍鬼(一)」
- 2位 十二国記の世界が始まる ! !「月の影 影の海 (上) 十二国記 1」
- 1位 ホラーを感じる、シリーズ序章「魔性の子 十二国記 0」
- 作品を読んで小野不由美ワールドへ
この記事の目次
小野不由美作品の選び方は?
小野不由美さんの作品には、シリーズ作品が多く、長く続いているものもあります。ですので、それほど種類が多いというわけではありません。ですが作品のなかで、アニメ化や映画化されて話題になった作品、受賞作品などはたくさんあります。そんな小野不由美さんの作品を選ぶときに、参考になる選び方をまとめてみました。
選び方その1. 映像化作品から選ぶ
小野不由美さんの作品のなかには、映像化されているものがたくさんあります。
「十二国記」「ゴーストハント」「屍鬼」はテレビアニメ化されていますし、「残穢」は、竹内結子さんや佐々木蔵之介さん、橋本愛さん、滝藤賢一さんなど有名な俳優の方が多数出演し、「残穢 -住んではいけない部屋-」という題で映画化されました。
映像化だけでなく、漫画化や舞台化されている作品もあります。
小野不由美さんの作品をまだ読んだことがないという方も、すでに映像化された作品などを見たことがあるという方も、このような映像化された作品から選んでみてはいかがでしょうか。映像化作品と合わせて、違いなども楽しむことができます。
選び方その2. 受賞作品・候補作品から選ぶ
小野不由美さんの作品には、受賞作品や受賞候補になった作品があります。
「十二国記」は吉川英治文庫賞を受賞、「屍鬼」「残穢」は山本周五郎賞を受賞している作品です。
他にも、日本ファンタジーノベル賞や本格ミステリ大賞の最終候補になった作品などがあります。
ミステリーランキングで上位になった作品もあるので、評価が高い作品を読みたいという方は、このような受賞作品などから選んでみてはいかがでしょうか。
選び方その3. 内容から選ぶ
まずは長編のシリーズ作品で読むか、短い作品で読むかということがあります。小野不由美さんの世界観に長くどっぷりハマりたいという方には、長く続くシリーズがおすすめですし、ちょっと読んでみたいという方には単巻で終わる作品がおすすめです。
また小野不由美さんの作風は、主にホラーや、ホラー要素が強めのミステリーなどですが、他に架空の世界を描いたファンタジーなど、物語によって世界観は異なっています。
作品の内容をあらすじなどで確認して、自分好みの内容を探して読むのも良いかもしれません。
小野不由美おすすめ本ランキングTOP10
選び方を見たところで、それではランキングをトップ10からご紹介したいと思います。映像化作品や受賞作品などの情報も含めて、ランキングにまとめてみましたので、小野不由美さんの作品を選ぶ際の参考になれば嬉しいです。シリーズで作品が複数冊でているものもありますが、今回は基本的にシリーズは同じ順位としてご紹介いたします。
10位 読み返したくなるホラ×ミステリー「黒祠の島」

黒祠の島 (新潮文庫)
文庫 > ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
新潮社
不由美, 小野(著)
調査事務所をしている式部剛は、懇意にしていた作家 葛木志保が失踪したことから、彼女の故郷である"夜叉島"を訪れる。その島は、近代国家が存在を許さなかった"邪教"が伝わる島で…。閉鎖的な村で、住民たちは口を閉ざし、調査は妨害され、有力な情報は得られない。一旦、島を離れようとした式部だったが…島にはどんな謎が隠されているのか、式部がたどり着く真実とは…。
2001年に出版された作品「黒祠(こくし)の島」。第2回本格ミステリ大賞の最終候補作となり、2002年版の本格ミステリ・ベスト10で第3位となりました。この作品を原作として、山本小鉄子さんが描いた漫画作品もあります。
最初はおどろおどろしい雰囲気に怖さを感じながらも、しっかりとしたミステリー要素があり、怖いけれどもう一度読み返したくなる作品です。閉鎖的な社会や、民俗的な風習・しきたり、そんな世界観のなかで起こるオカルトミステリーが好きな方におすすめ。怖さだけではない、面白さもある物語ですので、ぜひ読んでみてください。
9位 日本の怪談を堪能「鬼談百景」

鬼談百景 (角川文庫)
文庫 > SF・ホラー・ファンタジー
KADOKAWA/角川書店
小野 不由美(著)
学校に建つ男女の生徒の銅像、開かずの放送室、夜中の旧校舎の増える階段など、学校の怪談話。そしてマンションの部屋で聞こえる音、廃病院で見える人影…など怖いだけではない、哀しくもあり、優しくもある99話の物語を収録した百物語怪談本。
2012年に発表された作品「鬼談百景」。小野不由美さんが、日本の伝統的な怪談の会"百物語"を手掛けた作品です。百物語なので、こちらの作品には、99話のお話が収録されており、100話目が小野不由美さんの別作品「残穢」になります。この作品の99話のうちの10話が映画にもなりました。
読み進めていくと、だんだん怖さが増してきて、ゾクゾクします。グロさのあるホラーとは違い、日本人なら聞いたことがあるような話、学校の怪談や、人影・物音などからくる怖い話になっていて、加えて四季も感じ、日本特有の怖さを知ることができる作品です。日本の怪談・ホラーを読みたいという方、怪談ってどんなものだろうと思っている方に、たっぷりと日本の怖さを堪能できる一冊。
一話が短く読みやすいので、読書が苦手という方や、小野不由美さんの怖い作品をちょっと読んでみたいと思っている方にもおすすめです。
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