夢と幻と怪奇の世界へ!江戸川乱歩おすすめ作品 人気ランキングTOP18
日本の探偵小説分野の礎を築き、オカルト・グロテスク・ホラーなどの怪奇小説も数多く発表、大衆小説の分野で大活躍しました。
そんな江戸川乱歩の作品を読んでみたいと思っても、どの作品から読めば良いか迷いますよね。
そこで今回は、高校時代当時の「乱歩ブーム」に乗り江戸川乱歩にハマった私が、江戸川乱歩おすすめ作品をご紹介します!

ライター/トモトモ
中学生、小学生の2人の子育て中の主婦。 日本の小説が大好きで、最近は、ノンフィクションや実用書にもハマってます。 小学校で絵本読み聞かせもやっており、子どもと一緒に絵本や児童書も楽しんでいます。
- 江戸川乱歩作品の選び方は?
- 選び方その1.名探偵・明智小五郎シリーズから選ぶ
- 選び方その2.幻想的な短編作品から選ぶ
- 選び方その3.複雑怪奇な中編・長編作品から選ぶ
- 江戸川乱歩作品おすすめ本ランキングTOP18
- 18位 奇怪的な犯罪小説なら「陰獣」
- 17位 痛快の推理小説なら「黄金仮面」
- 16位 名探偵コンビ登場作品なら「蜘蛛男」
- 15位 切ない片想いなら「人でなしの恋」
- 14位 超有名な少年探偵小説なら「怪人二十面相」
- 13位 狂気の犯罪小説なら「蟲」
- 12位 明智小五郎初登場作品なら「D坂の殺人事件」
- 11位 エゴイズムを描いた小説なら「芋虫」
- 10位 奇妙な夢想を描いた作品なら「パノラマ島奇譚」
- 9位 心理トリック探偵小説なら「心理試験」
- 8位 恋する明智小五郎なら「魔術師」
- 7位 傑作ショートショートなら「白昼夢」
- 6位 幻想怪奇な狂気なら「鏡地獄」
- 5位 エログロナンセンス小説なら「人間椅子」
- 4位 妖艶なエンターテイメント小説なら「黒蜥蜴」
- 3位 映像化も多い有名作なら「屋根裏の散歩者」
- 2位 美しい幻想小説なら「押絵と旅する男」
- 1位 江戸川乱歩の最高傑作長編なら「孤島の鬼」
- 素敵な本と出会えますように
この記事の目次
江戸川乱歩作品の選び方は?
怪奇推理小説家の江戸川乱歩。
1920年代から1960年代まで作品を発表し、死後50年以上経った今も、独特の世界観に老若男女問わず人気のある大作家ですね。
そんな江戸川乱歩作品の選び方ですが、有名な「名探偵・明智小五郎シリーズから選ぶ」「幻想的な短編作品から選ぶ」「複雑怪奇な中編・長編作品から選ぶ」の3つに分けてご紹介します。
選び方その1.名探偵・明智小五郎シリーズから選ぶ
江戸川乱歩といえば、明智小五郎を連想する方も多いほど、有名な登場人物である名探偵・明智小五郎。
江戸川乱歩は明智小五郎が登場する推理小説を数多く手がけています。
初登場の「D坂の殺人事件」、美貌の女賊との対決「黒蜥蜴」、少年向けに書いた「少年探偵団」シリーズの「怪人二十面相」など、とにかく面白い推理小説が読んでみたい方は、日本一有名な探偵・明智小五郎が大活躍する推理小説から選んでみるのも良いでしょう。
選び方その2.幻想的な短編作品から選ぶ
江戸川乱歩は、一度読んだら忘れない!というくらいインパクトのある短編作品も数多く残しています。
球体の鏡の中で狂人になる「鏡地獄」、押絵の中の少女と兄を連れて出かける「押絵と旅する男」、愛する夫の秘密を知る「人でなしの恋」、醜い椅子職人が椅子の中に入る「人間椅子」など、幻想・怪奇な設定にグイグイ引き込まれること間違いなし。
なかなか時間が取れないけど読んでみたい!という方には、移動の電車の中や寝る前に少しずつ読める短編作品から読んでみることをおすすめします。
選び方その3.複雑怪奇な中編・長編作品から選ぶ
名探偵が登場し、驚きのトリックが隠された推理小説や、少ないページ数の短編作品でも衝撃の設定とストーリーを創作する江戸川乱歩。
そんな大作家が手がける中編・長編作品を読むと、さらに深みのある複雑怪奇な世界を体感することができます!
謎が謎を呼ぶ「陰獣」、美貌の登場人物が登場、恐怖の「鬼」と対峙する「孤島の鬼」、狂気の理想郷を描いた「パノラマ島奇譚」など、一度読み始めたら、やめられない・止まらない…!
複雑怪奇な小説にドップリはまりたい!という方には、長編作品から読んでみることをおすすめします。
江戸川乱歩作品おすすめ本ランキングTOP18
江戸川乱歩作品の選び方をご案内したところで、江戸川乱歩作品おすすめ本ランキングTOP18をご紹介します。
ここで紹介する作品は、現在も読み継がれ、映像・舞台化などもされている有名作ばかりです!
18位 奇怪的な犯罪小説なら「陰獣」

陰獣~江戸川乱歩全集第3巻~ (光文社文庫)
Kindle版 > 日本文学
光文社
江戸川 乱歩(著)
1928年発表の中編作品。
探偵小説化の寒川が主人公。
ある日、上野の帝室博物館(現在の東京国立博物館)で、寒川の小説の愛読者でもあり、実業家の妻の小山田静子と知り合います。
静子から、かつて自分が捨てた探偵作家の大江春泥(平田一郎)に脅迫されていると相談された寒川は、静子への興味から、大江を探すことにしますが、脅迫通り静子の夫の六郎が殺されてしまい…。
「一寸法師」を制作してから約1年断筆していた江戸川乱歩が復帰して描いた作品。
その変態的で猟奇的な犯行、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれます。
江戸川乱歩の奇怪的な犯罪小説を読んでみたい方におすすめです!
17位 痛快の推理小説なら「黄金仮面」

黄金仮面~江戸川乱歩全集第7巻~ (光文社文庫)
Kindle版 > 本
光文社
江戸川 乱歩(著)
1930年から1931年に発表された明智小五郎シリーズの長編作品。
ある日、上野の博覧会に怪盗・黄金仮面が現れ、展示品の大真珠を窃盗する事件がおきます。その数日後、日光に住む鷲尾侯爵に黄金仮面から邸の古美術品を盗むという脅迫状が届きました。
鷲尾侯爵から依頼され、東京警視庁の波越警部たちが警備をするものの、鷲尾侯爵の娘の美子が殺害されてしまいます。
そして、この事件に名探偵・明智小五郎が関わることになり…。
江戸川乱歩が、アルセーヌ・ルパンシリーズのような大衆作品を目指して書いた小説で、
「仮装をした怪盗が予告状を送りつけた上で富豪や美術館の金品を盗み出す」という日本の推理小説ものの元祖となった作品。
明智小五郎はこの作品以降から、少年向けの「少年探偵団」シリーズも加えて、様々な怪盗と戦うようになります。
怪盗VS明智探偵の痛快な推理小説を読みたい方におすすめです。
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