リアルな女性の心理を描く!角田光代 おすすめ作品人気ランキングTOP18
切ない恋愛小説からサスペンス小説まで、女性の心理をリアルに描く作家です。
小説家として30年以上のキャリアを持ち作品数も多いため「読んでみたい!」と思ってもどの作品から読んでいいか迷いますよね。
そこで今回は、社会人時代から子育て中の現在も角田光代さんの作品に親しんでいる私が
おすすめ作品をご紹介します!

ライター/トモトモ
中学生、小学生の2人の子育て中の主婦。 日本の小説が大好きで、最近は、ノンフィクションや実用書にもハマってます。 小学校で絵本読み聞かせもやっており、子どもと一緒に絵本や児童書も楽しんでいます。
- 角田光代作品の選び方は?
- 選び方その1.恋愛小説から選ぶ
- 選び方その2.心理サスペンス小説から選ぶ
- 選び方その3.人生を描いた小説から選ぶ
- 角田光代作品おすすめ本ランキングTOP18
- 18位 お子さんにもおすすめ「キッドナップ・ツアー」
- 17位 理想的な家族の不協和音なら「空中庭園」
- 16位 シビアだけども温かい母子小説なら「ロック母」
- 15位 大人の恋愛小説なら「三月の招待状」
- 14位 家族3代の大河小説なら「ツリーハウス」
- 13位 せつない失恋小説なら「くまちゃん」
- 12位 食がテーマの小説なら「彼女のこんだて帖」
- 11位 ママ友同士の心理サスペンスなら「森に眠る魚」
- 10位 自分の道を選ぶ女性を描いた小説なら「私のなかの彼女」
- 9位 恋愛短編小説なら「おまえじゃなきゃだめなんだ」
- 8位 戦中戦後の女性を描いた小説なら「笹の舟で海をわたる」
- 7位 児童虐待の経緯を描いた小説なら「坂の途中の家」
- 6位 犯罪に手を染める女性を描いた小説なら「紙の月」
- 4位 心が癒される短編小説なら「Presents(プレゼンツ)」
- 3位 せつなすぎる恋愛小説なら「愛がなんだ」
- 2位 母性がテーマのサスペンス小説なら「八日目の蝉」
- 1位 女の友情と再生の小説なら「対岸の彼女」
- 素敵な本と出会えますように
この記事の目次
角田光代作品の選び方は?
1988年に彩河杏名義でジュニア小説「お子様ランチ・ロックソース」でデビューした角田光代さん。
1990年に「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞し、角田光代名義でも小説家デビュー。
昔も今も見た目がとても可愛らしく、ふんわりとした印象を受ける角田光代さんですが、小説家としての目線は鋭く、次第に日本に実際に起きた事件をモチーフにしたり、平凡に見えても実は逼迫した内面を持って生きる登場人物達を描いた、心理サスペンス作品も手掛けるようになります。
対象的な女性2人の友情を描いた「対岸の彼女」で直木賞他、数多くの有名な文学賞を受賞。
現在は、直木賞などの審査員も務めています。
そんな角田光代作品の選び方を「恋愛小説から選ぶ」「心理サスペンス小説から選ぶ」「人生を描いた小説から選ぶ」の3つに分けてご案内していきましょう。
選び方その1.恋愛小説から選ぶ
切ない恋愛、そしてそれに絡んだ仕事や生活を繊細に描いた作品が数多い角田光代さん。
「愛がなんだ」「くまちゃん」「お前じゃなきゃだめなんだ」「三月の招待状」
など、恋愛小説好きの方は、これらの作品から読んでみることをおすすめします。
選び方その2.心理サスペンス小説から選ぶ
映画化もされ話題になった「八日目の蝉」「紙の月」、読むと恐ろしいママ友同士のサスペンス「森に眠る魚」児童虐待の裁判がテーマの「坂の途中の家」など、
犯罪者の女性の心理やいきさつを重厚、かつリアルに描く作家、角田文代さん。
心理サスペンス小説好きの方は、これらの作品から読んでみることをおすすめします。
選び方その3.人生を描いた小説から選ぶ
時に近代日本の事件を絡ませながら、登場人物の人生や家族を描いた小説も多く手がけている角田光代さん。
「対岸の彼女」「ツリーハウス」「笹の舟で海をわたる」「私のなかの彼女」など、
登場人物の過去やエピソードを通して、家族や人生というものをしみじみ感じさせる読み応えのある作品や、
「ロック母」「Presents(プレゼンツ)」「彼女のこんだて帖」など
心がほっこりする作品もあります。
じっくりと小説を楽しみたい方は、これらの作品から読んでみるのもおすすめですよ。
18位 お子さんにもおすすめ「キッドナップ・ツアー」

キッドナップ・ツアー
Kindle版 > 日本文学研究
新潮社
角田光代(著)
小学5年生のハルは、夏休みの第1日目から、2か月前から失踪していた父のタカシに「ユウカイ」されてしまいました。
ハルは情けなくてだらしないおとうさんと、様々な場所を旅し、沢山の人と出会い、心を成長させていきます。
そして、おとうさんとも次第に心が通い合うようになり…。
1998年に刊行された長編小説で、1999年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞を受賞した角田光代さんの児童文学の代表作です。
2016年に妻夫木聡さん主演でドラマ化され、再び話題になりました。
大人の目線で読むと、タカシみたいな男性いるいる!と思いますが、子どもにとってはタカシが父親だと、戸惑ったり反発しても仕方ないかもしれません。
しかし、様々な場所に行くことによって、ハルはタカシの父親以外の別の顔や人としての魅力を知ります。
さらりとして読みやすいのに、読後とても印象に残る小説。
大人だけでなく、お子さんにもおすすめの1冊です。
17位 理想的な家族の不協和音なら「空中庭園」

空中庭園: 1
Kindle版 > 直木賞受賞(126-150回)作家の本
文藝春秋
角田 光代(著)
2002年に刊行された6篇の短編連作小説。
東京郊外のニュータウンの集合住宅「グランドアーバンメゾン」で暮らす「何事も包み隠さず」がモットーの京橋家。
主人公のパート主婦・絵理子は自分の家族は理想的な家庭を築き上げていると満足し、自宅のテラスでの空中庭園作りに夢中です。
しかし、高校1年の娘・マナ、中学3年の息子・コウ、夫の貴史の家族は、それぞれに秘密を抱えていました。
郊外の便利な集合住宅地に住む、誰が見ても幸せで順調そうに見える家族の関係がだんだんとバランスを崩していく様子が、かえって怖くなってしまう家族小説。
娘のマナを妊娠するきっかけとなった、高速道路インター近くのラブホテル「ホテル野猿」や、誰もが利用する郊外の巨大ショッピングモール「ディスカバリー・センター」、チェーン店が連なる街並みが見えるバスの窓からの風景…。
街にある無機質なものの描き方も、平均的な幸せを目指す絵理子の心理を強調しています。
2003年に婦人公論文芸賞を受賞し、直木賞候補作にもなった同作。
美しいけれどもどこか不安定な、角田光代さんの家族小説を読んでみたい方におすすめです。
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