映画:あそこの席(山田悠介原作)

「あそこの席(山田悠介原作)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ホラー映画

あそこの席の紹介:2005年9月3日公開の日本映画。「リアル鬼ごっこ」の人気作家・山田悠介の同名小説を映画化した学園ホラー。呪われた席に座った転入生の女の子の身に起こる、不可解な現象とその恐怖を描く。

あらすじ動画

あそこの席(山田悠介原作)の主な出演者

瀬戸加奈(阪田瑞穂)、土屋裕樹(細田よしひこ)、竹上淳子(浅香友紀)、沖圭市(上山竜司)、井ノ原大輔(宮下雄也)、本城沙也加(小松愛)、関綾乃(市川春樹)、鈴木千佳(矢口聖来)、市村史朗(眞島秀和)、土屋久子(根岸季衣)

あそこの席(山田悠介原作)のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①3年B組に転校した加奈は、呪いの席に座ってからおかしなことが起きるように。その席に座った生徒・綾乃、千佳、明日香3人が失踪&不審な死を遂げていると知る。 ②綾乃に別れを切り出された裕樹が綾乃を殺害、席を守っていた。市川は教え子の綾乃に手を出していた。

【起】– あそこの席(山田悠介原作)のあらすじ1

あそこの席(山田悠介原作)のシーン1

画像引用元:YouTube / あそこの席(山田悠介原作)トレーラー映像

2年B組の高校の教室で、女子生徒の鈴木千佳は、こわばった顔で周囲を見渡しています。

折しも教室では、期末試験が実施されていました。

他の生徒たちは無言で、テスト用紙に向かっています。

振り返った千佳は、後ろの席の女子生徒・竹上淳子に「なに?」と言われ、すぐ前を向き直りました。

テスト用紙の白紙の部分に「トラナイデヨ」という文字が浮かび、千佳は半狂乱になります。

「お願い、返すから許して」と言った千佳は、テストの時間の後、屋上へふらふらと歩いていきました。

校舎にショパンの『別れの曲』のピアノ演奏が流れるなか、千佳は屋上から飛び降り自殺をします…。

年度が替わり、2年B組のプラカードは、3年B組に付け替えられました。

高校では3年間クラス替えがなく、みんな同じ教室で過ごすのです。

教室変更がなくプラカードが挿げ替えられるだけで、席替えもありませんでした。

瀬戸加奈は、東京からこの学校へ転校してきました。

担任教師の市村史朗は、「すぐクラスの一員になれる」と加奈に声をかけます。

加奈を連れて教室へ向かいながら、市村も、担任になったばかりだと告げました。

もともとB組の担任だった教師は、急に体調を崩して休職し、市村が急遽、担任の座についたそうです。

市村は学校に前からいましたが、担任は初めて受け持ちました。

転校生として紹介された加奈は、趣味がピアノだと言います。

教室の中ほどに、空いた席が1つだけありました。

加奈はそこの席をあてがわれます。

席に座ったのを、周囲のみんなが注目しているようで、加奈は居心地が悪い思いをしました。

右横の席に座る男子生徒・土屋裕樹は名乗ってあいさつしてくれましたが、あとはみんな知らんぷりします。

クラスの委員長を務める本城沙也加は、学校を案内しながら加奈に、クラス替えをしてもらったらどうかと言いました。

どうしてそんなことを言い出すのか、加奈は不思議に思います。

放課後、ショパンの『別れの曲』のピアノ演奏を聞いた加奈は、音楽室へ行ってみました。

しかしグランドピアノがあるだけで、人はいません。

音楽の女性教諭が出てくると、加奈に声をかけました。

ピアノ演奏を聞いたと言う加奈に、女性教諭は「弾いていないわよ、誰も」「あなたもう帰りなさい」と注意します。

翌日から加奈は、小さないじめに遭います。

上履きを隠されたり、シャーペンの折った芯を顔に飛ばされたり、黒板消しやチリトリを上から落とされたり…。

いじめに遭うような原因を作るほど、加奈はまだクラスで何もしていませんでした。

不快に思うよりも先に、なぜなのかと加奈は疑問に思います。

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